ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

誰も言及しないから、タカマツペアの強さの秘密を分析するよ #1114

time 2016/09/28


ちょっと前の話だけど再喝。

 

タカマツペアがオリンピックバドミントンで史上初の金メダル!!!

おめでとう!!!

運良くライブで見ていて、最後は全裸で応援しておりました。

マジでかっこ良かった。オリンピック見てて初めて泣いたアルよ。

1セット目は相手の高さと強さにやられてしまい、2セット目はあっさり取り返して、3セット目はそのままの勢いで勝つかと思いきや、まさかの5点差。あとたったの2点で負けというところまで追い込まれる。

そしてそこからの奇跡の6連続得点。絶対絶命という文字がまさにそのまま現実になったかのような大ピンチ中の大ピンチ。

優勝が決まった瞬間に倒れ込んだ高橋選手の嗚咽も、抱き合う相手がいなくて仕方なくコーチと抱き合った松友選手の戸惑いも、涙なくして見られなかった。

本当にありがとう!

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日本の国旗が一番高いところに。

オリンピックなんて個人の勝負なんだから国をいちいち持ち出すな!なんて寂しい意見もちらほら出て来ているようだけれど、

僕はやはり「国の威信を懸けて」ということを日常でほとんど意識しない現代においては、4年に1度ぐらいそういうことを真剣に考える機会があっても良いと思う。

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見ていただくと分かるが、一番高い所に立っているはずのタカマツペアが、それより10cmは低いところに立っているはずのデンマークペアより背が低い。カラダの幅は松友選手の1.3〜1.5倍ぐらいに見える。

まさに巨神兵と足軽の戦い。よく勝ったと思う。

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***

というわけで少し時間が経っておりますが、あまりどこでも言及されていないようなので、わたくしなりのタカマツペアの強さについての分析をしておきたいと思いまする。

といってもバドミントンはほとんどやったことがないので、素人考えですが。

ちなみに高橋選手と松友選手で言えば、高橋選手が好みでございます。

 

タカマツペアの強さのポイント その①:精神力が異常

これを言っちゃあそれで全てが片付いてしまうので分析にならないのだけれど、最後の大逆転にはこれが間違いなく寄与したと思う。

今回の主役は高橋選手。

第3セットで5点差をつけられて、あとほんの一押しでマッチポイント、そしてそうなったらほぼ負けというところで、松友選手はこう考えたそうだ。

「あーさすがに負けちゃうかも。でもどうせ負けるなら、ちょっとでもあっと言わせるプレーをして終わろう。」

うむ、なんとなく言いたいことは分かる。いくら自信があっても、さすがにもう負けを覚悟せざるを得ない点差である。しかもそこまでのデンマークの巨神兵たちのプレーはすばらしかった。

一方の高橋選手はこのときどう考えていたか?

「あー、こうなったら私たちのほうが強いから大丈夫だわー。」

だとさ。

マジすか。あの状況でコレすか。

ちなみに僕の経験上、仮にこんな大ピンチにこんなふうに思えるとしたら、100回はこんな修羅場を経験して、それらを克服した経験がないと無理である。

あのスラムダンク史上最強の山王工業を率いる堂本監督は、数十点差をつけたにも関わらずラスト数分で主人公の桜木花道有する湘北高校に逆転寸前まで追い上げられ、こんなセリフを吐いたことで有名だ。


ここまでくれば気持ちの勝負

どれだけ確たる自分を持っていられるか

どこまで自分を信じてプレイできるかだ

どれほどの修羅場をくぐってきたと思ってる


大ピンチでハッタリではなく心の底から勝利を信じるには、それに類する、あるいはそれ以上の修羅場を何度も何度もくぐっている必要がある。

タカマツペアは、そういう修羅場をくぐり抜けて、オリンピックの決勝の舞台に立っていたということが、この発言から分かって、僕は身震いした。

世界ランク1位というのは、ダテじゃない。

***

タカマツペアの強さのポイント その②:重心が低い

バドミントンは、身長が高い方が有利と言われている。身長が高い方がスマッシュに角度を付けることができ、高いところから打つ分、シャトルの速さも追求することができる。

高橋選手はパワーがあることで有名だが、それはあくまで国内レベルの話。今回のデンマークペアを比べると、ただの可愛らしい女の子にしか見えなかった。あちらは半ゴリラだってのに。

一方の松友選手になると、パワーでは話にならない。また、背が低いため相手の最高到達地点に拮抗するためには、都度ジャンプをしていなければいけない。リーチも短いから四六時中ぴょんぴょんしている必要がある。

体力の消耗は相手の比ではないと思う。

んが、バドミントンでは上から下に向かって強烈なスマッシュを打つ以外に、ポトリと落ちたシャトルを相手の打ちにくいネットギリギリの高さにチョイ打ちしたり、逆に高くロブを上げるというプレーがある。

こちらに関しては背が相対的に低く、重心も同じく低いタカマツペアが有利なように見えた。というのは、打ち合いになると、足を大きく踏み出して膝より下のショットを拾う、なんてプレーを何連続にも渡って強いられることがあり、

このプレーに関しては、大きなカラダを上下させながらプレーするデンマークペアの方が、一歩が遅く(でもリーチが長いからあまり関係ないと言えばない)、そしてリカバリに時間がかかっているように見えた。しかも、一回一回の上下運動に係る大腿部やふくらはぎへの負担もバカにならない。

その点、松友選手などは軽量級のカラダを活かして、四六時中ぴょこぴょこ跳ねていた。特に守勢から攻勢に回るときに、松友選手は小さな、しかし巨大な壁となって、恐ろしい速さを伴って相手の前に立ちはだかっていた。

***

タカマツペアの強さのポイント その③:得意パターンに持って行く技術が世界一

高さとパワーが有利なバドミントンにおいて、タカマツペアの攻撃力は世界一であるとは到底言えない。

どう見ても世界的には小兵であり、何度も見てもよく勝ったなーと思ってしまう。

では彼女らはどのあたりの実力が秀でていて、世界一に値するのだろう?その鍵は、タカマツペアが「攻撃力」の定義を変えたことにあると僕は考えている。

単純なショットの力を「攻撃力」とした場合、何度も言うように世界的に見てタカマツペアは劣る。これは体格的にもバドミントンのルール的にも仕方ない。

が、タカマツペアは「攻撃できる態勢までもっていく」ところまでを「攻撃力」と定義していように見え、その技術において世界一であるように考えられる。

・高橋選手が相手の空きコートもしくは相手選手のボディめがけて強烈なショットを放つ。

・松友選手が相手の空きコートにチョイ打ショットをポトリと落とすか角度のついたスマッシュを打つ。

このいずれかのシチュエーションのショットそのものは大したことがないが、そのシチュエーションまで持っていく技術において、タカマツペアは世界一なのである。

ショットや高さという戦術においては比肩できずとも、状況を作り出すという戦略面において、タカマツペアはやはり世界一の実力を備えている。

***

一般人としてもしタカマツペアの強さの秘密を教訓にするとしたら、特に③の点について着目すべきではないかと思う。

要は、仕事にしろ趣味にしろ、

 

自分の勝ちパターンを探し、それを意図的に再現性高く作り上げられる努力をしろ

 

ということである。

格闘ゲーム界の金字塔、「スト2」で言えば、ある一定レベルまでは波動拳と昇龍拳を連発出来ていれば、技の威力自体は大したことがなくても、勝ちを量産することができた。

この連携技にハマった相手は、なかなかそこから抜け出すことができない。他にも超絶強烈な必殺技があるにはあったが、何よりこれが最強のコンボであった。

 

少し古いが全盛期の女性テニス界の女王、シュテフィ・グラフは、その強烈なフォアハンドで有名だった。逆クロスやダウンザライン(回り込んでのストレート)でバッタバッタとエースを取っていた。

しかしテニスをある程度知ってる人間からすると、その強烈なフォアハンドが発動するまでに打たれるバックのスライスこそが、彼女の強さを支えていると考えられていた。

そのバックハンドスライスは地味で球速も大したことがないのだけれど、とにかくネットスレスレに飛んでくるわ、全く弾まないわで、相手に攻撃させる隙を与えず、甘い球を誘発するという点で拷問のようであった。

このプレースタイルは全盛期のフェデラーにも見られ、グラフにしてもフェデラーにしても、「ああ、こうなったらグラフ(フェデラー)のポイントだよね。」と画面越しに見ているアマチュアプレイヤーの我々にですら分かりやすいほどの勝ち筋だった。

ちなみにどちらの時代にも、グラフやフェデラーよりスゴいフォアハンドを打つプレイヤーは他にもいた。けれど、彼らほど「こうやったら点になるためのショットまでもってける」というストーリーを明確に描けていたプレイヤーは、他にいなかった。

***

人は、概して「最強の必殺技」を身につけようとしがちである。

空手で言えば、「最強の上段回し蹴り」や、「最強の変化蹴り」がそれである。当たれば勝ち。

もちろん、それが極められるならそれでも構わない。でも、必殺技が最強になるには、その単体の威力そのものよりも、必殺技を放つためのシチュエーションを作り出す能力のほうがずっと大事である。

空手で言えば、それは下段蹴りであり、各種突き、そしてその組み合わせだ。

悟空がセルに対して「かめはめ波」を放ったとき、読者はその威力に驚嘆したかもしれない。けれど実は、「瞬間移動をすることでセルの眼前に移動し、かめはめ波が絶対に当たる状況を作り出した」ことのほうが、よほど重要だったのである。

強烈ではあるがデカすぎてほとんど役に立たない元気玉を敵に当てるために、ピッコロやベジータやクリリンがあの手この手で陽動作戦をしまくっていたのは、そういう理由だったのだ。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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