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「北斗剛掌派」:世紀末の日本を救わんとする一派。少子高齢化と人口減少のなかでも、日本人の生産性を1.5倍にすれば帳尻はギリで合うと固く信じている。モヒカン、ボーガン系ヒャハり気味DQN男子はお断り。明日への希望となる種もみが好き。尊敬する人はウイグル獄長とミストバーン。
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37年間生きてきて、ある程度人間というものが分かってきたつもりではいるのだけれど、どうしても腑に落ちない、というか、非合理極まりないから止めたらいいのにと思うのが、
女性同士の無駄(に見える)話
である。
これは僕が男だから、というのが多分にあるのではあるが、未だに全く理解出来ない。
男尊女卑というよりむしろ女尊男卑寄りのわたくしめからすると、同時並行的に色々出来る女性は本当にスゴいと思うし、男は生物として見たときに、筋力以外は相当劣っていると思わざるを得ない。
クッキーを食べながらテレビを見ながら電話をしながら料理をつくりながらゴロゴロする、なんてことは、男には絶対に出来ない。
とはいえ、いち意見に過ぎないものの、女性同士の無駄話が理解出来ないという意見に賛同いただける男性陣は多いのではないだろうか。


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何が分からないのかを具体的に言うと、
 
なぜ結論のない話を延々と続けることができるのか?
 
という点だ。
男の会話は口数が多かろうが少なかろうが意外とシンプルで、必ずどこかで着地を見る。なんとなく話のオチが決まってくると、中盤以降はそこに向けて話を集約させていく。話すのは大抵一人だ。
ワンタイム、ワンパーソン。これが基本。
 
一方の女性の会話はというと、数年前に法事で親族が集まったときに、うちの母を含めた妙齢のお姉様方が会話をしているのを見て、ぞっとする経験をしたことを思い出す。
5人ほどのプレイヤーがいたが、全員が同時に話し始め、そしてそれが5人ともそれぞれのパスにきちんとリターンを出す。まるでバルセロナの伝統芸、ティキ・タカを見ているように、5人の聖徳太子がものすごい数のショートパスを回していく。
しゃべりながら聞く。聞きながらしゃべる。呼吸はインターバルの合間を縫って瞬間的にする。いやむしろほとんど皮膚呼吸。
何かひとつの方向に向けて話しているのではなく、ただただしゃべっている。
な、なんなんだあれは。
弟と顔を見合わせたことを覚えている。
 
先日エクセルシオール・カフェで繰り広げられていた有閑マダムたちの会話も凄まじかった。
「羽生くんはやっぱり頑張ってるわよね。」
「そうね、顔がカワイイからね。」
「だけど知ってる?石川遼くんって結構高校のとき勉強してたらしいわよ?」
「でもあの子は昔から付き合ってた子といま一緒よ。ちゃんとしてるわね。」
 
接続詞が何の意味も成していない。。ひとつの話として着地をしない。。
基本的にはちょっとの身内話と、あとはほとんど人の噂話。
ティキ・タカはゴールに向かってパスを細かくつないでいくものだが、まるでセンターサークル内で延々とショートパスをつなぐがごとく、繰り広げられる戦い。
ほんまもんのバトルロワイヤル。最初にKOされたのは、隣で聞いていた僕だった。
このように、せっかく神に与えられた時間を一体何に費やしているのか皆目分からない女性同士の無駄話。あれは一体何なんだろうとずっと思って、解明する努力もしないで放置していたのだけれど、最近ようやく分かった。
1日たった86400秒しか与えられていない貴重な時間を使って、もっと合理的に生きればいいのにとこちらが思ってしまう彼女たちが、なぜ無駄としか思えない話を延々としているのか。
「サピエンス全史」に全部書いてあった。

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「サピエンス全史」は、ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」系列の本が好きな方にぴったりの、「なんで人類こうなっちゃったの系本」の2016年ベスト作品だ。
 

「銃・病原菌・鉄」が、
西洋文明がなぜそれ以外の文明を圧倒して世界の覇権を握るに至ったのか
についての歴史書とするならば、「サピエンス全史」は、
ホモ・サピエンスがなぜ他の動物、サピエンス以外の他のホモ族(=ヒト)を圧倒して地球の覇者となったのか
についての歴史書である。超面白い。
そのなかで、ホモ・サピエンスが他の動物はもとより、ホモ・エレクトスやネアンデルタールなどの生物的には近隣住民としかいえないほど近かった方々と大きく異なっていて、またそれをして他者に対する最大のキラーコンテンツとなったチカラが、
虚構を語る能力
であったと、「サピエンス全史」には書いてある。
言葉を操るのは人間だけではなくイルカやクジラもやることであり、道具を使うのはチンパンジーでもする。ネアンデルタールに至っては、ホモ・サピエンスより強かったとのこと。
がしかし、この「虚構を語る能力」だけは、理由はさておき、ホモ・サピエンスにしかないものだったとされている。
虚構というのは、「ウソ」という意味ではなく、「目の前に実在しないもの」と捉えたほうが文脈的には分かりやすい。「ウソ」も含むが、「ウソ」そのものではない。
例えば、ネアンデルタールも、「ライオンが川辺に出たぞ!気をつけろ!」ぐらいのことはシェアできる言語能力があった。
しかし、「ライオンが川辺に出たぞ!気をつけろ!足跡からすると、3日前にここを通って東に抜けたようだ。」という時間軸を変える思考までは出来なかった。
また、「ライオンは我々の守り神である」といったような比喩表現は、ホモ・サピエンスのみがなし得る思考の技だった。
この「虚構を語る能力」によって、本来であれば150程度が統率の限界であるはずの群れの大きさを、数百、数千、果ては数千万、数億に至る国家クラスにまで引き上げることが出来た。
なんてことが書いてあって、めちゃくちゃ面白い。
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話を女性同士の無駄話に戻す。
なぜあの方々はずっと話をしているのか?
なぜオチのない状態で話し続けることができるのか?
なぜこうも他人の話が好きなのか?
なぜ貴重な命を無駄なことに使うのか?
一面的な見方でしかないことは重々承知していたが、それにしてもあまりにどこそこで繰り広げられているあの無駄話。はっきり言って日本人の生産性を下げてるのはアレじゃないかとすら思っていた僕に、件の存在意義をつきつけてくれたのは、「サピエンス全史」だった
どういうことかというと、実はなんと
女性同士の無駄話があったから、人類は発展できた
とすら読めるようなニュアンスで無駄話の存在意義が示されているのである。
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先に述べたように、動物の群れというのは、チンパンジー級の知能を持っていてすら、せいぜい150が限界である。ボスを決め、その影響が及ぶ範囲が大体これぐらいと言われている。
実は我々自身も、ある程度濃いめにコンタクトが出来る人間の数は150人ぐらいであると言われているが、まさにそれ。
ホモ・サピエンスは卓越した言語化能力と、そこから派生した虚構を語る能力によって、150をはるかに超える同種を結びつけることに成功した。
しかし、群れの個体が増えると、その保全そのものにパワーがかかってくる。要は、群れに害を与える可能性のある人間が増えるのである。
間違った情報を流したり、群れで捕獲したエサを不用意に多く独占しようとしたり、あるいは同種を殺そうとしたり、そういった群れの存在に赤信号を灯す存在を、どうにかこうにか集団として排除する必要が当時のホモ・サピエンスにはあった。
至極合理的な結論として、噂話という名の、「他者について語る能力」を駆使して、どいつが怪しいか、どいつが群れにふさわしくないかを話し合ったのである。
直接見た話だけではなく、聞いた話も話す。
確実なことだけではなく、不確実ではあっても可能性のあることは話す。
このとき大事なのは、出来るだけ多くの情報を還流させることである。結論を出すのも大事だけれど、インテリジェンス機関と同様に、とにかく情報は出来るだけ多く集める。狩りに出るのがオスの役目だとするならば、このインテリジェンス機関の役目は主にメスが負うことになった。
我々が高カロリーなものをバクバクと食べて肥満一直線、命すら危険に晒すという非合理的な行動をとってしまうのは、食糧が常に不足していた数十万年前からの存在する過食のDNAが基になっている。食えるときに食っておけ、というわけである。
同様に、今の我々から見てひどく非合理に見えるその他の行動というのも、実は当時のホモ・サピエンスにとっては死活問題の活に振れるための重要な技能であったりする。
女性同士が無駄話をするというのも、今の僕たちからは無駄にしか見えないけれども、当時のホモ・サピエンスにとっては、群れの生存を決定づける可能性のある、重要な情報をやり取りしていていたのである。
 
そう考えてみると、うちの親戚のお姉様方や、有閑マダムたちがCIAやKGBの凄腕の諜報員のように見えてくる。いや、まさか全員ボンドガールだったのか。
あのどこからどう見ても無駄にしか見えないやり取りに、実は我々は生かされてきたのだと、感謝の念が絶えなくなって・・・
 
 
 
 
くるわけないか。
あと、あの「大体男ってさ!」と男をひとまとめにするのはやめていただきたい。
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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が生涯に一片の悔いなし!!!

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