ヒドい本だけど面白い。fact is factは本当らしい。#997


 

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最近読んだなかでは最もヒドい、しかし残念ながらかなり面白い本がこちら。

「言ってはいけない〜残酷すぎる真実〜 橘玲」

 

この本は誰もが「それ、ヤバくない?」と思うことにがっつり焦点を当てて、差別だなんだと糾弾されかねないことを、進化論的な視点から恐れず書いている。

書いてあることがデタラメであることを願うほどヒドいことがばかり書いてあるこの本。中身はちょっとだけ抜粋するとこんな感じ。ホントにヒドい。でもたぶん相当にデータや論文を調べた上で書いてもあるし、特定のエスタブリッシュメントの中では半ば常識なんだって。

オーマイガ。

▼黒人は他の人種に比べて有意に知能が低い。次が白人で、アジア人は最も知能が高い。

▼「黒人特有の運動能力が云々」という話と、「障がいは遺伝する」という話は一緒。プラス要素は遺伝するのにマイナス要素は遺伝しないなんてことはあり得ない。

▼バカも依存症も精神病も遺伝する。ちなみに犯罪も遺伝する。

▼ブスと美人の経済格差は生涯で3600万円。

▼「一夫多妻性」で蹂躙されるのは、女性の人権ではなく、負け組の男性の人権である。

▼人間は、「パンツを履いたチンパンジー」でしかない。

▼なぜゴリラはカラダが大きくアソコが小さく、人間はカラダが小さくアソコが大きいのか?

▼子どもの教育に、親は何の影響も及ぼさない。

▼白人グループで真面目に勉強するヤツが大半だと、同じ学校コミュニティの黒人グループは暴力的になる。

ゴリラのアソコの話以外はどれも、正義感を少しでも持つ人なら許せない論調だろうし、僕自身、「人間は平等であり、人生は個人の力で何とでもなる」と考えてきた人間だから、最初はとても抵抗があった。

しかし本書ではそれらに対する疑問をことごとくデータを用いて証明しており、また僕はそれに対する反証を持ち合わせていない。

なにより、ちょっと薄々思っていたこともあったりしたので、やっぱりそうだったかという思いの方が強かったというのが正直なところだ。(勿論、この本に用いられているデータ自体がねつ造であったり信憑性の低いものである可能性はないではないけれど、それに対抗する術もその気も僕にはない。一応そのまま受け止めることとする。)

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コンサルティング業界では、’fact is fact’と言われている。事実は事実、それ以上でも以下でもない、という意味だ。

勝間和代さんから聞いて、なるほど、そりゃそうだと思わされた単語で、他にも色々と刺激的な話があったのだけれど、そのどれよりもこの言葉が強く頭に残っている。

んで、この本を読んで思ったのは、やっぱり理想や目標、思い込みも大事だけれど、前提となる事実も同じぐらい大事だよなということ。

大抵のナビがなぜ狂うかというと、目的地はしっかり入っているのに現在地がブレブレだったりするからだ。

同じように、事実や現在地をきちんと把握していなければ、どんな理想論も空虚な楼閣になってしまう。

てわけで、もしバカがホントに遺伝するなら、僕は娘たちに対して人一倍の教育環境を整えておいてやらないといけなくなる。それから、もし遺伝が進化論的に極めて重要な比重を占めるのであれば、僕もそろそろ頭皮ケアをしなければいけない。

あと、このままいけば娘たちがゲーマーになったりする確率は高いかもしれない。どうしよう。

いずれにしろ読んでみることをオススメしたい。刺激が強いのでちょっとの不合理でキレやすい人は読まないように。

筋肉モリモリの人のエラいところは、みんな100kgのバーベルは100kgを持ち上げる力がないと無理だとカラダで分かっているところ。結構世の中には、100kgのバーベルを30kgの腕力でなんとかなると考えてるヤツが多い。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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