先日衝動買いした「ワンダーコアスマート」の話の続き。
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思ったより早く届いたので、楽しみにしながら封を開けた。テレビショッピングなんて、「ビリーズブートキャンプ」以来だ。
あのときは僕はまだ26歳。結婚式の直前だった。今とは比べ物にならないぐらいスリムだったにも関わらず、「痩せて」と奥さんから釘を刺され、仕方なく購入したビリーズブートキャンプ。
汗をダラダラ流しながら「ッサーコゥ!ッサーコゥ!ッサーコゥ!」と雄叫びをあげて家をドスンドスン言わせていた日々が懐かしい。あの頃は間違って子どもを蹴ってしまうリスクが存在しなかったから、家で思いっきり運動が出来た。



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開封すると、露になるセクシーな「ワンダーコアスマート」。
さぁ、貴様は俺をどんな魅惑のカラダにしてくれるんだ?
最低ラインはこのマイクだ。このレベルになるまでは俺を引っ張っていってほしい。
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ほとんど組み立て不要なシンプルな作りなので、早速背中にフィットさせて腹筋に励む。
ぬ、なかなかコンフォタボー。
いい感じに背中にアジャストし、腰を傷めずに床までカラダを倒すことができる。バネがついているため、カラダを起こすときは補助輪があるがごとく、サポートされながら元に戻ることができる。
僕は思った。
「こりゃ快適だ。」
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しばらくして、異変に気づいた。
北島康介ばりに言うと、
 
 
 
 
 

「なんも負荷がねぇ。。」

 
 
 
 
確かに腹筋は普通にするより極めてしやすい。腰を傷めることもなさそうだ。テレビを見ながら出来るに違いない。忙しい主婦の人でも、家事育児の合間にトレーニングが出来るだろう。
おかしいと思って最大負荷に切り替えても、あまり効果はなかった。その証拠に、ほとんど無制限に腹筋を繰り返すことができる。
誕生日に奥さんにもらったアブホイールだと、腹筋はいいとこ20回ぐらいしか出来ない。次の日からも3日間ぐらいは腹筋が痛い。

 
一方の「ワンダーコアスマート」は、1日経った今も、筋肉痛ゼロ。腕のエクササイズも試してみたけど、やはり筋肉痛ゼロ。つまり、筋肉にほとんどダメージがない。負荷が軽い分有酸素運動にもなるという触れ込みなら分かるけれども、とにかく負荷がない。
ぬぬぬ、これじゃマイクのカラダになれなさそうだ。マイク、本当に「たったこれだけで」あのカラダになったんだとしたら、おまえほんとにスゲーな。
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友人が、「英語のライザップみたいなところ」に入門したらしい。会社命令なのか、勢い余ってコミットしてしまったのかは分からない。
けれど、彼はそもそもが激務の人間で、そのなかで週20時間の勉強をその英語ライザップに割くことをコミットさせられたらしい。相当なタイムマネジメント能力と、花道ばりのダンコたる決意が要求される。
「ワンダーコアスマート」の言うところの、「たったこれだけで!」な程度の努力ではない。「これ程度も出来んののかこのマスかき野郎めが!」というフルメタルジャケットばりの苛烈な世界に飛び込んだのだ。いつもながら尊敬する。
翻って僕は、「たったこれだけで!」な適当な努力で魅惑の腹筋を手に入れようとしていた。その結果が「ワンダーコアスマート」、そして低負荷ゴミ通販商品の置き場に困るこの哀愁だ。
横のおもちゃ同等、娘たちの玩具にしかならないであろう。テレビショッピングの煽りに負けた悔しさからか、涙で画面が滲んでしまった。
やはり正当な対価を払わねば、相応の報酬は得られないということだ。
「たったこれだけで!」は、以後信用しない。自分の甘さがその言葉とそれにまつわる商品を引き寄せるということを肝に銘じておこう。
そういえばビリー軍曹は、「ラクじゃねぇ、厳しいトレーニングになるぞ。」と最初に説明してくださった。だから耐えられたんだ。もう甘い言葉には耳を貸さない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「好きなものを好きなだけ食べても1日たった10秒のトレーニングで痩せるマシーン」があったら誰か教えてください。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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