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退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

3年ぶりに帰ってきたウルトラマン! 野辺山100kmウルトラマラソン2018完走記 その5  #1304

time 2018/06/11


 

野辺山100kmウルトラマラソン2018を、制限時間6分前の13時間54分で完走した、いつもながらのギリギリ完走記です。

 

野辺山ウルトラ完走記2018を最初からお読みになる場合はこちら。

3年ぶりに帰ってきたウルトラマン! 野辺山100kmウルトラマラソン2018完走記 その1  #1300

 

初参加となった野辺山ウルトラ2014の完走記はこちら。

 

2回目の完走となった野辺山ウルトラ2015の完走記はこちら。

 

初リタイヤとなった野辺山ウルトラ2016の惨敗記はこちら。2017は惨敗過ぎて記事にすらなってません。

***

(あらすじ)

直前の富士五湖ウルトラでたったの40kmでリタイヤ、さらにはワガママボディを誇る「G」に追われ、抜かれる恐怖から、1ヶ月で200kmを走るという、過去最高の練習を積むことができた。

リアルフィット でのダイエットもまぁまぁうまくいき、2018年1月の88kgから、82.3kgまで減量。1kmで3分速くなるのがフルマラソンなので、ウルトラの距離に換算すると40分ほど稼いだ計算になる。

準備は整った!

***

ランチーム「アドミラル」とトライアスロンチーム「ポセイ丼」

少し歴史の話をしよう。

2013年11月に初マラソンを完走した僕は、もともと、というか今でもランチーム「アドミラル」に所属している。またトライアスロンにおいては、そこからスピンアウトした「ポセイ丼」に属している。

いずれも愛すべきチームで、僕のラン人生、トライアスロン人生になくてはならないチームメイトたちだ。

ランチーム「アドミラル」の面々。後ろの方で頭にバンダナを巻いているポリネシア系の男性が創設者「元帥」。誰も逆らえない絶対王政を敷いている。税理士だけど1桁の計算ができない。

初心者だらけのランチームながら、ここに写っているのは全員がサブ4ランナー。半分はウルトラマラソンも完走。

 

トライアスロンチーム「ポセイ丼」の面々。元帥が率いる特待生チーム。全員がアイアンマン、もしくはバラモンキング(アイアンマンと同等)の称号を持っている。

 

この愛すべき2つのチームは、僕の人生を変えてくれたと言っても過言ではない。

2013年11月の初マラソンから、直近の野辺山ウルトラ2018まで、幾多の死闘を共にくぐり抜けてきた。職業も年齢もメンヘラ度も曖昧さも違うチームメイトたちであるが、本当に有難い存在である。

しかし、ローマ帝国が帝政末期にその黄金時代を維持できずに没落していったように、「アドミラル」、「ポセイ丼」もまた、凋落の道をたどることとなりつつあったのはここだけの話。・・・なんだけど、組織論として大事な話なので、せっかくだから今してしまおう。

 

2013年、2014年、2015年と「アドミラル」、「ポセイ丼」ともに初心者集団としては素晴らしい成果を挙げていた。

何人ものサブ4ランナー、何人ものアイアンマンやウルトラマンを輩出し、「俺たち、イケてるんじゃね?」とそこそこ思うようになっていた。それに足る練習は積んでいたし、それに足る実績も出していた。

今思えば、2つともチームとして最盛期を迎えていた。

自分たちには何でもできる!自分たちは何にでもなれる!

そしていつの頃からか、悲観が楽観に、進取が退嬰に、努力が怠惰にすり替わっていった。それは誰もがうっすらと感じつつ、しかし抗えない波のようなものだった。

皮膚から徐々に侵食され、それがよろしくないことだとは誰もが分かりつつ、それでもそれを何とかしようとする者はいなくなりつつあった。

そう、我々は「仙道君症候群」に侵されつつあったのである。

***

「仙道君症候群」という病魔

「仙道君」と言えば、日本一有名なバスケット選手の一人である。

名作「スラムダンク」で出てくる大ボスの一人で、彼が遺した言葉、

「まだあわてる時間じゃない」

「さあ、いこうか」

などは、名セリフとして国民の大多数に記憶されている。流川君より仙道君が好きだというジャンプ世代は多いのじゃないだろうか。

 

仙道君のすごいところは、普段6割ぐらいの力しか出していないのに、いざ真剣勝負となるとそのギアをMAXまでガッ!と上げられる点。

フリーザ様が、ちょっとてこずった瞬間にギアを上げて悟空を宇宙のチリにしようとしたのと同様で、ゲームの大事な局面でスーパースター級の働きをする。

もちろん普段の苛烈な練習があっての話なのだけれど、もともと全国有数のバスケットマンとしての才能を持ちながら、それを普段秘めているところに仙道君の魅力があると言っても過言ではない。

 

で、その「スラムダンク」のスーパースター、仙道君にちなんだ「仙道君症候群」とは、

「仙道君のような才能もなく同等の努力もしていないのに、本気を出そうと思えばいつでも出せるんだぞと勘違いして怠惰に走り、いつの間にかそのなけなしの本気すら出せなくなった、ただの残念な一般のヒト」

の状態に陥ることを指す。

この病魔に、「アドミラル」、そして「ポセイ丼」ともに支配されつつあった。

 

大した練習もせずにウルトラマラソンの舞台に立ち、予想通り撃沈。スイムで海練をすることもなく、バイクの山練をすることもなくバラモンキングに突入し、予想通り死亡。

なんなら、大して練習をしていないことが分かっているのに、大会直前に仙道君ばりに、「まだ慌てる時間じゃない」とか言い放ってる始末。レース終盤に「さあ、いこうか」と言っても、そんな体力は練習していないから微塵も残っていない。

 

全員が全員ではなかったけれど、両チームとも、

やれば出来る、ゴールできる

という、持久系競技において当たり前以前に当たり前なマインドを持っていたのが、いつの間にか

やらなくても(なぜか)ゴール出来る(はず)

という勘違いに変わっていった。

 

実際、そのチーム全体として病魔に侵された副作用は大きく、もっとも深刻なレベルで「仙道君症候群」に罹患していた僕は、先の記述のとおり、

野辺山ウルトラを2年連続リタイヤ、バラモンキング2017をリタイヤ、直近の富士五湖ウルトラ2018も40kmでリタイヤ、走ったフルマラソンは5時間半がやっと、という惨憺たる有様になっていた。

もはや、走り始めて2ヶ月で出場した初マラソンの記録(4時間21分)すら抜けない、そんな勘違い仙道君になっていた。

処方箋はもはやたった1つ。

練習すること。

ちゃんと走ること。

それしかないと分かっていたけれど、本当にそれしかなかった。

***

「本業」から逃げないことの重要性

とある分野の超一流選手が、本業から離れることで、その本業の厳しさから解き放たれて楽しさを思い出したり、取り組んだ他分野とのシナジーが働き、結果的に本業の成果を伸ばす、なんてことはままある。

僕が知っている範囲だと、とある極真空手の元世界チャンピオンは、世界のトップから陥落したツライ時期にサーフィンと出会い、「自然との融合」や「流れに乗る」といった動きを空手に取り入れたことで、再度世界の頂点へと上り詰めたという事例がある。

プロ野球選手がゴルフを楽しむのも、腰の回転に共通項があってある程度のシナジーが生まれるのかもしれない。

かように、超一流選手が自身の本業から手を離すのは、それなり以上の意味があってのことだったりするのだけれど、良くないのは、超一流でも何でもない人間、特に基礎すらできていない初級レベルの人間が、この発想に至ってしまうケース。

どの分野であれ、ビギナーとしての楽しさを味わったあとは、基本の積み重ねが待っている。それは至極単純なことの繰り返しで、その習得まではお世辞にも楽しいとは言えない、ある種の苦行である。

「意識しているけど出来ない」から、「意識しながらなら出来る」、そして「意識しなくても出来る」へ。成長の階段を登るためには、とにかく同じことを正しく繰り返すことが大事。

特にランニングはその極地にある競技で、結局のところ強くなりたければ走るしかない。格闘技をどれだけやろうが、どれだけジムに通おうが、マラソンを走りたければマラソンの練習をするしかない。

畢竟、そこから逃げるヤツには、相応の果実しか与えられない。

 

これは仕事も全く一緒で、後輩によく叱っている点でもある。

まともに本業である保険のコンサルティングも出来ないのに、携帯ソリューションを紹介したりとか、ビジネスマッチングに手を出したりとか、食事会で人脈作りだとか、茶がヘソを沸かすわ。

まずお前は本業に力を注げ。本業で汗をかけ。本業で脳みそを振り絞れ。そんなことを言っている。

周辺知識や周辺能力は大事だけれど、本業の力がなければ、必ずどこかで痛い目を見る。そうしてなん百人も目の前を通り過ぎて辞めていった人たちを見ているので、せっかく縁を持った後輩には、わりと厳しめに伝えることにしている。

 

しかし・・・。

俺自身が本業から逃げてたやんけ!!!

ということに気づいてしまったのである。

マラソンやトライアスロンのレースで完走したいと言っているのに、やっているのは筋トレやジム練。たしかに何もしないよりは良いのだけれど、やはりマラソンを速く走りたければマラソンの練習が必要であり、トライアスロンで勝つにはトライアスロンの練習が必要なのである。

 

蒙恬!!!

 

じゃなくて

 

盲点だったぁ!!!

 

本業で強くなるには、本業に取り組むしかない。

そんな当たり前のことに気づいて、結局野辺山ウルトラ2018の1ヶ月前から、計200kmを走るという、遅すぎるスタートを切った。

そして、実はその努力はToo lateではなく、結局最後には福音をもたらしてくれたのであった。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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