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退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

忖度が出来なくなってきた日本人 #1291

time 2018/02/11


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何年か前に、とある社労士の先生に聞いた話。

昨今、彼らの本丸の一つである、就業規則市場がアツいらしい。就業規則の作成依頼が、中小企業の経営者よりひっきりなしにくるというのだ。

なんでも、就業規則の「細分化」が時代のニーズとして台頭してきていて、それまでに存在していた就業規則ではもはや対応できないのだという。

 

かつての就業規則は、だいぶ緩やかに作られていた。

その典型が退職(要はクビ)に関する項目で、「著しく会社の不利益になることをやったらクビね」とか、「勤務態度が著しくよろしくなかったらアウトね」ぐらいのことを書いておけばよかった。

日本人の特質よろしく「忖度」が働いていた時代は、それでもよかった。

 

ところが時代が進むに連れ、それが通用しなくなってきた。

これは資本(経営者)側と労働者側の情報と権威の非対称性が解消されてきた証拠であり、労働者保護の面から見れば状況が改善されたというふうに取れないこともないが、反面、理屈の通じないクレーマー体質のアホが増えてきたのである。

「え?著しい不利益ってナンですか?僕はそうは思いませんけど??」「勤務態度が悪い?これがフツーっすけど??」という、マジかよ・・・としか思えないような意見を持つ輩が、しかし表面的な知識を身につけ、労基署に駆け込むようになったから始末が悪い。

 

正直、家の教育と初等教育が間違っていたとしか思えないアホな社員を雇ってしまったときの経営者の心労は、想像を絶する。

会社のためにも、その他の社員のためにも、はっきり言えば早くクビにしたい。

しかしクビにすると、労基署に駆け込まれる。

で、クビを客観的に正当化するための就業規則がない。そういえば信用してたから記録も取ってない。

そんなこんなで、裁判を起こされれば普通に敗訴する。

こんな悲劇が、法務や労務に決して強いとは言えない(むしろそれが普通だけど)中小企業経営者の周辺で起きている。モンスターはParentsだけではなく、Childrenだけでもなく、Teacherだけでもなく、Employeeにも増えてきているのである。

略して「モンプロイー」とでも命名しようか。あ、これ言い出したのあだずが最初ね。

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確かに、時代は多様性の時代に進んでいる。

外国人労働者も増えているし、日本人の中だけでもかつての画一的なモノの見方考え方から、「ありのままっていいよね」な時代になってきている。 十人十色、百人百色だ。

だから、「忖度」だけに頼っていてはいけないのもうなづける。

かといって自由にクビには出来ないこの国の雇用の流動性のなさは経営者サイドから見れば致命的であり、ゆえに細分化した就業規則でいざというときの解雇可能性を担保する、というのは、致し方のないことなのかもしれない。

 

これって、よく聞くアレと同じじゃないかしら。

猫を電子レンジに入れて死んだから訴えるとか、コーヒーが火傷したから訴えるとか、個人が尊重されてるのは良いけど、アホも跋扈しやすいアメリカと同じに見えて仕方がない。

結局、記憶によると訴えられた電子レンジ会社は、以後「レンジに生き物を入れないでください、死にます。」と説明書に書かざるを得なかったし、ファストフード店は「コーヒーはアツいから気をつけて」てな当たり前のことも注意喚起しなければならなくなった。

このままだと日本でも、「業務用の冷蔵庫に入ってツイッターにアップして100RT以上されたら解雇」とか書かなきゃいけなくなるのだろうか。馬鹿らしい。

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ちなみに、僕が以前人を雇ったときには、なかなかにレジェンドな目に遭ったことがある。

雇った人はイマドキの若者・・・じゃなく、当時40代後半の女性。

ざっくりこんなことがあった。

 

▼勤務初日に遅刻。理由は、「車で後ろから追突されたから。幸い、怪我はなかった」。もちろん、そのまま信じた。 

▼勤務2日目に遅刻。理由は、「息子が車で後ろから追突されたから。一応病院に付き添った」。そんなことあるのかと思ったが、不幸中の幸いと安堵した。 

▼勤務1週間目に欠勤。理由は、「電車には乗れたが、途中で気分が悪くなったので引き返した」。お大事にしてください。

▼勤務数週間目に欠勤、理由は、「持病が悪化した」。自分もあるので気持ちわかります。 

▼勤務数ヶ月目に欠勤。理由は、「親戚が他界」。ご冥福をお祈りします。

▼勤務数ヶ月目に欠勤。理由は、「また親戚が他界」。ご冥福をお祈りします。

▼勤務は週2回を数ヶ月お願いしていたが、ほぼ事務に対して挨拶なし。理由は、「必要だと思っていなかった」。

▼途中何度か来ていなかったが、請求はそのまま計上。理由は、「伝わっていると思っていた」。

 

僕ともう一人で共同で雇っていたのだけれど、見た目に反して人の良い我々は、初日、二日目でいきなりのパンチを食らったあとも、真面目に見える勤務態度の彼女を雇い続けた。

「もし全部本当だったらかわいそうだ。我々が雇ったせいで人生の風向きが変わってしまったのかもしれん。なんとか報いてあげねば。」と当時は二人とも思っていて、決して安くはないその給料を払い続けていた。おかしいとは思いつつも、会ったときの人当たりはよかったため、ずっと信じていた。

 

そしてある日突然、「ツラいので辞めます」と派遣会社経由で通知が来て、本人とは全く話すこともないまま関係は終わってしまった。一通のメールすら、本人からは来なかった。

僕ももう一人の人間も、口が開いて塞がらないという経験を初めてした。僕たちの「忖度」が、全く通用しない人だったのかもしれないと今は思うけれど、真相は闇の中だ。

 

本人の幸不幸が本当だったか嘘だったかは、今となっては分からない。がしかし、僕たちの仕事に対する貢献という意味では、大変申し訳ないけれどもっと早期に辞めていただくべきだったかと思う。

僕たちが払っていた給料は、その人が心の中でどれだけ一生懸命かどうかではなく、その人が具体的に我々の業務にどれだけ貢献しているかに対してのものだったからだ。

実際何があったかは窺い知れないけれど、少なくとも業務が滞る理由に関するホウレンソウはあってしかるべきで、しかしそれもなかったのがこの女性。今思えば、「モンプロイー」だったのかもしれない。

僕たちは、「忖度」が全く通用しない相手に翻弄される数ヶ月を過ごしたあと、だいぶ反省して、しかしアホなのでまた同じような過ちを後に犯すことになる。

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最近話題の「日本再興戦略」で、気鋭の実践家、落合陽一氏は、日本のこれからについて、極めてポジティブに書いている。

経営者であり、教員であり、アーティストであり、研究者であり、という「多動力」どころではない活動の幅広さを持つ落合氏の言葉は、「日本ってもうダメじゃん論」に支配されている現代の日本を、明るく照らす可能性を持っている。

本の中身は妄想夢想も入っているため実現のほどは定かではないけれど、少なくとも少子高齢化と人口減で従来のパラダイムの中では衰退の一手しかない我々としては、ポジティブな思い込みから世の中を変える努力をしていくしか方法はない。

それをある程度論理付けてくれる天才の言葉は、励みになれこそすれ、批判の対象とするべきではない。

 

この本の中には、日本人は日本人の良さをもっと理解しろ、といったニュアンスの記述がある。

欧米的な個人主義も良いけれど、一見効率が悪いとされる日本人式のコミュニケーションやライフスタイル、ワークスタイルの中にも、今後の日本の飛躍につながる何かがあるはずだと、氏は書いている。

僕もそう思う。「忖度」はその一例ではなかろうか。

がしかし、最近のメディアのよく分からないスキャンダルを狙い撃ちにした報道攻勢を見ても、先の就業規則や「モンプロイー」問題にしても、どうやら日本人の武器であったはずの「忖度」まで、力が低下してきているのじゃなかろうかと思う今日この頃。

あ、今の社内にも「モンプロイー」が何人かいたわ、そう言えば。あだずならすぐにでも、「忖度できないサイヤ人など必要ない!」とかベジータさんみたいなこと言うね、あいつらに。

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※今日のトレーニング 体幹トレ5セット

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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