ちょっと前に同じレベルにいたヤツらのせいでめっちゃむかついた話 #936


 

2015年9月の佐渡国際トライアスロン(スイム3.8km、バイク190km、ラン42.2km)を制限時間2分前に完走してから、燃え尽きた感とアカチャンウマレタノミクスと体調不良に苛まれ、気づけば半年ほど全く走らなくなっていたあたくし。

自分のなかで言い訳がモリモリ出てきて、世界ランク53位ぐらいの言い訳マシンに成り下がっていた。

先日友人と朝の皇居を走ったら、5km走っただけで20km走ったぐらいの疲労感があり、10km走っただけで階段の上り下りが出来なくなった。

100km走っても大丈夫だった僕のカラダは、2013年のマラソンを走り始めた頃に完全に逆戻りしてしまっていた。

そんな僕が、最近急に走り始めている。ゴールドジムに入ってランニングマシンを88kgの体重でガシガシ揺らしたり、朝6時から心友「熊」と皇居を走ったりしている。なんでそうなったのか、なんで言い訳しなくなったのか、なんで具体的なアクションを起こすようになったのかについて、ちょっと触れてみる。

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昔、ドラゴンボールの主旨に反して、悟空をディスってベジータを持ち上げたエントリを書いたことがあった。

人は、他人への怒りだとキレて当たり散らすだけだが、自分への怒りが湧くと前向きな行動に出るようになる。

だからクリリンが殺されたことでキレて超サイヤ人になった悟空よりも、自分の弱さに対する怒りで覚醒して超サイヤ人になったベジータの方を僕は評価したい、とかなんとか考えていた。

僕自身は昔は悟空に憧れていたが、色々やってみた結果、他者の不祥事を遠因としてキレて自分がパワーアップするということは、なかなか現実世界では起こりえないということが分かってきた。

ある瞬間にプチンといって髪が黄金色になり、隠された力が覚醒する、てなことをずっと夢見てきたのに、そんなことは35年間生きてきてついぞ起こることはなかった。

やはり、ベジータである。ベジータ流である。自分の不甲斐なさに絶望する。自分に怒る。自分にキレる。

そうして今まで以上の自分になるために、今まで以上の負荷を自分にかけるための決意をし、今までやったことのない分野に関して具体的な行動をしていく。そうすることでしか、今まで以上に強くなることはできない。

経験上、このベジータ状態になったときは、間違いなく成長する。これは自身のなかで証明してきた。ただ、その発生条件が「たまたま」であることが多かった。たまたま自分の不甲斐なさを強く感じたときに、僕は成長成長してきた。たまたま自分に強い怒りを感じたときに、僕は驚くべきパフォーマンスを出してきた。しかしながら、それは「たまたま」であった。

このたび、この「たまたま」を再現性高く引き起こす一つの方法を自分のなかで確信するに至ったので、ある日の出来事を振り返ろうと思った次第。

難しいことは必要ない。必要なのは、ちょっとした勇気だけである。

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この2人をご覧いただきたい。我が師が統べるランチーム「アドミラル」の同志だ。プライバシー保護のため、一体この2人が誰なのか皆目分からないように装飾させていただいた。

この2人は、1人はサブ3.5(フルマラソン3時間半切り)ランナー、もう1人も約サブ3.5ランナーである。走るのをサボった僕がフルマラソンですら5時間らへんをウロウロしているのとは対照的に、我らがチームのトップをいく2人である。

ちなみに僕を含めた3人のなかで、サブ4(4時間切り)を達成したのは僕が一番早かった。また、100kmマラソンは僕しか完走していないし、アイアンマンを完走したのも僕だけである。しかし、今の走力という意味ではこの2人に歯が立たない。

ある日、2人が勉強会の後でお茶をするというので、ドタ参させてもらった。業種も性格も髪型も女体の好みも異にする2人は、共通点がマラソンしかない。なので、必然的に話題はマラソンの話になる。おうおう、俺も専門分野やで、と僕は思っていた。しかし、全く仲間に入れなかった。

2人が話すランのペースが、僕よりキロあたり1分近く早いのである。フルマラソンにすると、30分ぐらい早い。練習メニューも、僕には到底達成できないレベルの密度で組まれていた。

これはマラソンにおいては、「レベルが違う」と言ってもいい差だ。走ることほど単純なことはないのに、その単純な作業で「レベルが違う」と思わされるということは、フリーザ様に震えるベジータ並みに戦意喪失するということでもある。

ちょっと前まで同じレベルだったのに!ちょっと前まで俺の方が速かったのに!ざけんな!

僕は、気づかぬうちに、自分が自分自身への怒りにプルプルとうち震えていることに気づいた。

そして、もう1つ、衝撃的なことに気づいた。

これや!

と。

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僕は、なぜ僕自身に強い怒りを感じたのか?

それは、

以前は同じ場所にいた人間が、自分には手の届かない場所に辿りつつあることを悟り、その差が彼らの才能によるものではなく、完全なる自分の怠惰と努力不足に起因するものであるということを痛感したから

だ。

もうね、本当に誰に怒っていいか分からないぐらいイライラするのですよ、奥さん。勿論、目の前の人間に当たるわけにはいかない。会社の同僚にも、家族に当たるのも論外。当然のことながら、一番の原因となっている自分に怒るしかない。

僕が怒りにプルプル震えていることを目の前の2人は気づいていたかどうかは知らないが、僕はそれ以来、リハビリ段階ではあるけれど結構ちゃんと走っている。2人が僕のダメさに気づかせてくれたおかげで、頭の中だけではなくカラダを使って、ちゃんと走っている。

んで、今回一番大きな学びとなったのは、自分に対する強い怒りを意識的に呼び起こす一つの方法として、

以前は自分と同じ場所にいたが、現在は手の届かない場所に到達しつつある友人に、まだ対等に会ってもらえるうちに「勇気」を出して会いにいく

という方法は極めて有用であるということが分かった。

ちょうど、フリーザ戦後にトランクスが現れて絶望的な未来についての話をした際に、3年後の人造人間17号、18号との対戦に向けてピッコロがかつてのライバル悟空と修行することを選んだように。あのときピッコロはプライドを捨てて、悟空とともに修行することを選んだのだと僕は思う。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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