「かさこ塾」に行ってみた感想を塾長に失礼を承知で書いてみる #871


 

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1月29日未明、「羅王」と名乗る勘違い野郎が、「かさこ塾」県警に逮捕された。

容疑は、かさこ塾塾生となったにも関わらず、かさこ塾の運営方針や塾長の信念に異を唱えているように捉えられかねない発言をブログ上にしたためた罪。

弁護側は事実無根として反論し、容疑者も容疑を否認しているものの、そもそものエントリがネット上にアップされてしまっているので、検察側としては証拠十分と見ている。

なお、逮捕の発端となったエントリは、下記の通り。一見するとかさこ塾および塾長を誉め称える内容となっているが、文の後半に不遜にも運営方針に関して意見を上奏するなど、絶対忠誠を誓ったはずの塾生としてあるまじき不敬行為が散見される。

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(原文ママ)

「かさこ塾」にいってきた。

カメライターであり、ブロガーでもある「かさこ」さんが主催する私塾。(ブログはこちら。いつも舌鋒鋭い。)

過去に色々なセミナーや研修に行き過ぎたおかげで少し色々なところが麻痺していた僕は、昨年あたりからセミナーの類いはかなり絞って行くことにしていた。

その絞った中で行くことに決めたのがかさこ塾。全4回で3万円。今まで参加してきたものに比べれば、高いわけではない。むしろ良心的とさえ思えた。

セミナーに行こうと思った理由から中身まで、4つの視点で少し感想をば。

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1、ブログ上で「バカ」だの「アホ」だの普段から書いてるかさこさんは、一体どんな人なのか?

ブログを見てもらえば分かるが、毎度かなり文言はキツい。が、別に乱暴なわけではなく、いつも「そりゃそうだ」と思わされることが書かれている。ブロゴスにも転載されているし、ブロガーとして相当な人であることは分かる。

経験上、バカだのアホだのときつめの言葉をブログで言ってる人は、他人からバカだのアホだのと言われないぐらい知識や芯や信念のある人であることが多い。ジャーナリストの鏡、長谷川豊さんがそのタイプ。それかほんとに本人がバカだったりアホだったりするけど、それは文章読めばすぐ分かるから割愛。

かさこさんもきっと前者のタイプだろう。でも、言葉は相当キツいんだろう。僕程度の人間は、一瞬でポアされるかもしれない。そう思って会いにいった。

したら、なんとご本人はびっくりするぐらい静かで穏やか。ブログと全然違う。

これはアレかもしれない。ヤバいタイプの人かもしれない。ケンシロウもそうだが、本当に強い人は、静かで穏やか。「ヒャーハハハ!」なんて言ってボーガン振り回してるうちは、五流以下でしかない。

かさこさんは、北斗神拳の使い手かもしれない。気づいたときには死んでいる、なんてことがないようにしたい。

 

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2、「好きを仕事に」は幻想なのかどーなのか?

もともと、僕はかさこさんとは考えを異にする部分があった。

「かさこさんの考え、最高です!」という人ではない。

むしろかさこさんの言う、「好きを仕事にする」は、正直あぶねーんじゃねーか、稼げないヤツ沢山そのへんに野ざらしになってるじゃねーか、行き過ぎた個人の尊重が我慢できない人間を大量輩出して今の日本を壊してるんじゃねーか、と思っている。

どちらかというと僕は「今やってる仕事を(あの手この手および自分へのマインドコントロールも若干駆使しながら)好きになる」というタイプなのだ。今の生命保険の仕事も、最初は「自由が欲しい」とか「稼ぎたい」とかいうくだらない理由から就いたものだが、今ではこの仕事を「志事」として心から愛している。仕事を全力でやってれば、どんな仕事であれ、愛が芽生えてくるものだ。

なので敢えて、そう、敢えて違う考えを持つ師匠のところに飛び込み、その考えの根ざす根幹みたいなものを知りたいと思った。

本当に自分の芯を持つには、対極にある考え方を学び、それでも自分の考えが正しいという確固たる自信が必要だ。あるいはその対極の考え方の方が素晴らしければ、そのまま入信してしまえばいい。

僕はそのへんノンポリなので、ぶっちゃけどちらでもよし。見た目通り素直なので。

まぁ実際、たった1回目の講義で、戦略的な意味での「ああ、こうやれば好きなことが仕事になるんだ!」ということが見事に言語化されていたので、納得した。あとはその具体的プロセスをこれから学んでいきたい。

僕は寝るのがこじはるの次に好きなのだが、これは果たして仕事になるのだろうか?

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3、貴様の現在地を教えてやる!

本人はそういう言葉は使わなかったが、今回の講義では「貴様の現在地を教えてやる!」と言われたと僕は解釈している。

印象的だった言葉がある。(印象的だった言葉の印象なので原文ママではないが。)

「『なんでこの人はヘタクソな文章なのにアクセス多いんだろう?』と感じること、ありますよね?たぶん多くの人が感じていることだと思います。『自分の方がうまいのに』とか。だけどそれは、良いものをつくりさえすれば売れるという幻想と一緒で、実際は広報戦略や売るための努力が、その人の方があなたよりも何倍も優れているということの証なんです。」

腑に落ちた。ベリーooops!現実を見なければならない。

僕もそろそろ自分の文章を「創る」ことから、「広める」や「売る」ことへ少しシフトしても良いのかもしれない。なんか職人の自己満足みたいに見られ方無視して書きまくってたけど、そういえば広めようとかまともに考えたことなかったし、アクセスも気にしたことなかった。

イケダハヤト氏の記事は全く同意出来ないことばかりだが、それでも彼の広報戦略や売る力には素直に敬意を表し、学ぶべきかもしれない。細くて白くてメガネな男ってだけで生き物として許せないんだけど。

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4、かさこ塾、塾長への注文

1個だけかさこさんに言いたいことがあるとすれば、失礼を承知でかさこさん風にキツめに申し上げると、

 

「値段を上げろ、このかさこ野郎!」

 

ということ。

かさこ塾は3万円で4回の講座となっている。

かさこさんは10年以上ほぼ毎日ブログを更新し続けていて、そのなかで培ってきたノウハウを完全公開している。ある意味、続けていること自体が参入障壁になっているので、ノウハウを知ったからと言って誰も彼もがかさこさんと同じようなことが出来るようになるとは限らないのだけれど、それにしてもどうもかさこさんに何かを隠す気はないようだ。

早起きをすれば成功できますよ、というのは誰もが知っているが、誰もが早起きを出来るわけではない。

てことで、ブログに限っても10年超の経験を3万円で学べるのだから、それは本人からすれば原価割れしまくっていると言っても良い水準だ。高い付加価値には、正当な価格をつける勇気が必要だ。

 

もう一つ。これはぶっちゃけてしまって良いのかどうか迷うけれど、3万円だと、ろくでもない人でも参加してしまう可能性が高い。

僕は「意識高い系」は悪いとは全く思わない。意識が高くないと、行動が変わらないからだ。

しかし、「意識だけ高い系で覚悟が低い系」は嫌い。

人間は、どんなに現有戦力が少なく現有能力が低くても、覚悟さえあればぶっちゃけなんとかなる。英語がダメダメでも、貯金を100万して半年アメリカに住めば英語ぐらい出来るようになる。反対に、「英語は断固上手くなりたいけど、そこまではしたくない」という人は、まぁずっとしゃべれるようにはならない。

お金が覚悟の程度を全て語れるとは言わないが、それでもやはり勉強に使うお金の多寡は覚悟を問うてくる。

松下村塾に、「ぶっちゃけー、黒船と戦争になっても俺が一緒に酒飲んで話し合えば解決すっと思うんすよねー」みたいな某大学生団体風のヤツが入塾したら、たぶん高杉晋作も伊藤博文も嫌気が差していなくなってただろうと思う。

たとえば10万円にすれば、多くの人にとってはかなりの負担となる。すると自然と、それを払ってでも学びたいという覚悟のある人間しか来なくなる。「なんか美味しいお手軽なやり方学びに来ました〜」程度の人間は要らない、と僕はちょっと思っている。

今は塾生の水準が保てていても、将来もそれが担保されるとは限らない。担保の一つのやり方として、値上げはかなり確度の高いやり方である。

かさこさんの経験やノウハウがあれば、3万だろうが10万だろうが、集客力は良い意味で大して変わらないだろうと僕は推測している。

 

んな感じの初回だった。憧れの人に会えたので既に3万円は回収済み!

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!