「ありのままで」よりも「槍のままで」いたいけど、やり方を間違えるとイタい #920


 

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皆さんには隠していましたが、付き合うならアナよりもエルサ派ですが、結婚するならエルサよりもアナ派です。

という話ではありません。

ちなみにドラクエⅤではフローラよりもビアンカ派です。ブルマと人造人間18号だったら断然18号派です。

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少し前に、「ありの〜ままで〜」という歌が流行った。

うちの一号機は全力で和洋両面から歌っていたけれど、僕はこっそりと

「感情乱して妹を無意識に攻撃するようなネクラな女(=エルサ)が『ありのままで』なんて言ってるからダメなんじゃないの?」

と思っていた。一号機には言えなかったけど。

僕は以前から、「無力な人間の『ありのまま』」には非常に懐疑的な人間であり、それはいわば白帯の「自然体の構え」と同じだと思っている。

鍛え抜かれた黒帯の人の「自然体の構え」は、どの方面からどんな攻撃が来ても即座に対応できる万能の型だけれど、白帯の人のそれは、ただの「テキトーな構え」に過ぎない。

基本稽古や組み手でやや極端とも言える動きを何千回も何万回も繰り返して、そうしてやっと出来上がるのが、いい感じに角の取れた「自然体の構え」なのだ。断じて、初心者が「ありのまま」にやって出来るものではない。

なので、最近流行りの「特別なこととか努力とかしなくても、そのまんまのあなたでいいんだよ。いいのいいのそのままで」感が出まくってる間違った意味での「ありのまま」という言葉はあまり好きではない。

その代わりに、

「槍のままで」

という言葉を提案したい。いかがでしょう?

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「槍のままで」とは、文字通り、尖ったままで、という意味。

今の時代、生活に関わる物資もビジネス界も何もかもがコモディティ化するなかで、自分までコモディティ化する必要はない。

というか、してもいいがそんな人材は、勿論、人「財」になれるはずはなく、もしかしたら人「材」ですらなく、ヘタをすれば人「罪」となってしまう。

どんな分野でもいい。尖ることは重要だ。槍のように尖り、尖り続けることが、この世紀末の時代を生き抜いていくツボでありコツであると思う。

 

ただし!

「槍のままで」いいといっても、それが成立するには条件がいくつかある。ただ尖っただけの人材は、その尖りゆえに身を滅ぼすということが古今東西よく起きている。

「槍のままで」はかように素晴らしいコンセプトなのだけれど、下記の条件を満たすことが必要と僕は考えている。

 

1、材質が強くなければいけない

尖るということは、尖る部分が細くなるということ。材質が脆ければ簡単に折れる。ガラスで槍を作ったとして、ほとんどどこに突いて回ったとしても、槍が折れておしまいである。

尖らせるなら鉄などの強固な材質を選ばないといけない。ダイヤモンドはきらびやかなわりに、わりとすぐ砕け散るので要注意。

つまりは人間としての強さがないと、どれだけ奇抜なビジネスモデルや商品のアイデアを思いついたとしても、全然ダメということである。

知り合いにものすごく尖っているが全然他人との約束を守れない人間がいて、いつもハンパねーと思いながら見ている。

 

2、常に研がなければいけない

材質を厳選したとしても、槍は突けば突くだけ刃こぼれする。だから常に研ぐことが欠かせない。戦うだけではなく、切っ先を研ぐ時間を定期的に研がないと、すぐに突けはするが貫けない槍に降格する。

ITの最先端技術のトレンドは、数年も保たない。ヘタしたら1年で化石になる。囲碁でも昔は必勝の形と言われた布石が、今では必敗の形になっている。

「刃を研ぐ」とは「7つの習慣」のコヴィー博士の言葉だけれど、これは本当に重要。

 

3、急所を突くコントロールがなければいけない

槍は、斧やこん棒みたいに大体当ってればオーケーという代物ではない。

当たるだけでほぼほぼ勝負が決まる斧やこん棒と違い、槍は尖れば尖るほど、心臓をひと突きできるぐらいのコントロールがないと負ける。腕や足を貫いたところで、貫通した銃弾が大して相手に致命的なダメージを与えないのと同様で、反撃の隙すら相手に与えてしまう。

「会議室で手を叩くだけで自動的に椅子が元の置き場に戻る技術」というものが開発されたが、スゴいはスゴいのだけれど、ニッチすぎてビジネスの経絡秘孔を突いているとは思えない。

 

4、「守破離の守」をしっかり守らなければいけない

持つ武器は槍でも、槍を扱うための型はしっかり身につける必要がある。型まで尖る必要はない。

むしろ、尖った武器をきちんと扱うために、基本に忠実に「守破離の守」を何万回も繰り返して身につけていただきたい。

これが出来ないと、剣を扱う敵に近接戦闘で確実に負けたり、むやみに振り回して誤って味方に当ててしまったりする。

ビジネスの基本は、「誰かを喜ばせること」である。極めて珍しくて面白く、しかしここから外れるビジネスがあまりに多くないだろうか、最近は。

 

この4つを守ってれば、大体「槍のままで」貫き続けたとしても、そうそう失敗することはない。

「キングダム」に出てくる槍使いの名手「王賁」のように、戦い続けても武器折れず、強敵すら倒せるようになるのではないかと思う。

「槍のままで」いるために、ブログを毎日書いてるんだけど、どんどんカラダは丸くなる35歳88kgの春。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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