ラオウを目指す羅王のブログ

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3年ぶりに帰ってきたウルトラマン! 野辺山100kmウルトラマラソン2018完走記 その9 #1316

time 2018/08/09


 

野辺山100kmウルトラマラソン2018完走記、再開です。制限時間6分前の13時間54分で完走した、いつもながらのギリギリ完走記です。

 

野辺山ウルトラ完走記2018を最初からお読みになる場合はこちら。

 

初参加となった野辺山ウルトラ2014の完走記はこちら。

 

2回目の完走となった野辺山ウルトラ2015の完走記はこちら。

 

初リタイヤとなった野辺山ウルトラ2016の惨敗記はこちら。2017は惨敗過ぎて記事にすらなってません。

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(あらすじ)

愉快なクライアント、プロバンク社で立ち上げたランチーム、「プロージット」。銀河英雄伝説マニアにしか分からないこのチーム名を提げて、僕たちの野辺山ウルトラ2018は早速スタートした。

3年ぶり3回目の完走。3年ぶり3回目の完走。3年ぶり3回目の完走!!!

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久々の熊

20km地点までほぼ疲労なく到着できたという話をしたけれど、一つ、大事なことを追記しておく必要を思い出した。

あとから振り返ればではあるが、この20km地点で、僕は今回の野辺山ウルトラの完走を、なぜだか分からないけれど確信した。あと80kmも残っているのにどうなんだというふうにも思うけれど、こういう第六感は得てして当たるものだ。

ただこの20km地点までを熊と並走できていなければ、もしかしたら完走はできていなかったかもしれない。。。

 

僕と熊は、初出場となった2014年の野辺山ウルトラで、制限時間の2分前に揃ってゴールした。レース序盤から計画より大幅にビハインドする展開で、今思い出しても地獄としか言いようのないレース運び。最後はゴールとともにこんな顔になっていた。

あとにも先にも、今までで一番ツライレースだった。こんなに嗚咽したことはこのとき以来ない。

 

その完走を支えたのが、レース終盤の地獄の上り坂で編み出した「電柱ゲーム」であった。

ルールは簡単。もうダメだ。限界。走れない。そうなったときにのみ発動を許されるルールで、平たく言うと「電柱と電柱の間を何本分か走り、何本分か休む」というもの。

例えばまだギリギリ体力が残っているときは「4本分走り、1本分休む」といったルールに、限界を超えてもう無理というときは、「2本分走り、2本分休む」といったルールになる。

 

本来ならば勝負どころで投入するはずのその電柱ゲームを、なぜか序盤に仕掛けてきた熊。

最近、エルサを上回るメンヘラ度を見せている熊は、今回の野辺山ウルトラも、「絶対に完走できない!」というおかしな暗示を自分にかけて参戦していた。

もともと90kgほどあり、僕が部長を務めるDe部(デブ)の副部長な熊。しかし戦績的にはただの肥満児ではなく、フルマラソンサブ4、アイアンマンディスタンス(スイム3.8km、バイク180km、ラン42km)のトライアスロンを完走、そしてこの野辺山も完走しているという、なかなか優秀なポチャスリートであった。

今回もそこそこグッドな準備状況で、1−2月は月間200kmほど走っていたらしい。しかしその直後にメンヘラ化。「男の生理」とも呼ばれるそれは、これまでも定期的に熊に襲ってきていたのだけれど、まさかの野辺山ウルトラ直前にそれが発症。

結局、3月から1kmも走ることなく野辺山に参戦。洞窟で冬眠していたらしい。それが自信の低下に拍車をかけたらしく、「絶対に完走できない!」という暗示につながった。

・・・という精神状態だったからか、序盤にいきなり終盤用の電柱ゲームを投入してきた熊。バンザイアタックにしか見えないそれに、10km地点から並走していた僕は付き合わされることになった。

いや、まだ全然勝負どころじゃないんですけど・・・。

 

ただまぁ、野辺山の10kmー20km地点はかなりの激坂。序盤のメインディッシュ。走ろうと思わないと、全く走れない。ということで歩いてばっかりでも良くないし、暇といえば暇なので、しばし熊に付き合うことにした。

「あの電柱まで!」、「りょーかい。」

「じゃあ今度はあの鏡まで!」、「おっけー。」

距離にして数kmもなかったけれど、2人でたぶん同じことを考えていた。

懐かしい・・・

 

2014年のあの頃、僕たちはポチャスリートとして全盛期を迎えていた。出るフルマラソンはサブ4。ウルトラマラソンも完走。

そういえば、こうやって地獄のラスト10kmを耐えたよな。本当にギリギリだったけど、2分前にゴールしたよな。号泣、嗚咽したけど最高に最幸だったよな。

そんな4年前の去りし日に思いを馳せながら電柱ゲームをしていたら、いつの間にか20km地点に着いた。振り返れば、ここで熊と電柱ゲームをやって塩梅をカラダが思い出していたからこそ、終盤で限界が訪れて真の電柱ゲームのタイミングがきたときに、見事な実戦投入ができたと思う。

熊、サンクス。

***

20km最高地点〜42km八峰の湯

本レース最高高度の20km地点から、42km地点までは基本的に下り。ただし、ところどころに激坂が控えており、調子に乗ってるとタイムの負債が溜まっていく。下りはキロ5分半ぐらい、激坂は諦めてキロ11分ほどで登っていく。

途中、幾人かの「羅王ファン」だという方に遭遇。

「あのー、羅王さんですよね。」と呼びかけられて振り向くと、そこには妙齢の女性が。「その後ろ姿は羅王さんだと思ってました。」とのこと。ついに後ろ姿で気づかれるまでになってしまったらしい。トムクルーズの背中が見えてきたか。

 

また別の場所で「あのー、羅王さんですよね。」と再び呼びかけられて振り向くと、1年前に激坂トレーニングコースがある山北でお会いした御仁だった。

山北で会ったときに、「ファンなんです。ブログ全部読んでます。」と言ってくれたその御仁は、「家内もファンなんです。」と言って横にいた奥様も紹介してくれた。さらに「おーい、大変だぁ!羅王さんがいるぞぉー!」と、さらにファンだという妹さんも紹介してくれた。

これまで個別にブログのファンだと言ってくれた人は数多くいたけれど、まさか一族丸ごとを魅了してしまっているとは想像もしていなかった。ドストエフスキーを目指して磨いてきた文章力が、ついに日本を蹂躙し始めたのだろうか。マドハンドのように増えていくファンの方を見て、少しだけ芸能人になった気分がした。

ありがたや。

 

今回はご夫婦で参戦しているらしいこの御仁、職業は弁護士とのこと。日頃からファクトや論理の世界で生きている猛者らしく、去り際に僕の論理的矛盾を巧妙に突いてきた。

「あのー、差し出がましいようですが、毎日更新を楽しみにしてたのに、3月13日からブログの更新が止まっているのはどういうことでしょうか?」

インシデントの日付を押さえるのは、弁護士の論証において基本中の基本。さすがである。こういう方が背中を押してくれるから、何度か中断しているこの駄文極まりないブログもやめられない。

ちなみにこの方、会ったことがないはずのチームメイトのあだ名や特徴まで全て把握していて、過去のファンランキングのトップ5に入るほど、僕や熊に詳しい。繰り返すけどありがたや。駄ブログのせいでどんだけ時間を無駄にさせてしまったのやら。。

***

すったもんだありながらも、ファンの方々に背中を押されながら快調に下り基調のコースを飛ばしていく。足を使いすぎてはいけない。しかし遠慮しすぎてもいけない。

去年一昨年と、練習不足からこの頃には疲労困憊になっていたが、今日は大丈夫だ。20km地点で感じた完走への確信は、微塵も揺らぐことはない。

速いとは言えないペースではありながらも、予定通り最初のビッグエイド、42km地点八峰の湯に5時間13分で到着。関門は6時間のところ、45分以上の貯金ができた。過去最高のペースだ。

 

エイドに預けてあったドロップバッグから補給物質を取り出して休んでいたら、プリンス海老澤を発見。少々疲れているらしく顔はイっているが、まだ十分に余裕がある様子。

 

半年ぐらい前まで5時間を切るのがやっとだったフルマラソンで、このところサブ4を連発するまでに成長。あっという間に禁煙して、あっという間に痩せ、あっという間にサブ3.5を狙うところまできた。

やると決める。

決めたらやる。

これがランニングの基本であり、仕事の基本であり、また経営の基本でもある。ただこれだけのことなのに、ほとんどの人はこれができない。

一方のプリンス海老澤は、この果てしなくシンプルな原理原則を、自らに課して忠実に守ってきた。そして野辺山ウルトラに臨む頃には、完走経験を持つ僕から見ても、まず順当に完走するだろうなと思えるレベルにまで達していた。

ちなみにプリンス海老澤がどうしてもどうしてもどうしても叶えたい今の夢は、

「2019年の野辺山ウルトラで、『も、もしかして、プリンス海老澤さんですか!?』と呼ばれたい」

というもの。

来年見つけた方、喜びますのでぜひ声かけしてあげてください。嗚咽して喜ぶはず。

 

42km地点ではチームメイトのフランクミウラも捕獲。フランクミウラはプリンス海老澤がプロバンク社において絶大なる信頼を置くCSO(Chief Sales Officer)。営業組織を束ねる重鎮で、特技は「寝ないで仕事をする」

 

全盛期のシャビやイニエスタのごとく、全てのプロバンク社のゴシップはフランクミウラを経由していており、そのエシュロンばりの情報収集能力は他を圧倒していた。ある社員がキャバ嬢を沖縄に連れていったのに何もさせてもらえなかったとか、ある社員の元カノがメンヘラで大変だったとか、社のナンバー2が禁煙したフリをして実は隠れて吸っているとか、全部フランクミウラに教えてもらった。

しかし最近は社員の多くが20代ということもあり、少しずつ情報の中枢から外されているフランクミウラは、以前はファクトベースで話をしていたはずなのに、どうもこのところは作り話が多くなっているような気がする。

大きなフェイクをカマして、それを連打することで無理やり周りに信じこませ、いつのまにか現実にしていく。政治すらビジネスにしてしまう天才、トランプと同じ手法を、フランクミウラは採り始めた。

ちなみに人がミスをしたときや男気じゃんけんに負けたときにこういう笑い方をするので、アリーナで見ているととてつもなく腹が立つ。

***

42km八峰の湯〜50km地点

ここから中間地点の50kmまでは、純粋な下り。一番飛ばせるエリアである。プリンス海老澤、フランクミウラとともに快調に下っていく。

ところで、前から不思議だと思ってたサムシングがあるので、少し考えてみたいことがある。

42kmをゴールとするフルマラソンだと、ゴールする頃にはしっかりと限界を迎えている。過去どのフルマラソンにおいても、これ以上走れないというところまで追い込まれた。

しかし100kmのレースのなかの42km地点に到達しても、疲れてはいるけれど、まだ余裕がある。これは僕だけではなくプリンス海老澤もフランクミウラも同様。多くの参加者もそうだろう。

100kmのレースなんだからペースが遅いし当たり前じゃないかと思うかもしれないけれど、では今の状態でフルマラソンに出たらどうかというと、やっぱり42kmでしっかり限界を迎えると思う。

 

ここに、一つの仮説が成り立つ。

目標を高くすると当然大変。しかし低くても低いなりに大変。

なのじゃなかろうか。

一般的には、高い目標は大変で、低い目標ならラクだと思われているけれど、どうも超長距離を走っていると、そうじゃないんじゃないかと思わされることが多い。フルマラソンの42kmと、100kmの42kmは同じではない。

そして実は仕事でも同じようなことを感じていて、僕が属しているようなフルコミッションの世界だと、年収に5倍や10倍の差がつくことも珍しくない。

じゃあ年収500万の人と年収5000万の人を比較したときに、後者が10倍大変な思いをしているか、というと、僕が見たところ大差ない大変さを抱えて仕事をしている。どちらも同じように葛藤を抱え、どちらも同じように勤勉に勉強し、どちらも同じように価値を生みながら、しかし桁の異なる報酬を得ている。

 

一部の天才的な頭脳を持っている人間を除けば、仕事の能力というのは、限られた自らのアセットをどれだけ仕事に集中し、拡張させてきたかという、時間と密度の積によって決まる。先天的なものはちょっとあるかもしれないけれど、後天的に身につける能力の方がはるかに大きい。

そして、仕事の能力の差は、報酬の差ほどはない。年収500万の人と5000万の人の能力面の差は、せいぜい1.1ー1.2倍ぐらいじゃないかと思う。

ならば、さらにこんな仮説も成り立つのじゃなかろうか。

だったら、目標は高い方が良い。

低い目標は、それだけで膨大な機会損失を生む。

 

様々な人の目標設定、目標達成の統計を取ると、

「それが可能だった理由は、単にそれを目指したからである」

というケースがあまりにも多い。僕自身、スポーツでも勉強でも仕事でも、同様の経験をしている。たとえば、アイアンマンには、アイアンマンになることを目指したからなれた。アイアンマン級の実力があったとか、アイアンマン向きの体型だったとか、アイアンマンに選ばれた人間だからとか、そういうことではない。

単に、目指したからなれたのである。

逆に、目指さないもので叶ったものはない。

 

「目標が全てを決める」というのは岡ちゃんこと岡田監督の名言であるが、まさにその通り。低い目標を定めたらそれはそれで目指すためにいっぱいいっぱいになるし、高くても同様にいっぱいいっぱいになるだけ。だったら、高い目標の方がええじゃないか、という話。

空を素手で飛びたいとか、マグマの中を裸で泳ぎたいとか、そういう非現実的な目標は無理な場合が多い。しかし、その辺の誰かがすでに達成している目標であれば、世の中の上位0.00001%(野球でいえば大リーガー)を目指すとかじゃなければ全然大丈夫なはず。

そして僕たちの今の目標は、100kmマラソンの完走である。大丈夫。完走してる人がおっさんおばさん含め、いっぱいいるんだから。

 

そして最後の仮説。

多くの人は、能力の欠如によって目標が叶わないのではない。

目指すことすらしないから、叶わないのである。

 

てな事を考えていたら、50km地点に到達。開始から6時間20分で到着予定のところ、ほぼ予定通り。ここまでの半分を6時間20分で走破し、残り50kmに7時間40分を使える。

いける。いけるぞ。3年ぶりの完走、逃すわけにはいかない。

あ、でも結構疲れてきた。。。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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