「一緒にやろう!」と盛り上がったときに相手の覚悟を秘密裏に試す魔法の方法 #922


 

※朝7時、ストリングスホテル東京インターコンチネンタルにて

 

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「何をやるか」よりも、「どのようにやるか」よりも、「誰とやるか」に最も多くの神経と時間を使う必要がある

と言ったのは誰だっただろうか。あ、僕が今考えたんですけども。

終身雇用や年功序列が崩壊し、自分を守ってくれる会社というコミュニティに依存する時代は終わった。組織の中でどう生きるかよりも、個人としてどう生きるかが重要視され始めている。

畢竟、「今までとは違う何かをしなければならない。」と焦る人が増えている。良いことだ。僕の周りでも、次々と「今までとは違う」色んなプロジェクトが立ち上がってる。(そして消えている。)

今日は、そんななかで「一緒にやろう!そうしよう!」と盛上がれる相手が幸運にも見つかったときに、その相手の覚悟の程を見極める、極めて有効な方法を提案したい。

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一人で出来ることには限界があるし、一緒に何かをやろうと思える仲間が見つかるのは素晴らしいことだ。だから新しいことをやろうとするときには、仲間の力はとても大事だと僕も思う。

日頃のルーティンを離れて新しい何かを始めるためには、少なくとも意識の高い人間とやる必要がある。これは絶対だ。「えーいいじゃん、今のまんまで」などと言うヤツと、間違っても一緒にやってはいけない。

ここからは分かる人には分かる話。

 

ある程度のレベルの意識高い系になると、発言だけは立派になってくる。「社会を変えるんだ!」、「人々を幸せにするんだ!」、「笑顔を増やすんだ!」と。

しかし当然のことながら意識高い系のなかにも、

①意識高くて覚悟高い系

と、

②意識高くて覚悟低い系

が存在する。前者は「人財」であり、後者は場合によっては「人罪」となる。だったらまだ、③意識低くて覚悟低い系の方が期待しなくて済む分、「人材」だと言える。④意識低くて覚悟高い系は人類には存在しない。

 

がしかし、①意識高くて覚悟高い系と②意識高くて覚悟低い系は、一見すると見分けがつかない。どちらも意識が高いため、発言は立派で知識も豊富。アイデアも次々と出てくる。とてもデキる人間に見えるし、こいつと一緒にやったらなんかスゴいことができそう!と思わせてくれる。

でも、②意識高くて覚悟低い系は、時間とともにボロが出てくる。なんかおかしい、なんかへんだ、なんか進まない、ということが増えてくる。しかし相変わらず発言は立派なので、そうではない選択肢、つまり彼を外して他の人間と組むという選択肢を選ぶという行動に出ることも、またなかなかに難しい。

結果的に、機会損失が膨大になる。

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見た目で①意識高くて覚悟高い系と、②意識高くて覚悟低い系を区別することができず、万一見間違えた場合の機会損失が膨大である以上、組む相手を早めに見極めることは忙しいビジネスパーソンにとっては死活問題となってくる。

ただそれは、サイヤ人が持ってるレベルのチャチなスカウターで見極められるようなものではない。ギニュー特戦隊がフリーザ様に献上したような、戦闘力50万を超えても測れるような高価で精緻なスカウターを持っていなければ、難しい。そして多くの人は、そんなスカウターを持っていない。

だってみんな、「ダメンズ」、「メンヘラ」と数年付き合った後に気づくやん。

 

話が逸れたが、②意識高くて覚悟低い系を見極める方法がある。それは、

「その話面白いね!ぜひやろう!てことで朝7時からミーティングしよう!」

と提案することだ。

これだけで、②意識高くて覚悟低い系の80%は撃退できる。

通常のビジネスパーソンであれば、夜の予定はなかなか確約できない。飲み会や接待が入ることがしばしばだからだ。休日はと言えば、もっと確約できない。「ツマノミクス」「ムスメトエイガニイクノミクス」に極端に左右されるからだ。

「ツマノミクス」に失敗すれば(サラ)リーマンショックが起きて市場が暴落するし、「ムスメトエイガニイクノミクス」の要請に応えられないと、中長期的に家に居場所がなくなり、将来は自分で自分を介護することになる。孫にも会えない。

僕の友人は、「恐妻ノミクス」で青息吐息だ。アーメン。

 

平日の早朝であれば、覚悟さえあればなんとでも調整できる。よほどの会社でなければ、朝7時に就業開始することは無い。金融やコンサルなどの一部の会社だけだ。

子どものお見送りや家事も、週1回程度であればなんとか取締役会に図れば調整できる。現状を変えたければ、覚悟を以て取締役(というか家の社長)を説得する必要がある。

早起きは、遠足の日とゴルフの日なら国民の95%が起きられるのだから、問題ない。その覚悟もないようなら、どうせそいつは何も変えられないと思ってまず差し支えない。

この提案1つで、あなたが「新たなる一歩」への興奮と引き換えに、人選を間違えて途方も無い時間とお金を使って膨大な機会損失を生んでしまう可能性を、かなりの確率で劇的に下げることができる。

 

ちなみに、②意識高くて覚悟低い系を100%撃退したければ、

「朝5時からミーティングしよう!あ、もちろん毎週ね!」

と言えばいい。これならほぼ確実に退治できるからお試しあれ。

残るのは、朝5時からでもミーティングに来る①意識高くて覚悟高い系の人財だけである。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!