ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

働き方改革の最大の敵は、「パーキンソンの法則」が教えてくれる。 #1324

time 2018/08/18


 

最近、会社で時流に乗って「働き方改革」なるコミュを(他の人が)立ち上げて、それに便乗しているのだけれど、色々と改革を図る中で「こいつマジで大ボスやな」と思う障害がある。

ご存知、パーキンソンの法則で示唆されている2つの考え方である。

あれ?知らない?ご存知ない?

さーせん、そういう人のために解説をしておくと、イギリスの政治学者パーキンソン氏が提唱した考え方で、「なんで本来は経済活動に寄与しない役人が、テラフォーマーみたいにいつの間にか増え続けるのか?」という命題に解を与えたものである。

ちなみに役人天国で有名なギリシャは、なんと国民の4人に1人が役人で、色々怠惰なお国柄もあって、デフォルト手前まで来ている。何かを生み出すわけではない公務員がそれだけわんさかいたら、そりゃ国も滞りますって。

 

話を戻すと、パーキンソンの法則は、2つの表現で定義されている。

第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。

第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。

 

もう定義からしてヤバそうな匂いがプンプンしているが、多くの国や会社でどれだけ改善を図っても、どう見ても無駄としか思えない仕事や人員配置がそこら中にあったり、多くの家庭で収入が昔よりも上がってるにも関わらず、いつまでも生活が苦しいといった状況が生まれる原因について、非常にすっきりした回答を与えてくれる。

人をどれだけ雇っても、その人たちがいつのまにかパツパツに忙しくなる程度には仕事が勝手に増えていき、その仕事の量を補うためにまた人を雇う必要がある、というのが、役人のテラフォーマー的増殖の理由。

本来は仕事が先にあって、それを処理するために人員が要るわけだけど、いつのまにか本末転倒になって、そこにいる人に仕事を与えるために仕事を作る、なんて思考回路になってる組織もある。

卑近な例で言うと、駅の自転車置き場には、どう見ても過剰な数のおじさんたちがいるが、あれは彼らを雇うためにそういう仕事を作ったんだと思う。将来ああいう仕事はやりたくないのでがんばろうといつもこっそり思っている。

 

第2法則の方もわかりやすい事例はそこらへんにあまた転がっている。たとえば、多くの会社は創業期にお金がない。営業と資金繰りが全てだと言っていいのが、この時期。

じゃあ会社が大きくなると余裕が出るのかというと実際はあまりそんなことはなく、はるかに大きくなった桁の範囲で、引き続きお金がない、という状況が続く。GoogleやFacebookみたいに大成功する会社をやっているならまだしも、多くの会社ではそれなりの規模になったとしても、お金はずっと足りないままである。

***

僕個人の中の世界で見ても、考えれば考えるほど、このパーキンソンの法則は深刻な生産性低下要因になっている。

特に仕事の拘束時間と営業経費は膨らむ一方で、じゃあ入社当初はそんな働き方、そんなお金の使い方をしてましたかね?というと、全くそんなことはない。昔はもっと早い時間にオフィスを出ていたし、収入が今よりずっと少ないのに、少し余裕はあった。

こんなことになることはないはずなのに、確かに成長しているはずなのに、いつのまにか色々なものがパツパツの状態になってしまっている。まさに働き方改革が頓挫するとしたら、僕がこのパーキンソン兄弟に敗北した時だろう。

 

ということで時間にしろお金にしろメスを入れ始めているのだけれど、この作業がめっぽうきつい。人は、何かを始めるときによりも、何かを終わらせることにストレスを感じるからである。

ジムに入会するのは簡単なのに、大して行ってないジムから退会するのに1年以上もかかった、なんて経験をした人は、決して少なくないだろう。

結婚よりも離婚の方が大変で、入社よりも退職の方が大変で、そしてたばこを吸い始めるのは簡単だけどやめるのは、めちゃめちゃ大変である(らしい)。これも多くの人が経験済み。パーキンソン的に言うと、家計は時間とともに膨らみ続けるため、お父さんはいつまでも死にそうな状態で働かねばならない。

 

思うに、働き方改革に代表される「改革」の意味するところは、何か新しいことをやる、という面もあるかもしれないけれど、

知らず知らずのうちに当たり前になっていた(非生産的、高コスト、効果性の低い)何かを断腸の思いでやめる

ということから始めるのが正しいんじゃあるまいか。そしてそれは、ただやめるだけのはずなのに膨大な圧力と覚悟をそれぞれの人間に課し、全力でやめるのをやめさせようとする。

僕でいえば、最近ハマってしまったハーゲンダッツの白桃&ベリー味の呪縛から逃れられなくて、毎日困っている。数ヶ月前まで見向きもしなかったのに、マジでうめぇ。1日でも離れてると耐えられないカラダになってしまった。1日食べないと、いつの間にか次の日に2つ食べている。

なんたる中毒性。

 

というような形で、YoutubeやSNSにしろ食べ物にしろそれぞれの経費項目にしろ、「わかっちゃいるけどやめられないものをすげー頑張ってやめること」から始めるべしと、心に決めて働き方改革をして要る真っ最中です。

少しずつ変わりつつあるので成果はまた報告する予定。

ギリシャ頑張れ、俺もがんばれ。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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