なぜ僕は三宅洋平氏に投票しないのに三宅洋平氏推しなのか? #1034


 

本日は参院選であります!

間もなく開票ということで、票にはほぼ影響しないと思われる時間帯に、僕が今回の選挙で感じたことを書いておこうと思うアルよ。

ま、デルタブロガー(読者のほとんどいないブログ)なのでもともと影響もなにもないんですが。

誤解を避けるために先に結論から書くと、

1、三宅洋平氏には投票してません。

2、でも三宅洋平氏には是非当選してほしいと思ってます。

てところ。理由は下記につらつらと。

***

3週間ほど前、ある人のfacebookへの投稿で、「三宅洋平」なる人物を知った。

「彼こそホンモノの政治家になる男だ。」

と書いてあった。

自分もホンモノを目指してる人間としては、ホンモノと聞いて黙ってるわけにはいかない。カタカタと調べてみた。

ネットには、

「感動した!」

「衝撃だった!」

「三宅洋平が日本を変える!」

と口コミが爆発的に広がっているようだった。

 

三宅氏を初めて見たのはこちらの動画。

めっちゃ盛り上がってるぽいやんけ!!!

少なくとも、政治家候補のスピーチとしては最上級の実力を備えているように見えた。

***

その他ネットで調べてみると、若者を中心にネットで盛り上がっている一方で、僕が「この人はまともだな」と思って日々の情報収集のソースにさせていただいてる方々のブログを見て、「やはり叩かれる類いの候補者か」と納得するに至った。

「政治のことは何も知らないけど、三宅洋平さんで初めて興味をもちました!応援します!」という人たちに、一つだけ伝えたい重要なこと(まともな政治家だと思ってる音喜多駿さんのブログ)

なぜ美術系・芸術系の人ってそっち方面が多いのか(まともな知識人だと思ってる永江一石さんのブログ)

音喜多さんは政治家なので表現は柔らかに無知蒙昧をたしなめるテイスト。永江さんはビジネスバリバリの人だからか、バカだと思ったらバカとはっきり言う人。

どちらもためになるのでチェケラッチョ。

 

てことで、これだけのスピーチをする人なら、是非これは投票前に実物を拝見せねばと思い、たまたま有楽町の駅前で演説してたので見てきたアル。

ちなみにこの時点では、音喜多さんや永江さんと同じく三宅氏については否定派で、一刀両断まではしないけど全く以て支持する気はない、というスタンスだった。

ただ、若者が熱狂している(という噂の)三宅氏がどんな人間なのか確かめたかったのと、その支持層を見たかった。

失礼ながら、言葉に踊らされてばかりのいわゆる「バカ」ばっかりなのか。ウェイウェイ言ってるヒッピーみたいなのばっかりなのか。狂信的な若者ばかりなのか。

実際はどうなのだろうと思ってみてみた。

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とりあえず有楽町駅前に集まっている人たちは、支援者に関してはレゲエ系とおぼしき人が数名いる他は、いたってまともそうな人たちばかりだった。

ギャーギャー騒いでいる人とか、熱狂的だったり狂信的だったりする人は、いないように見えた。むしろ有楽町ということで、ちょっと立ち止まったサラリーマンやOLが多かった。

この時点で、僕としてはかなりニュートラル。

「三宅洋平の支持層は低所得者層のバカばっかり」というレッテルを貼ってる保守の一部激論派と見られる人たちの意見は、一旦頭の中から追い出すことにした。

 

政策や政治信条に同意できないのはいい。論理的にはあり得ないことを主張していると断罪してもいい。しかし右左ともに相手を「バカ」とののしる「バカ」がネットには数多くいるものだから、まともな状況判断がネットでは出来ないと僕は感じている。

なにせ、「バカ」と言った時点でその人を全否定することになり、そこから思考が一切進まなくなるからだ。

普通の人間であれば、言ってることもやってることも全部間違ってる、なんてことは考えにくい。

7が正しくて3が間違ってるとか、8が合ってて2がズレてるとかそういうことはあるかもしれないけれど、10全部間違ってたらたぶんその人はとっくに収監されてる第一級の犯罪者だ。

でも、「バカ」とののしった時点で10間違ってると判定したのと同じになる。いくつかは言っているであろう正しいことも、全く耳に入らなくなる。

「安倍はバカ」とか言ってる人は、たぶん本当にバカなのであろうと思う理由はそれである。あ、バカって言っちゃった。

***

てことで観戦開始。

応援演説の1発目は女装の東大教授で有名な安冨歩さん。

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「生きにくい世の中、皆さんにも人生をアートにしてほしいんです!」

と謎の応援メッセージを残して退場。話もヘタだし、正直言えば何しにきたのか全く不明。

支持者がこれじゃ候補者本人は・・・とテンションが若干下がる。

永江さんのブログでは「美術系・芸術系の人はそっち系が多い」と書かれているけれど、考えてみれば茂木健一郎さんやこの安冨さんなどの教授系知識人も、なぜかこの手の流派の支持者が多い。それについてはまた別途考えてみたい。

 

お次は山本太郎さん。

キター!!!

国会での牛歩戦術や「放射脳」と称される反原発の主張が叩かれまくっていたので、一回見てみたいと思っていた。

何度も言うけれど、「バカ」扱いすると、その人の言ってることが全部見えなくなる。僕は一体彼がどうしてそこまで叩かれるのか、あるいは本当に叩かれるべきなのか、それとも叩いてる側が間違っているのかを判断したいと思った。

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発言はこんな感じ。一言一句合ってるわけじゃないけど、ほぼそのまま拾ってます。

「このままじゃ国に殺されちゃうよ!」→個人的には国よりも先にあっちの国とかこっちの国に殺される確率の方がずっと高いと思います。

「みんなが変えるんだよ!」→その通り!

「派遣の皆さん!低所得者の皆さん!こんなことになってるのは政治のせいでしょ!」→個人的には派遣の皆さんと低所得者の皆さんに「他責思考」を植え付ける結果にしかならないのでわないだろかと思った。彼らに必要なのは、その状況からでも自分の力でなんとかする「自責思考」であって、もっと言えば偏見ではなく実際問題として、そもそも不可避的にそういう働き方を強いられている人以外は他責思考が強めなのでこのアプローチはよろしくないと思われ。

以上でありますた。

時間が短かったこともあり、全てを判断するには至らず。弱い者の味方であることは分かった。

ただ、話は非常にうまく、情熱的で、山本太郎さんが当選した理由も分かった気がする。

残念だったのは、僕の目の前に看板掲げて立ってるレゲエの兄ちゃんの顔が頭悪そうすぎて支持者が100人ぐらい減りそうに見えたこと。

***

そして真打ち登場。

三宅洋平氏!!!僕はあなたを観にきた。

登場とともに「ぷっちゅあはんずぁっ!」と言われるかと思ったがそれはなかった。

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見た目は完全にチェ・ゲバラ。勿論スーツではなく髭とロンゲとTシャツ。

「自分らしく」を地でいってるあたり、素晴らしい。

同じく話してたセリフを一言一句とは言わずともnearlyで。

「僕はお金から離れて暮らしてるんです。自分で畑も持ってるし。」→羨ましい!

「緊急時には国民主権も日々の生活も個人の自由もどうでもいいって言うんです、今の政権は。」→んー、たぶんそこまで言ってない。

「今の政治家は票を取るためになんでもするんです。」→そうだそうだ!これは心から賛同。

「警察官もリズム刻んでた、それが音楽の力なんです!」→そうだそうだ!でもこの場合政治と音楽は関係ない!

「右派が台頭すると、民衆はそこにカウンター放ちます。軍国主義は許せない!って。暴力は許せないって!」→右=軍国主義、暴力だという定義らすぃ。

「1%の人たちの税金を5%引き上げれば25兆円の財源が出来て、社長は社員といがみ合わなくなるし、上司と部下はケンカがなくなるんです!」→25兆の財源は嬉しいけど、あそこのチームの上下のケンカは無くならないだろうな。

「小泉改革以降一番没落したのがサラリーマンなんです。」→マジか!?ふざけんじ!そういえば最近娘から冷たい視線で見られる。

「この70年ほとんど進歩してこなかった憲法について、もっと考えたいんです。」→ほとんど進歩してこなかったから変えたいのかと思ったけど違うみたい。

大体こんな感じですた。

 

三宅氏について言及したあるブログに、

「たぶん、三宅氏の選挙フェスに熱狂した若者は家に帰ってから『三宅さん、最高だった。はて、そういえば何の話してたっけな・・・?』と強烈な印象とは裏腹に、何も覚えていない人が大半でしょう。」

となかなかにヒドいことを書いていたが、なるほどそうかもしれないと思った。

見た目は強烈で、声はよく通る。ものすごく魅力のある人だと感じた。また、話している内容についても、論理はともかくとして、ドシンと伝わる何かを発していた。

まとめると、“Change!!”と叫びながら、実際は具体的なことをほとんど口にしないまま大統領に上り詰めたオバマ氏と同じ印象を受けた。「この人なら何かを変えてくれる!(何かは分からないけど・・)」と大衆に思わせるには十分な影響力を持っているように見えた。

すげーぜ三宅洋平!!!

***

さて結論。

最初に書いたけれど、

1、三宅洋平氏には投票しないことにした。

2、けれど三宅洋平氏にはぜひとも当選してほしいと心から思った。

の2点となります。

 

1に関しては、悩んだ結果、政策を支持しない人に入れるのはやはりどうかと思ったから。

後述するように僕は三宅氏には是非当選してほしいと強く感じたものの、だからといってそれが自分の一票に極小ながらも支えられたものであってはいけないと思ったのだ。

だって支持してないから。

 

なぜかというと、永江一石さんのブログに書いてあったことと重複するけれど、

頭のなかにおける理想と現実の距離がゼロ

だから。

まさに

ゼロ秒思考!!!

どこかで聞いたタイトル!

 

細かい政策はこちらに載ってるのでご参照。

勿論すべてに関してそうだとは言わないものの、目指す場所と今いる場所には、実際は万里の隔たりがあるにも関わらず、願えば叶う、思えば伝わる的な話があまりに多い。

細かいことは僕が素人なので解釈違いもあるかもしれないけれど、例えば「原発即時停止」とか「動物殺処分0!」などはちとゼロ秒思考すぎるし、

「環境第一(憲法に生態系の権利を)」の前に、憲法にはジャイアンが攻めてきたら正々堂々と対抗できる権利を先に入れてほしい。

てわけで政策を支持してないので投票できませんですた。

***

それでは、なのになぜ三宅氏に当選してほしいと思ってるか?について。

2つ理由がある。

 

多くの人が感じているだろうけれど、「つまらない」、「意味がない」と評されがちな選挙を、これだけ話題にした三宅氏は、間違いなく今回の参院選のMVPだった。

特に、選挙に行かないと言われている若者たちに、選挙への関心を抱かせたことは、もう感謝しても感謝しきれないぐらい感謝してる。

またまた永江一石さんの

いまの若者は、左巻きになるほどの余裕も夢もないという話

にも書いてある通り、若者は若い頃に夢を見て、おっさんになると現実を見る。が、今の日本では夢すら見れない。

てな状況で若者に夢を見せたのが三宅氏の功績。しかもそれを選挙という手段で実現できると、若者に信じさせることに成功した。

彼のおかげで、これから若者の投票率は有意に上がるだろう。「候補者・三宅洋平」であるよりも「参議院議員・三宅洋平」であるほうがはるかに説得力が増す。

若者の投票率が上がり、高齢者のそれと同じようになるのが日本が変わるための第一歩なので、そう考えれば三宅氏の功績は、日本サッカー界に海外で活躍する道を示した中田英寿級だと言って良いと思う。

大丈夫、今興奮している若者たちも、少し時が経てば”We are the world”とか”Love & Peace”は理想としては正しいが、そこに至るまでの道には現実的な指針が必要だということに気づく。

また、道中にはどうしても話の通じない、身を守るしかない相手がいるということにも気づく。

そこは結構安心している。

***

もう1つは、三宅氏のプレゼン能力や影響力。

これを是非国会で発揮してほしい。

「山本太郎を一人にするわけにはいかないんです!一人が二人になれば、沢山のことができるんです!」

と三宅氏は言っていた。よく分からないけど、たぶんそうなんだろう。

山本太郎さんにしても三宅氏にしても、プレゼン能力も影響力も抜群である。彼らが国会に入ったらどうなるか?

居眠りしてるオヤジども、ヤジしか飛ばしてないオヤジどもが目を覚まして焦って必死に努力するようになるんじゃなかろうか。

国民からも「あの人たち、バカなんじゃないの?」と思われてる、本来なら極めて優秀なオヤジどもが覚醒するんじゃないだろうか。

 

思うに、今まで与党からしたら敵が弱すぎたんだわさ。スライムみたいなのばっかりしか出てこないから、わざわざ戦う必要がなくて、他の仲間に任せて馬車の中で昼寝こいてた、みたいな。

それが、三宅氏が国会に入ると、まぁ大変なことになる。

声はデカいからオヤジどもも声を出さざるを得ない。

プレゼンが上手いから相対的にヘタに見えないようにオヤジどもも努力するようになる。

若者に対する訴求力がハンパないから、オヤジどもも票田を拡大しようと必死になる。

ドラクエのマドハンドのように、ほっとくと三宅氏はどんどんどんどんどんどんどんどん仲間を増やすだろう。本気を出せば負けることはないが、気を抜いているとそのうち、国会の議席も危なくなるに違いない。

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敵が強いほど、勇者のパーティも強くなる。それはきっと世界(=日本)がもっと良くなることにつながる。

というわけで、もう開票始まっちゃってるのでおしまい。三宅氏に投票はしないけど是非当選してほしい。

てな話を書いてたら、「羅王さんはどうしてそう思うんですか!!!」とある人間から詰問に遭ってちょっと疲れた。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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