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3年ぶりに帰ってきたウルトラマン! 野辺山100kmウルトラマラソン2018完走記 その6  #1305

time 2018/06/13


 

野辺山100kmウルトラマラソン2018を、制限時間6分前の13時間54分で完走した、いつもながらのギリギリ完走記です。

 

野辺山ウルトラ完走記2018を最初からお読みになる場合はこちら。

3年ぶりに帰ってきたウルトラマン! 野辺山100kmウルトラマラソン2018完走記 その1  #1300

 

初参加となった野辺山ウルトラ2014の完走記はこちら。

 

2回目の完走となった野辺山ウルトラ2015の完走記はこちら。

 

初リタイヤとなった野辺山ウルトラ2016の惨敗記はこちら。2017は惨敗過ぎて記事にすらなってません。

***

(あらすじ)

遅すぎる感はあった最後の突貫工事も無事に終わり、なんとか野辺山ウルトラに出走する目処が立った。

3年連続リタイヤは絶対に避けたい。今年こそは完走したい。

そんな思いで、クライアントであるプロバンク社の面々とともに、野辺山に旅立つのであった。

***

新生チーム、「プロージット」

ウルトラマラソンは、そのレース時間の長さから、現地への前日入りが推奨される。

これはフルマラソンと違って多くの「客」を集めることが出来ないウルトラマラソンならではの事情もあり、僕個人としては走らせていただいているお礼に、現地にある程度の落とすのはマナーだとも思っている。

なので人によっては現地近くにテントを張ったり車中泊で済ませる人もいるみたいだけれど、僕はいつも前日入りをして野辺山周辺のホテルに泊まる、ということをしている。

 

今回のレースは、「監督業」を兼ねての出走となった。

いつもはランチーム「アドミラル」の一員として気軽に出るのだけれど、「仙道君症候群」にかかって出走すらしなくなったメンバーが多かったのと、クライアントでもあるプロバンク社から引率を依頼されたため、

2年連続リタイヤしているヘタレのくせに、クライアントを完走させるために引率

という、非常に責任の重い立場になってしまった。

 

プロバンク社のなかで立ち上げたチーム名は「プロージット」

「銀河英雄伝説」のファンならすぐにピンとくる用語で、ドイツ語で「乾杯」の意味を持つ。銀英伝マニアであるプリンス海老澤(プロバンク社社長)と監督である僕で、即決で決めた名前だ。

今回出走するメンバーは10名。プリンス海老澤の号令(という名の絶対王政下の強権)によって、マラソのマの字も知らなかったメンバーたちが、5kmで悶え、10kmで涙し、フルマラソンで嗚咽し、とうとうこの野辺山の舞台までここまで這い上がってきた。

いずれも、ビジネスにおいては猛者と呼ばれてしかるべき戦士たちである。

 

特に今や本ブログのおかげでトライアスロンチーム「ポセイ丼」の中でも大人気となったプロバンク社の重珍「G」は、目を見張る変化を見せていた。

最初、ランステから皇居までの400mの道を走れなかった頃の「G」。

 

野辺山ウルトラ前日の、体重、体脂肪とも当時からがっつり落としてアスリート手前までカラダを仕上げてきた「G」。マラソンは、体重がタイムに直結する。少しでも体重を下げるべく、腹毛を3/4も剃ってきた胆力には恐れ入る。

 

「男子、三日会わざれば刮目して見よ」

という格言があるが、「G」を1年ほど見ていても、その見た目はほぼ変わらない。わがままボディはそのまま。

しかし、中身は全く別物である。「G」は今回、唯一の71kmの部出場組なのだけれど、僕は密かに完走するのじゃないかと思っていた。

「G」は他のメンバーとともに昨年11月のつくばマラソンを見事完走。その後山北へ数回通い、直前の30kmランにも参加し、順調な仕上がりを見せていた。なにより、「G」は本気だった。

「G」の本気さに当てられて、また、この頃にはとっくにサブ4が当たり前になっていたプリンス海老澤の本気さに突き動かされ、プロバンク社内には「本気組」なるグループが存在していた。

何のことはない。完走から逆算してやるべきことをやっている、というだけなのだけれど、それはやりたいやりたくないではなく、ただやる、という覚悟をもった人間の集まりだった。

***

「本気組」と、「出たとこ勝負組」と・・・

一方、そうではない、つまり、「本気」になりきれていないメンバーも、当然のごとく存在していた。言わば「出たとこ勝負組」である。

(※クライアントなので少々気兼ねはするのだけれどプリンス海老澤がフィクションなしに書いてくれと懇願してくるので、アナ雪のようにありのままに書くことにする。)

元はと言えば、地位的に会社の独裁者である社長が、マラソンのマの字もなかった社内である日いきなり「みんな!フルマラソン出ようよ!」とおかしなことを言い始め、死にそうになりながら完走したら、またある日に「みんな!ウルトラマラソン出ようよ!」と無邪気に狂ったことを言い始めたのがきっかけである。

多くの独裁国家でそうであるように、王の命令に面と向かってNOを突きつけるのは難しい。当初は、イヤイヤながら、渋々ながら参加表明するメンバーに溢れていた。

 

もちろん、プリンス海老澤はバカではない。むしろ、かなり優秀な経営者の部類に入る。

ただ単に走りたいからウルトラに出ようと言っているわけではなく、

しかるべき努力を積み上げれば絶対に完走できるのがウルトラマラソンであり、

しかるべき努力から目を背けたら絶対に完走できないのがウルトラマラソンである。

という普通のマラソンにはないウルトラならではの特性を、会社の文化変革に活かそうと考えて、ウルトラマラソンへの参戦を決めたのだった。

 

100kmという距離を走るに必要な走力を割り出し、その目標地点と現時点での差分を出す。さらにそこに至るまでの期間と距離から、現状耐え得る負荷の範疇で自分の思考、生活、タイムマネジメントまで全てを変えていく。

やりたいやりたくないではなく、

やるべきことをやるべき量、

やるべき期間に渡ってやり続ける。

方程式にすれば全ての分野の目標達成について当てはまることであり、仕事でもその構造は全く一緒。

言葉にすれば陳腐な、「目標からの逆算」について、カラダに染み込ませることができるウルトラマラソンプロジェクトは、ビジョン達成のために会社を変革する必要に迫られていたプロバンク社にとって、またその社長であるプリンス海老澤にとって、まさに「今でしょ!」なミッションだったのである。

 

しかし、このプリンス海老澤の熱い思いは、新生チーム「プロージット」にはなかなか伝わらない。

それもそのはず、これは個別具体的な事例として非常に分かりやすく表出してはいるものの、実は抽象度を一つ上げれば中小企業にはびこる組織論的な問題でもあるのだ。

大企業であれば、社長がいて、取締役会があって、経営企画室があって、それぞれの部署長がいて・・・と、それぞれの階層においてどうやってトップマネジメントで決定された戦略を咀嚼し、現場に落とし込むかということが議論され、具体的な成果物として配布される。

その過程に関わるのはダイバーシティに富んだ人たちであり、様々な表現方法で誰にでも分かる方法、表現で伝えられる。もちろん階層が多いことによる情報の減衰や変化はあるが、基本的には大きな組織を動かす手前、しばらくの間、同じ戦略に基づいて意思決定がなされ、その浸透度合いに対してつどつど改善が加えられる。

 

一方の中小企業。

大半の場合、戦略は社長の頭の中だけにあり、それは「社長語」のみで伝えられる。ダイバーシティ?そんなの関係ねぇ!と言わんばかりに、社長は自らだけが理解できる言葉でそれを語り、そして社員の大半は頭にハテナを浮かべながら聞いている。

そしてハテナを解消すべく一生懸命考えて、ようやく理解できた頃には、社長はまた違うことを言い始めている。これが中小企業あるあるである。

図体が小さいからこそ小回りが利くのが中小企業であり、会社を存続させるために誰よりも真剣な社長だからこそ、朝言ったことより良いアイデアが思い浮かべば、夕方には全く違うことを言っている。

まさに日々朝令暮改そのまんまの光景が繰り広げられており、普通の社員であれば、「社長、頭おかしいのか?」と思うであろう場面が多いであろうことは想像に難くない。

 

今回のプロバンク社におけるウルトラマラソンプロジェクトも、同様の匂いを発していた。

「社長、なんでウルトラマラソンにそんなにこだわるとですか!?」

口にはしないものの、そう思っていたであろうメンバーはいたはず。そしてそういった考えののメンバーは漏れなく、

「積算思考」

でレースの準備を重ねていた。

 

「積算思考」は、「逆算思考」の対になる言葉。

現状からの積み上げで、目標達成を目指す。言葉にすると綺麗ではあるが、その実、積算思考のもっとも強烈な弱点としては、一般的に目標達成の可能性がそんなに高くない、という点。

なぜならば、過去の自分とこれから目標に向かう自分、そこに決定的な違いを作らねば、出てくる成果も変わるはずがないという危機感に乏しい考え方だからだ。

 

現状の自分の実力から考えて、無理がないように。

言われたメニューよりも、やりたいメニューをやろう・・・。

仕事、忙しいし・・・。

まだ間に合うだろうし・・・。

なんとかなるだろうし・・・。

去年11月のフルも走れたんだから、出たとこ勝負で今回もなんとかなるだろう・・・。

やるべきことをやるのではなく、できることをやる。言葉としては違和感がないが、実際の行動は原理原則から外れがちなものに終始していく。

 

ものの見事にプロージット内は2つの勢力に分かれ、プリンス海老澤率いる「本気組」は逆算思考で、「出たとこ勝負組」は積算思考で、それぞれのペースで野辺山ウルトラという目標に向かっていく。

そして、価値観としてどちらが良い悪いではないにしても、それなり以上に高い目標を達成するというプロジェクトの成否なる原理原則から見たときに、これほどまでに差ができるのかと思うほど、両者にはあらゆる面で開きが出てきたのであった。

その審判が、ついに5月20日に残酷なまでに下されることになった。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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