大女たちの咆哮 #967


 

今、目の前で女4人組(女性と言いたいところすいませんが淑女の要素はない、完全に僕のキライなタイプ)が爆裂トークをしている。

とあるカフェで、そんなに静かな店内ではない。だから少々声を大きくせざるを得ないことは分かる。

しかしそのうちの1人の大女が、明らかに声がバカデカい。隣のカップルの声よりも、数m離れたそのテーブルの大女の爆裂声が聞こえてくる。

どうやらオタクの属性を持つ大女なようで、自分が読んだサブカル系のディープな恋愛小説を読んだ感想について持論をぶちまけているようだ。

申し訳ないけど、とにかく不快なほど声がデカい。そしてこの種の女になぜか連動している機能として、無駄に声が裏返る。そして笑い声は話し声の3倍デカい。

さらに言えば言葉遣いが汚い。「じじい」、「ばばあ」、「あいつ」、「ぶっ殺す」。もう聞くのも嫌だ、

もう、このカフェそのものをキライになりそうなレベルだ。

いくら個人の生き方の自由が保証されている国とはいえ、個人的な意見を言わせてもらえば、ぜひ絶滅してほしい種だ。ちなみに中身のない話をする声のデカいおっさんも同じぐらいキライである。

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さて、せっかくなので少しこの大女のために、彼女がなぜ湖の水面のごとく穏やかな心を持ったサイヤ人のごとき僕の憎悪をここまで買うようになったのか、その原因となったパーソナリティが形成されるまでの軌跡について考えてみたい。

察するに、この大女を中心とする4人組、あ、いまトイレから1人帰ってきて5人組になったのだけれど、この忌まわしきペンタゴンのなかで、大女は人権を完璧に保証されているから、こうなってしまったのではないだろうか。

つまり、このペンタゴンに属している限り、

・大女は自分の趣味と同じ趣味を持つ聴衆と空間を共にでき、

・ゆえに大女は自身のマニアックな趣味の話をいつまでもすることができ、

・どんなに大声になっても自分を受け入れてくれる他の4星がいて、

・健全な否定すら受けることなく、何がおかしいかも分からないまま今の年齢に至ってしまった

のではないかと考える。

つまり、自分がどこがおかしいかを認識する機会を持たないまま、成長してしまったのである。誰からも否定されなければ、自分を自分で治そうと認識できないのが人間である。

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「コイツ頭おかしいんちゃうか?」と思わされる人たちには、もともと本当に頭がおかしいのでなければ、ある種の共通点がある。

それは、

ずっと同じコミュニティに属している

という点だ。

この共通点によって性格や人格が狂っていくのは、頭が良いと思われる職種の人たちにも起こる現象である。

例えば医者。あまりに外界と接しない医者は、行き過ぎると初見の患者さんとタメ語で話し始める。バカじゃないの?と思う。

例えば税理士。あまりに税理士界に染まった税理士は、社長がいくら読んでも分からない単語を永久に使い続ける。

例えば教師。あまりに先生界だけで暮らしてきた教師は、社会のことを何も知らないのに「先生」と言われ、未来の社会に羽ばたく生徒達の成長を時に阻害する。個人的には社会人経験5年ないと教師になんぞなってはいけないと思っている。

同じコミュニティに属していると、そのなかでは「正」とされていても、世間的に明らかに「誤」とされている分水嶺がどこにあるかが分からなくなる。

たとえば女性の外科医であれば血を見ていちいち反応してるほど暇ではないので、ハイ次ハイ次と行かねばならない。しかしこれが世間一般の女性であれば、血を見た瞬間にキャーーー!とこわがるそぶりぐらいはほしい。

婚活市場において、もし血を見てもぴくりとも動かない女性を見たら、大半の男性は潮が引くようにいなくなるだろうと思う。

***

てなわけで、同じコミュニティに属し続けていることのメリットは自分の存在価値の承認が受けやすいことなのだけれど、デメリットとしては

自分の何がおかしいか全く気づけない

という点が挙げられる。

なので、この点を治すには、方法は一つしかない。

「自分と主義主張を異にする複数コミュニティに属すること」

の一点張り。

 

自分と同質な人たちよりは、自分と異質な人たちの方が、自分の言動で不快になる確率も頻度も高い。

少しでも閾値を超えると、異質な人たちを不快にさせてしまう。だからどうやったら不快にさせないでいられるか、慎重に、穏便に、厳密に言葉を選択したりトーンを抑えたりするようになる。

ビクビクしろということを言っているのではない。もう少し他者に配慮するということを習慣化しろということを言いたい。

異質な人たちとのそうは言ってもかぶる最大公約数を見つけ、そのなかでお互いの付加価値が交差する地点を探す。

同じコミュニティにいては決して必要とされない努力をして自分のベクトルを修正することでしか、人は変わらない。

大女にも、そういう機会を与えてほしいと心から願う僕であった。誰か、お願い。

こういう方向性を間違えた豪傑にもきちんと一票を与える民主主義を少し恨んだ瞬間であった。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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