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「北斗剛掌派」:世紀末の日本を救わんとする一派。少子高齢化と人口減少のなかでも、日本人の生産性を1.5倍にすれば帳尻はギリで合うと固く信じている。モヒカン、ボーガン系ヒャハり気味DQN男子はお断り。明日への希望となる種もみが好き。尊敬する人はウイグル獄長とミストバーン。
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「東京モーターショー2017」に先日行ってきた。
目的は普段なかなか触れ合う機会のない、完璧なフォルムのお姉様方・・・ではなく、リーダーの在り方、立ち姿を研究しようということで、トヨタからベンツまで、それぞれの会社のトップが15分間に渡りピッチを行うということで、ピッチサーフィンをしてきたであります。
もちろん、お姉様方だけを目的に、ただそれだけのためにわざわざ田舎から出てくるようなヤツもいるため、ほんとに一緒にされたくない。たまたま見かけたチャラそうな青年は、お姉様方に囲まれて阿頼耶識に飛んでいったようだ。

 
仕方なく僕たちも、リーダー研究という崇高な目的で来ているため全く本意ではないが、1枚。お姉様目的ではないことがよく分かる1枚だ。

右から、
ケン:何度かこのブログに出てきている、よくしゃべる弁護士のなかでも圧倒的によくしゃべる弁護士。
ケイタ:「あんたのせいで私は妊娠しっぱなしよ!」と奥さんに怒られる幸せな子だくさん商社マソ。
You:イケメンなのにトライアスロン世界大会に出る勇者。どっかの御曹司だが直球しか投げられない商社マソ。
Mr.URA:とあるオプティカル会社取締役。最高の品質と最高のゲスさを両立させるという珍しい企業理念を持つ。
わたくし:真人間。
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さてリーダーズプレゼンテーション1発目。
我らがトヨタ自動車。

おフランスから来た副社長が実現可能生がよく分からない未来の話をずーっとしてる。自動運転とかカーシェアリングとかテレマティクスとか。よく分からないが、ドキドキするような未来、ドラえもんで見たような世界観が、もうすぐ実現すると力強く話していた。
そしてそれを裏付ける、EV車でもウチはトップ走ってますよとしっかりアピール。
東京モーターショーというイベントの性質柄、こういったビジョナリーな話がどの会社もメインかと思ったら、結論から言うとトヨタだけだった。
ちなみに豊田章男社長ではなくガイジン副社長が語った件については、外国人プレスに対する真のグローバル企業アピールであったと思っている。
また、ありがちな北米管轄のアメリカ人ではなく、フランス人をもってきたところに、アメリカ一極主義ではなく地球全体見てまっせという主義を織り交ぜていたような気がする。
 
お次は名前は言えないがトEタ車体。
結論から言うと写真も撮る気が起きないぐらい。最悪なプレゼン。
社長さんが登壇するも、小さい声で、下を向いて書類を見ながらボソボソと。
ダメなプレゼンの典型にしか見えなかった。何しに来たんだろうか。
 
3つ目、ポルシェ。
トヨタのビジョナリーな話に比べると、自動車の未来ではなく、ポルシェの新しい車について徹底的にアピール。
そもそも走る楽しさをアピールするのがポルシェなため、自動運転の話などは一切出ず。考えてみれば、ビジョナリー系の話になるとそらトヨタのような巨大な会社には勝てるはずもない。
きっちりと差別化をして、なんなら「自動運転なんてセンスの悪いことは申しません!皆さんじゃんじゃんドライブを楽しんじゃってください!」と言わんばかりのすっきりしたプレゼンだった。
社長さんは可も不可も無い感じだが、途中でエンジニアが出てきてこれまたボソボソと話す。日本人は絶望的にプレゼンがヘタだということを、外資系企業からも感じさせられる。
 
4つ目、フォルクスワーゲン。
ガイジンが何かしゃべっていたが印象なし。
 
5つ目、アウディ。
とにかく車がカッコいい。

 
素晴らしかったのが、アウディ・ジャパン、斎藤社長のプレゼン。
自信満々の立ち振る舞いで、メモも何も見ず、自分の言葉で僕たち観衆に語りかけていた。
日本人のプレゼンベタはもはや伝統芸能かと思うぐらい、それまでの日本人トップはひどかったが、我々でも鍛えればこれぐらいは出来るんだという姿を見せてくれた。
日本の経営者も政治家も見習えっての!もちろん、一言一句間違えちゃいけないようなイベントじゃないからってのもあるが。

 
ルノー。
ガイジントップが場を制していた。

 
マツダは車は相変わらずカッコいい。
しかしトップはやはり下を向いてしゃべる。
メラビアンの法則も知らんのか。リーダーは下を向いて話した時点でアウト、という法律を作った方が良いかもしれない。


***
他にも色々見たけれど、一番印象的で本日のハイライトとなるのが、「やっちゃえ日産」のプレゼンを務めた、ダニエレ・スキラッチ副社長。
ついにイタリアから得点王を連れてきたのか日産。
「やっちゃえ日産」が完成品検査を無資格者にやらせていたかどで「やっちまった日産」になってしまい、冒頭はその謝罪をスキラッチ副社長がしていた。
「マコトニスミマセンデシタ、ホントニゴメンナサーイ」と、全く謝ってないような感じで謝っていたが、お葬式モードで5秒ほど頭を上げたあとは、
「ハイ!ジャアクライハナシハオイトイテアカルイハナシヲシマス!」と言わんばかりに、前向きな話をガンガン始めた。ナニカワルイコトワタシシマイタカネ?といった面持ちでドヤるスキラッチ副社長。


 
日本人の場合、謝罪の直後のプレゼンは概して暗くなりがちだ。それもそのはず、一般に、謝罪は謝罪、製品発表は製品発表で場が分かれるのが普通。
しかし東京モーターショーの直前にやっちゃった日産は、この場で謝罪と新技術アピールすることを余儀なくされた。そこへこのスキラッチ副社長の芸術的なまでの切り替え。
会場全体がズッコケそうになるほど見事な切り替えに、皆納得してしまった。
さすがはイタリアの得点王。
 
思うに、最近の日本人は謝り過ぎである。
勿論、悪いことをしたら謝る必要はある。
しかし政治家も謝って解散してばっかり、芸能人もちょいとオイタして謝ってばかり、企業もまた、スキラッチ社長のような切り替えとは無縁で謝罪ばかり。
ガイジンの強さは、謝るべきを謝ったら、その変えられない過去はそれとして取り組み、未来の話は全く別のテンションで出来ることだ。
当初、謝罪がたった5秒程度で終わってあっさり次の話題に行ったことに対し、キムタクのように
「ちょ、まーてーよ!」
とツッコミを入れたい人間も沢山いたと思う。
しかし、このモーターショーの目的をしっかり理解していたスキラッチ副社長は、ものの見事に会場を黙らせ、しっかりと新型リーフの強みをアピールしていた。
見事だった。ドヤ顔ムカつくけど。
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今回浮き彫りになったのは、アウディ・ジャパンの斎藤社長を別とすると、日本人リーダーとガイジンリーダーの圧倒的なプレゼンスの違いだった。
苛烈な競争を勝ち抜いてきた方々なので、その優秀さにケチを付けるつもりは毛頭ない。
しかし、いち消費者、いち観衆から見て、「この会社についていきたい!」と思わせる力は、明らかにガイジンリーダーの方が高かった。圧倒的に高かった。
消費者は、メーカーごとの細かい違いなんて、はっきり言って分かっていない。分かるのは、その会社が何を実現しようとしてるのか、それをリーダーがどれだけ心の底から信じ込んでいるか、だけだ。
自信のないリーダーは、すぐ下を見る、資料を見る、ボソボソ話す。
それで、距離の離れている消費者に自分が見ている絵を見せられるのだろうか。
このあたり、日本人リーダーは喫緊の課題として克服しないと、いくら良いものを作ってるとはいえ、全く伝わらず相手にされないなんてことも起きるだろうなと、危機感を感じた。
クライアント先のリーダーシップトレーニングで今回の経験をめっちゃ活かそうと誓った。マジでリーダー不足でやんす。
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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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我が生涯に一片の悔いなし!!!

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