危険度MAXお笑い芸人はこの3種類 #887


 

友人と話していたときに、「経営者という視点で見たらどの芸人の経営が一番危険なのかね?」という話になった。

僕は会社勤めではあるが、「羅王株式会社」の代表取締役でもある。経営者じゃないだろて言われても、そこはご愛嬌。誰もが自分の人生の経営者だろうし。

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危険度MAX芸人その1:なりきり型モノマネ芸人

有名人のモノマネをカラダ全体でしている芸人のこと。

成り上がるときは本家の人気次第。しかし成り下がるときも同様に本家のスキャンダルや不祥事次第。

ものの見事に、自分人生のハンドルを自分で握ってる感ゼロ。

勝てば官軍な世界なのは分かる。分かるけどね。宝くじに当たった人が、浪費のせいで当たる前よりも貧乏になりやすいのと同じで、ヘタに売れない方が良かったんじゃないの?ということになりかねない。一度売れたことによる生活水準の上昇は、抑えるのがとても難しい。

ちなみに本家がスキャンダルにまみれると、もうその芸人の息の根は止まったのと同じ。経営者感覚なさすぎと言っても良いかもしれない。他人依存な人生はリスクが大きい。

代表例:ニッチロー(イチローが不倫したら終わり)、リトル清原(既に終わり)、長州小力(好きだけどもう長州力自体知らない世代多い)、アントニオ小猪木(最近見ない)など

対策:ミラクルひかるや古賀シュウのように、モノマネの対象を分けることが、リスク回避になる。極端な話、リトル清原は清原が薬物問題でコケたことで大ゴケしたが、そもそも「リトルシリーズ」とかいって色んな有名人のリトル版モノマネとかをしていれば、そうはならなかった。

なお、「歌の上手い人ばかりをモノマネしている人」というのは、なぜか芸能界では大成しない。せいぜい歌ウマモノマネ芸人テレビで呼ばれるぐらいだ。コロッケのように、千昌夫からロボットまで出来る芸人は強い。

古賀シュウは超オススメ。Youtubeで探してみてほしい。長島三奈のモノマネは絶品。しかし彼は、仮に長島三奈にAV出演の過去とかがあっても、決して揺るがない。

 

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危険度MAX芸人その2:流行語大賞型芸人

ある特定の決め台詞が流行し、怒濤の勢いで賞を取りまくり、怒濤の勢いでテレビに出まくりイベントに呼ばれまくり、そして飽きた頃にマスコミからも聴衆からもあっさり捨てられるタイプの芸人。

流行語大賞寸前までいく芸人も多い。その爆発力は、「なりきり型モノマネ芸人」を凌ぐ。

がしかし、卓越した武器で得た勝利は、その後もずっとその芸人を縛ることになる。キャラチェンジをしたいと思っても、テレビは「アレやってくださいよ。」と言う。新商品(新ネタ)を開発しようと思っても、「あれやってよ!」と聴衆に言われる。

そして大東亜戦争当時の零戦が、デビュー当時の鮮烈さとは裏腹に、終戦間際にはただのロートル機に成り下がってしまったように、使い古した芸を繰り返すだけの芸人が出来上がってしまう。

代表例:8.6秒バズーカー(もう誰もラッスンしてない)、こじまよしお(よく生きてる)、オリエンタルラジオ(よくぞ生まれ変わった)、だいたひかる(どうでもいいですよ)、小梅太夫(チックショー)、髭男爵(ルネッサーンス)

対策:「どんなにウケても、半年で芸を変えますのでよろしこ!」とか最初に言っておくぐらいか。つまりは新商品開発のサイクルをあらかじめ決めて、どんなに一つのネタが売れたとしても、そこそこほどほどに利益をしゃぶる。決してしゃぶり尽くすまではやらない。ブランドにブランドたる価値があるのは、「ちょっとしか売ってない」という点が大きい。

最初から「同じネタは半年しかやりませんので。」と言っておけば、受け手もそのうち、それを楽しみにするようになる。

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危険度MAX芸人その3:「じゃない方」芸人

今の芸人たちはコンビでデビューするのが普通で、よほどの実力じゃなければピンでということはない。

それはそれで文殊の知恵っぽくていいのだけれど、コンビでやると大体、「人気のある方とそうじゃない方」、「キャラが濃い方とそうじゃない方」、「面白い方とそうじゃない方」に分かれる。

どちらも均等に人気があるとなると、ダウンタウンやウッチャンナンチャンレベルになってしまう。

いつの間にか、人気の方には仕事が集中し、ピンでのテレビ出演やライブが多くなる。当然、報酬も大きくなる。しかし「じゃない方」はというと、相方の人気とは裏腹に、低空飛行を続けることとなる。

テレビはなんて残酷なんだといつも思うけれど、完全実力主義の世界なのだから仕方ないのかもしれない。報酬の差はどんどん開き、コンビだったはずの2人は、いつのまにか「人気芸人」と「過去にコンビを組んでたあの人」になる。

代表例:猿岩石の「有吉じゃない方」、アンタッチャブルの「山崎じゃない方」、ドランクドラゴンの「塚地じゃない方」他多数。

対策:一時期のオードリー若林は、ものの見事に「春日じゃない方」に成り下がっていた。春日のキャラが濃すぎたので仕方なかったのかもしれない。が、若林はエラかった。自ら「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」などに出て芸を磨き、春日の暴露話などを駆使して、いまや春日と同等か食うぐらいまでになった。

やはり、こういう気概が重要なのだと思う。

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というように、専門家じゃない人間が書いたエントリは、なまじ信用しない方が良い。大したデータに基づいて書いてるわけではないので。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!