ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

改めて「技術」について考えてみる #829

time 2015/12/18


 

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(Source:下町ロケットHP

大人気ドラマ、「下町ロケット」がもうすぐ最終回。個人的には恨めしく仕返しばっかりしていた「半沢直樹」よりも、「下町ロケット」の方が全然良い。

毎度、(小説読んでるから)話のスジが分かっていても、阿部寛が演じる佃耕平のアツいセリフに、涙が出そうになったり実際に涙が流れ出てきたりしている。

最近のゆとり教育の反動なのか、こういうド根性系、24時間戦えますか系のドラマが胸に響く。俺もやったらないかん!壁なんぞぶっ壊してやらないかん!と思わされる。

たまたま僕自身のなかでも、夢や志が固まった時期でもあったので、毎週待ちきれないほどのめり込んでいるドラマである。ちなみに僕がドラマにのめり込むのはまぁ珍しく、同じ熱量でのめり込んだのは「振り返ればヤツがいる」と、「あすなろ白書」ぐらいだった。

あとは「ロングバケーション」も見てないし、「なんとかかんとか」って言う竹野内豊と反町隆史が浜で乳繰り合うドラマも見てない。

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で、この暑苦しいドラマ、大好きなのだけれど、一つ大切な前提がある。それは、

佃製作所の技術力は世界レベルで見てもピカイチである

ちゅう点。

政治力がないとか資金力がないとか企業規模が小さいからという理由で散々な目に遭ってはいるが、とにもかくにも技術力に関しては作中に出てくるいかなる大企業、ライバルにも圧倒的な差を付けているという点が、このドラマの大前提となっている。

まぁ勿論、確かに「主人公(佃耕平)がイマイチな技術力を背景に、政治力や資金力、贈収賄や法廷闘争を駆使してロケット品質のバルブっぽいものを大企業に納品する物語」だったら全く面白くないワケで、一つ軸を決めるとすれば、古き良き日本のピカピカな技術力を大前提に持ってきて、理不尽で硬直化した大企業と戦わせたというのは理解は出来る。

逆に言えば、佃耕平のアツい心震わせるセリフが通用するのも、世界一の技術力があってこそだと言える。なんで金も人もイマイチな会社で技術力が世界一なのかは全く分からないが。

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さて僕は最近、心の大切さを濃密な時間を経て学んだ。今まで頭の片隅にはあったけれど、真っ正面から見据えたことのない問題に、真正面から手を突っ込み、大やけどし、のたうち回り、そして一つの解を得た。なのですごく気持ちがすっきりしているし、なんというか、明るい未来しか見えていない。

同じ濃過ぎる時間を過ごしてきてくれた同志たちに感謝感激雨嵐である。てな状況なので、主人公、佃耕平のアツい言葉は、今までの僕に対してとは比較にならないほど、響いているのである。

が、それを前提とした上で思うのは、「下町ロケット」が教えてくれる重要な点。それは、

技術が伴わないと、どんな想いも届かない

という厳し過ぎる現実だ。

技術が伴わない医者は、患者を救いたいとどれだけ願っても救えない。

技術の伴わないサッカー選手は、どれだけサッカーを愛していても人に夢は与えられない。

技術の伴わない料理人の飯は、単純にマズい。

そして技術の伴わない「ホケンヤ」は、「保険家」ではなく、「保険屋」に過ぎない。

ドラマでは話の都合上ごく短い時間しか触れられていないが、24時間365日に渡る全社体制での技術開発が何年何十年にも渡って従業員全員のフルコミットのもと実行されて、それでようやく大企業に少し勝てるかどうかの光明が見えてくる。そして一度得た技術力は、毎日1000回の素振りをするがごとく、その維持のために膨大なパワーと時間が必要となる。

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技術は、想いを届けるための前提条件となる。想いがなければ意味がないが、技術がなければ話にならない。そして最近、技術に関して軽視するような風潮が僕の周りに見られるので、それはそれで警鐘を鳴らしておきたい。

「俺は今年中(あと10日ちょっと)に100kmマラソンを走りたいんだ!」と涙ながらに叫んでおいて、そいつの体重105kg、みたいな、そんな前提無視のコミットメントが、どうも非常に多い。

後輩には、タイトルだなんだ言う前に、ロープレを命じている。しかしマジでやるヤツはひとつまみだ。保険の設計技術はあるのだけれど、情報をお客様に届ける技術を磨かないまま戦場に出たヤツは、大体第一陣で果てて殉職となる。

僕の囲碁は、大体前半飛ばして、後半になって石が込み入ってくると、ポカミスをやらかして大石が取られる。つまりは「詰め碁」という、基本技術を軽視したままカッコいい必殺ワザやら連続ワザをカマそうとしていることの報いの結果なのだけれど。

そんなわけで、「下町ロケット」を見るときは、そのアツいセリフに共感しつつ、「大企業と伍するレベルの技術力をどうやって佃製作所が身につけているのか」というちょっと現実的な視点を以て、楽しんでみてもらいたい。

佃利菜(主人公、佃耕平の娘)役の土屋太鳳ちゃんがちょっと好き。こじはるの5段階ぐらい下ぐらい好き。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。