ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

ユートピアに住む人たちは、幸せがゆえに不幸だと思う #980

time 2016/05/17


 

「ユートピア」という言葉を知ったのは、中学生頃だっただろうか。

日本語では「理想郷」と呼ばれるそれは、人類が到達しうる最高の幸せに満たされた世界であると想像される。

その構成要素としては、

・豊かな人間関係

・老若男女問わず不安なく生きていける社会制度

・教育施設、制度の充実

・安全、安心の保障

・国家の存在を脅かす外敵がいない

・とにかく食べ物が旨く、健康的

・全員長寿

こんなところだろうか。毎日ステーキと焼肉と大トロが食べ放題だったら、それだけで僕にとってはユートピアなんだけど。

***

昔は、このユートピアこそが「理想郷」と呼ばれる通り、まさに理想の状態なのだと思っていた。

そしていつかは日本もそんなふうになるのかな、なんてことを考えていたりもした。勿論、現実はそんなに甘くはないため、そんなものは存在しないということも、薄々分かるようになっていた。

一方で、もしユートピアなるものが存在したとして、そこに一番近いのは現代世界でどの国ですか?と問われれば、十数カ国しか放浪していない身ではありながら、それは間違いなく日本なのではないかと確信するに至った。

将来の不安は確かにあるし、色々問題のある国ではあるけれど、政治は崩壊しているとは言えないし、安全に関しては他国の比ではないし、何より民度が高く、気質の良い人が多い。飯も美味い。

そして驚くべきことに、ユートピアに一番近いはずの日本人の幸福度は、先進国のなかでは最下位に近いというデータが明示された。先進国だけではない、日本とは比較にならないほど様々な面で遅れていると思われる国々に対してすら、幸福度という点で後塵を拝しているのが日本という国なのである。

これだけカネもモノもヒトも揃っている国にして、この幸福度の低さ、一体どうしたことだろう?と僕は一時期悩んでいた。

***

これは、極めて卑近な自分自身の経験によって、答えを見出すに至ることとなった。

僕は、前職に比較すると現時点で数倍の報酬をいただいている。ありがたい限りだ。その報酬はこの数年、大体一定しているので、安心感もある。

んで、振り返ってみると、今の数分の1の報酬しか無かった頃に昇給によってわずかに増えたときのほうが、その数倍を貰い続けている今よりも幸福度において間違いなく高かった、ということを思い出したのである。

報酬が高止まりしている状態よりも、絶対値は数分の1なれど、報酬が現在進行系で増えている方が幸福だと感じる、これは人間の幸福度の感度を考えるにおいて、非常に興味深い出来事だった。

僕だけがそうなのだろうか?とも考えた。ある意味、多くの報酬をいただくことを当たり前と感じるバカな男なのだろうか、と自分を嫌悪してみた。

しかし周りを見渡してみると、決して自分だけがそうではないということがわかった。

なんというか、それが報酬であれなんであれ、昇り調子のときに感じる幸福感は、その物事の絶対値が大したものでなかったとしても、極めて高い値を示すのが人間であるらしいことが分かった。

反対に、絶対値が高かったとしても、それが一定している限り、人はいつかそれに慣れて何も感じなくなる生き物であるということもわかってきた。

これは人間が環境に順応する生き物であるということの証左でもある。

だから僕はかなりの部分で満たされている現代日本人よりも、無いものだらけだった代わりに数年ごとに新しい家電なりステータスが手に入った高度経済成長期の日本人の方が、トータルでは幸福度は高かったのではなかろうかと考えている。

***

話を戻そう。

これ以上ないほどに幸せな条件が満たされているユートピアの住人たち。

果たして彼らは、幸せなのだろうか?幸福度という点に関して、例えばイケイケドンドンで伸びている発展途上国の人たちと比べて、高いのだろうか?

僕は、おそらくはそうじゃないと思っている。

彼らは、客観的には幸せすぎるがゆえに、主観的には幸せになり得ないのだと思う。なぜなら、その状態が当たり前になった彼らは、自分たちが幸せであることそのものに不満を描くだろうから。

また、それ以上のものが望めないということは、ある意味で人生における最大級の不幸と同義だから。

だから僕は、稚拙な考え方ではあれど、少しずつでも成長する、常に新しい力なり能力なりモノが手に入る人生を目指したいと思うのである。

「ラオウになりたい」とか言ってると、ちょっとやそっとじゃなれないので、とにかく前進するしかないのである。そしてその過程は、結構楽しいのだ。

ユートピアよりも、問題だらけの江東区の方が好きかもしれない。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

※羅王の個人コンサル、始めました。ご希望の方はメッセ下さい。

※Facebook友だち申請はお気軽にどうぞ。ただし最低限の自己紹介はお願いします。

※Twitter始めてみました。たまに暴言吐いてます。「羅王」で見つかるかなと。

ラオウを目指す羅王のブログ

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。