宇都宮餃子にみるプロ魂 #1082


 

宇都宮で法人向けセミナーをやった帰りに、宇都宮餃子のトップ2と言われる2店舗をハシゴしたった。

正嗣 http://tabelog.com/tochigi/A0901/A090101/9000046/

みんみん http://tabelog.com/tochigi/A0901/A090101/9000045/

この2店舗で計30個の餃子を完食。しかもまだまだ食べられる感じだった。

のでそのレポート。

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セミナーが終わって空腹のままたどり着いたのは正嗣。

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宇都宮に詳しい同僚が「ここはウマい」と教えてくれた店だ。やはりウマいものは人から聞くに限る。

店の前には行列が出来ていて、大変失礼ながら「たかが餃子」、「餃子といえば王将」と思っていたわたくしは、「唸らせてみい」というややめんどくさい心もちで並んだ。

 

入店が近づくと、この店独特の張り紙が目につく。

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安っ!!!

 

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ライスがないだと?!

ビールすらないだと?!

 

完全な餃子専門店。餃子以外には、しょうゆとお酢とラー油と水しか置いてないという、完璧なこだわりぶり。

胸が高鳴る。

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店内に入ると、早速餃子が運ばれてきた。

焼き餃子2人前に、水餃子1人前。締めて18個。

ライスがないことを差し引いても、ギリギリ食べきれるかどうかだ。

過去にヘタしたら100万個以上焼いてきたと思われる焼き餃子の焼き目。やはり美しい。

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一口食べる。

香ばしい。

そして美味しい。

二個目を食べる。

さっきよりも香ばしい。

そしてさっきよりも美味しい。

一口目を食べたときには香ばしくて美味しかったのだけれど、それほどの衝撃はなかった。

しかし二個目、三個目と進むに連れて、じわじわと香ばしさ、美味しさが増していった。

王将などの餃子であれば、正直6個も食べればおなか一杯、というか、気持ち悪くなる。美味しいは美味しいし、パンチ力は正嗣より上かもしれないけれど、食べ続けることはできない。

正嗣は違った。

いつまでも食べられるかのようだった。パクパクパクパク、どんどん食べていった。

気づいたら、18個があっという間になくなっていた。

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はあ、ウマいもの食べたと思って外に出たら、なんとほんの数十メートル先に、正嗣と双璧を成すと言われるみんみんが見えた。

早速並ぶ。

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なんてことだ。ミラノにインテルとミランというビッグクラブが共存しているように、ここ宇都宮の馬場通りには、宇都宮を代表する餃子専門店のビッグ2が共存している。

後ろを振り返ると、先ほどあきらかに正嗣に並んでいた家族が、みんみんでも僕の後ろに並んでいた。

餃子屋さんのハシゴ

というワザが、この地域では普通なようだ。

 

店内に入ると、先ほどとは違い、ビールもライスもあった。

餃子専門店の2つではあれど、本当に餃子しか出さない正嗣と、餃子を中心に(といってもほとんど餃子だけ)したみんみん。

味は甲乙つけがたく、結局ここみんみんでも、12個の餃子をいただいてしまった。

普段6個が限界の僕が、なんと今日は30個。自分でもびっくりした餃子デーだった。

やはりホンモノは違う。いつまでも食べられて、まだ食べたいと思わせるその圧倒的なホンモノ感に、僕は感動していた。

***

もう一つ感動したことがあった。

実は正嗣を出るとき、僕は店主に聞いたのだ。

「なんでライスもビールも出さないんですか?」

餃子とライスにビールは、餃子屋さんの鉄板コースである。特にビールは、売り上げに占める割合がかなり高い。腹が膨れてしまうライスは別としても、餃子とビールだけを頼んでくれるお客さんは、ロイヤリティがかなり高いはずだ。

そしたら店主はこうこたえた。

「え?だって、うち、餃子専門店ですから!ライスはライス屋さんに、ビールはビール屋さんに任せてるんです。」

と、

きょとんとしながら

答えた。

ライス屋さんの存在もビール屋さんの存在も僕は知らないが、餃子屋なんだから餃子以外ないっしょと、あまりにもあっけらかんと答える亭主に、

ホンモノのプロ魂

を感じた。きょとんとしてるっぷりが、ハンパなかった。

プロなのに色々やってるのはプロじゃない。そんなことを教えてもらった気がした。

この2店、本当にウマいのでオススメであります。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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