※野辺山ウルトラマラソン2018完走記の途中ではありますが、あまりの感動のため久々に筆を取ります。

(https://twitter.com/priscillaboca)

サッカー日本代表はロシアの地で伝説を創り、そして散った

48分 原口元気
52分 乾貴士
69分 ヤン・フェルトンゲン
74分 マルアン・フェライニ
94分 ナセル・シャドリ
2−3でベルギーに敗戦。
言葉にすればたった5行で終わるこの試合、100分に満たないこの時間に、日本中が熱狂した。僕自身、過去にないぐらい今回のW杯は色々な国の試合を観ていて睡眠不足甚だしいが、蓄積した眠気が全て吹き飛ぶぐらい、とんでもないゲームをサムライ・ブルーは見せてくれた。
正直、途中まで勝てると思ってしまっていた。
原口元気のスーパーゴールと乾貴士のスーパーゴール。2つのスーパーゴールは世界最強の地位にもっとも近い場所に君臨するベルギーを慄かせるのに十分だったし、前人未到のW杯は小指どころか、片手までかかっていた。
しかし結果は敗戦。わずか40分の間に、「世界トップとの差」をまざまざと見せつけられる形となった。
サッカーの戦術面やそれまでのドタバタについては色々な人が色々な議論をしているのでそちらに譲るとして、印象的だった試合後の言葉やメンバーの様子について、触れておきたい。
***
今大会、奇跡を起こし続けた西野監督は、最後のインタビューで呆然としながら、こう語った。
 
「何が足りないんでしょうね、やっぱり・・・。」
 
正直な人だと思った。
物議を醸したポーランド戦の決断についての罵声も全て飲み込み、危険な賭けにも勝ち、全てを出し尽くした結果、それでも届かなかったベスト8の椅子。
何が足りないのだろうか。
答えは決まっていて、「全てが足りない」。そう、残念だけど、「全てが足りない」。
あそこが弱い。ここさえ直せば。
そういう課題が明確な時はまだ話はシンプルかつラクで、特定部位を強化するなり治療すれば良い。しかし今日の敗戦はそれとはまた別の種類の要因であり、全ての面で今より強くなる必要がある。
協会から体制から監督からバックヤードから施設から選手からジュニアから戦略から戦術からJリーグから・・・挙げていったらキリがないほど、あらゆる面で強くならねば、これ以上は勝てない。
 
昔、とあるボクシングの名チャンピオンがこんなことを言っていた(気がする。by鷹村守)。
「どうやったらあいつに勝てるかだって?単純さ、あいつより強くなるしかねーんだよ。」
これ以上強くなりたければ、全ての面で強くなるしかない。これから、日本代表はイバラの道を歩むことになる。
 
監督が途中で言った言葉。
 
「本気のベルギーが、そこに在りました。。。」
 
とんでもない敵と戦っていたことが凝縮された、至極のコメントだった。
***
長友選手は、同じく呆然としたコメントを残しながらも、最後にこう言っていた。
 
「自分にできることは全てやったかなと思うので、
ほんと悔しいですけどね、負けて悔しいですけど、
笑顔で胸を張って帰ります。」
 
下を向く必要はない。全員、胸を張って帰ってきてほしいと心から思った。
 
かつてのエース、本田選手は後半途中から出場し、いつか見たフリーキックと同じような無回転シュートを放った。ゴールしてもおかしくない勢いのまま飛んでいき、そしてゴールキーパーに弾かれた。
8年前のそれはネットを揺らし、今日のそれはネットを揺らすことはなかった。
8年の歳月が突きつけた現実がそこにあり、そして、本田選手は最後に、代表からの引退を口にした。
長友選手と合わせて、一つの時代が終わったように思えた。
 
冒頭の写真は、試合後の日本代表のロッカールーム。
サムライたちが去ったあとには、ロシア語で「スパシーバ(ありがとう)」の文字。
いくつもあったW杯期間中の素晴らしい写真の中で、試合後にゴミ一つ落ちていない状態で場が保たれているこのロッカールームの写真は、もっとも美しい1枚だと思った。
サムライブルーのみなさん、夢をありがとう!最高の夢を魅せてもらいました!
 
※半年前に飯を食ったベルギー人から、
「日本は最高だったぜ。
勝っちまって悪いけど、ブラジルと戦れることは最高にハッピーだ!
お前たちの力も貸してくれ!」
とメッセージが来ていた。
 
「ここまで来たら優勝しろ!」
と返事をしておいた。
***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が生涯に一片の悔いなし!!!

Facebook友だち申請はお気軽にお待ちしております。

組織の人財育成についてのメルマガ希望の方はkusog.akaba(アットマーク)gmail.comまで。

申請の際は、世紀末覇者として最低限の自己紹介と愛のある一言をお願いします。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事