先日、考えようによっては舛添問題以上の悲劇が起きていることが判明した。
尾崎豊の「15の夜」をBGMにしたアパレルブランドGUのCMについて、「歌詞のせいで犯罪を助長する可能性がある」として多数のクレームがBPO(放送倫理・番組向上機構)に入り、放送の自粛を迫られているという。
ぶほっ!
と、あまりのバカバカしさに茶がヘソを湧かした視聴者も多かったことと思う。僕も豆が鳩鉄砲食らったような顔に一瞬だけなってしまった。
そう、時代は尾崎豊ですら許さない偏狭な世紀末に突入してしまったようであった。
誰が電話したかは大体分かっている。
「暇な人」である。少なくとも、僕の周りにこの手のことでいちいちクレームを入れるバカは一人もいない。みんな忙しいからだ。
***
ただ、今回の舛添問題でよくよく分かったように、世論とか世の趨勢みたいなものは、本当に大事なところでは無視することができない。
尾崎豊も確かに我々1970年代後半〜80年代前半生まれの人間にとっては、素晴らしい「教祖」であった。
しかし我々の世代だけが日本国民なわけではないし、やはり他の世代や他の属性の人たちが、我々が良いと思っているものをどう感じているのかについては、少し真剣に考えて、適宜修正していく必要があるのではないかと感じた。
BPOに寄せられている意見、クレームも、実は世の意見を反映したものかもしれないのだ。
よって本エントリでは、BPOにクレームを叩き付けてた暇な人たちが、三つ指揃えてしゃなりしゃなりと退散してくれそうな、ぐぅの音も出ない「違法でもなく不適切でもない」歌詞を尾崎豊のために提供してみたいと思う。
これで誰を心配させることもないはず。ばっちりだ。
***

①「15の夜」

❌ 盗んだバイクで走りだす 行き先も解らぬまま

⭕️ レンタルバイクで走りだす 行き先が解らぬママ
(15歳でバイク盗むのは良くないが、母親がレンタルバイク借りて行き先に迷うのは無問題。)
 
 

②またまた「15の夜」

❌ 覚えたての煙草をふかし 星空を見つめながら 
  自由を求め続けた 15の夜
 
⭕️ 覚えたての煙草をふかし 星空を見つめながら
  自由を求め続けた 20の夜
煙草は20歳なら合法)
 
 

③「卒業」

❌ 行儀よくまじめなんて出来やしなかった 夜の校舎 窓ガラス壊してまわった
 
⭕️ 行儀よくまじめなんて出来やぎなかった 夜の校舎 窓ガラス補修してまわった
いわゆるWIN-WIN。
 
これなら誰も文句は言うまい。
***
さて、歌詞を修正してて思ったのは、

良かれと思って弱点を無くしたことがこんなにつまらない結果を生み出すとは思わんかったわい

ということだ。
もはやどこにも尾崎豊の面影はない。確かにBPOへのクレームはゼロになると思うが、それ以前に誰も買わない駄作が出来上がってしまった。
あの頃に尾崎豊を好きだった人たちは、その歌やルックスや魂のこもった声以上に、彼の持つ不完全さや危うさを愛していたのだろうということが、今の今分かった。
弱点は時に大きな魅力として他者の目には映るものなのだ。
弱点の一切ない日本のIT機器が、弱点だらけの欧米製の製品に勝てないのも、もしかしたら過度に弱点を削りすぎているからかもしれないなと少し思った。
ジョブズがあれだけ魅力的に見えたのは、彼が自分の流儀や仕事のスピードに合わない人間を、迫害に近いレベルで罵倒しまくってた異常者だったからというのも、少なからぬ要因の一つだと思う。
***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

※羅王の個人コンサル、始めました。ご希望の方はメッセ下さい。

※Facebook友だち申請はお気軽にどうぞ。ただし最低限の自己紹介はお願いします。

※Twitter始めてみました。たまに暴言吐いてます。「羅王」で見つかるかなと。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事