ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

金持ち喧嘩せずを思い出し、金持ちじゃないけど喧嘩しなかった話 #1235

time 2017/12/17


 

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「北斗剛掌派」:世紀末の日本を救わんとする立拳民主を標榜する一派。少子高齢化と人口減少のなかでも、日本人の生産性を1.5倍にすれば帳尻はギリで合うと固く信じている。モヒカン、ボーガン系ヒャハり気味DQN男子はお断り。明日への希望となる種もみが好き。尊敬する人はウイグル獄長とミストバーン。

***

先日、久々に忍耐を試される事態が1日に2件、立て続けに発生した。

1件目は、酔っ払いに絡まれた件。

明るく楽しく(烏龍茶を)飲んでいたら、酔ったようには見えなかった参加者の1人が翌日何も覚えていないほど酔っており、僕の仕事についてないことないこと言ってきた。

あろうことか顧客の前でそこまで言うかというようなことを言われたので、ちとピキピキと来てしまった。

自責思考、自責思考・・・

ありがたい、ありがたい・・・

これは試練だ、これは試練だ・・・

こいつは病気だから悪くない、こいつは病気だから悪くない・・・

ラオウはこんなことじゃ怒らない、ラオウはこんなことじゃ怒らない・・・

てなことを頭のなかで唱えつつ、(シラフに戻ったら締め上げることを誓いつつ)なんとか耐え切った。

私の友人のわりと短気で喧嘩っぱやいあの社長なら、「んだゴルァ!オモテ出ろてめぇ!」となっていたであろうほどのシチュエーションだった。

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しばしの精神鍛錬の後、帰ろうと思ったら無念なことに終電がなかった。

仕方がないのでタクシーに乗ったら、ここで2件目発生。

「ご乗車ありがとうございます!」と言われるかと思いきや、「ったーく、あのバカ川崎まで5000円で行けって言いいやがって!」と直前に断った乗客の罵倒をいきなり開始する運転手。

通常なら「運転手さん」と呼ぶところだが、いきなり愚痴る時点でさん付けされる資格なし。どうやら、川崎まで5000円で行けるかと問われて、キレて追い出したらしい。

そして、何やら強烈な異臭。

「タクシーの車内の7割は臭い、そしてその事実に運転手の10割が気づいていない理論」

によると、件の7割に当たってしまった模様。

しかも、ダントツに過去最悪の臭い。

タバコの臭いだけではなく、異様な体臭と口臭。やばい。やばすぎる。喋るたびに臭い。

出てくる言葉は汚く、態度は悪く、そして吐いた息は強烈に臭い。

まさかこんな運転手が日本にまだ現存していたとは。ジュラ紀に隕石で絶滅したとばかり思ってたが。

湖の水面のごとく穏やかな心を持つ僕が、1件目で少々ピキピキ来ていたこともあり、なかなか平静を保てない。

こんな臭いを発していてそれに気づかないとは、なんたる覇王。

激戦日の金曜夜のため、降りたら次に捕まる保証はない。

降りたいけど降りられない。会いたくて会えない西野カナの気持ちが、少しだけ分かる。

***

アジェンダとつけるとするならば、ここで2ー2(2件目の事件の小項目2個目)が発生。1件目も小項目が5つほどあったが、2件目も連続技で攻めてくる。

渋谷駅から出発して、5分して、渋谷駅に到着。なんと、道を間違えよった。

「あれ?なんでまだ渋谷なんだろ?」と小声でツイートすると、「だって工事してたんだからしょうがないでしょうが!言ったよね!私。」となぜかタメ語。明らかな遠回りなのだが。。

そして、しゃべらせてしまった僕が悪いのだが、口を開いたことでまたまた強烈な異臭。

仕方なく刺激しないように、黙る。窓を開ける。

 

そして家につくところで2−3が発生。

「遠回りした分、安くしといてあげるから!」とドヤ声で言われたが、値下げされたのは、遠回りした分の半分ほど。

希望を持たされた上でそれを粉砕されると、人の感情は乱れる。

人を怒らせるには、一発の大技ではなく、リュウやチュンリーのような連続技が大切だ、ということを教えてくれた両者。

怒りのボルテージは最大限まで上がる。

***

さすがに耐え切れず、

「申し訳ないですけど臭いです。臭すぎます。」と言いかけた刹那。

しかしここで思い出す。

 

「金持ち喧嘩せず」

 

おお、思い出してしまった。格言を。

なんでだ。なんで金持ちは喧嘩しないんだ。

金持ちだって喧嘩するだろう。金持ちだってムカつくことあるだろう。

しかも俺は金持ってないんだから、本日2件目だし、小項目10個目ぐらいだし、別に怒ったっていいだろう。

そんなことを0.2秒ぐらい考えた後、この格言が今日まで生きながらえている理由がなんかわかった気がした。

 

割に合わない

 

のだ。

***

金持ちは、その名の通り、お金を持っている。

そして多額のお金を持つに至った過程として、多くの人脈、知識、技術、ビジネスを持っている。

どういう理由があったとして、ムカついたからといって喧嘩をするのは、大抵の場合、彼らにとって「割に合わない」のである。

それが会社の不沈を左右するような喧嘩相手だったり、一族の将来を左右するような喧嘩相手だったりすれば、法廷闘争なり買収戦略なり、しかるべき経路で喧嘩することはやぶさかではない。

が、金持ちにとって、「輩」と喧嘩するのは、全くもって割に合わない。

話が通じないし、下手をすると怪我をする恐れもある。ヤクザの世界でも、下っ端ほどすぐに手を出すが、あれと同じだ。バカは相手にしないに限る。

だから、自分が持っているものと比較して喧嘩する価値がないときは、喧嘩をしない。そしてその天秤が傾くことは、よほどのことがなければない。

喧嘩まで行かずとも、クレームしたり、交渉したりという作業が、自分の時給に見合わないのであれば、多少の金銭的時間的負担をするとしても、サンクコストとして処理する。

それが金持ちの思考。

ちょっと罵倒されようが、ちょっとタクシー車内が臭く、料金をチョロまかされようが、たぶん金持ちなら喧嘩しない。

 

そんなことを金持ちじゃない身で一生懸命0.2秒ぐらいで考え、結局は言われた通りの金額を払って、車を降りた。

こんなに空気がうまいと感じたのは久々だった。

そういえば、こんな本があったのを思い出した。

 

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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