昨日今日と、年単位での準備を重ねてきた1号機(8才)の演劇を見る機会があり、合計でリットル単位の涙を流したわたくし。
元来はハチ公物語ぐらいでしか泣かない人間なのですが、今回は目が腫れるほど泣いたであります。ちなみに娘関係のイベントではだいたい「あのパパ一番泣いてるよね」と後ろ指を刺される存在であります。
それはさておき、写真は2号機です。
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「子どもの成長は早いが大人は遅い」にダウト

その演劇会の打ち上げの席で、出演者の面々が一言ずつコメントする場面があったのだけれど、そのうちの一人がこんなことを言っていた。
「子どもたちの成長は本当に早くて。
大人になるとね、ちょっとしか成長しないからね。
みんなの成長が眩しくて・・・」
 
聞いた瞬間、「はい、ダウトー!」と思ったわたくしはあまのじゃく。
その人が言いたかったのは、子どもたちの頑張りが素晴らしいという話なので、その主旨は重々分かっているのだけれど、こういうときに無意識に大人が言ってしまう「子どもの成長は早いけど、私たち大人の私たちはもう・・・」みたいな論調は何度聞いても好きになれない。
子どもの成長は早い、しかし大人の成長はもっと早い、が正解だと僕は思っている。というかそうあるべきだと思っている。
なぜかを解説。
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成長とは、長期投資のようなものである

子どもがいる人は分かると思うけれど、彼らは非常に非効率な生き物である。
僕たち大人に比べて日本語が不自由で、論理的思考力もなく、本能とわずかな理性で行動するため、多くのチャレンジが失敗に終わる。
しかし彼らには無知ゆえに失敗を恐れるという機能がないため、どんどん失敗し、経験値を溜め込んでいく。そうして知らず知らずのうちにスキルが身体知化され、次の成長サイクルに入っていく。
ひらがなもカタカナも九九も、そうやって多くの失敗とともに、彼らはカラダに叩き込んでいく。早いように見える成長スピードは、実は論理的に考えればかなり遅いのである。
 
他方の大人はどうか。
僕たちは、過去の経験値をたくさん持っている。日本語もかなり達者だ。経験だけではなく、歴史に学ぶ知力も携えている。やろうと思えば、どんなことでも論理的に考えることが可能だ。
だとすると、たとえば「新しく盆栽を始める」といったときに、過去の経験や知識との類似点から盆栽界の原理原則を類推、模倣できる大人と、全てが行き当たりばったりな子どもとで、どちらが初心者から始めたとして、早く成長していくだろうか?
当然、大人であるべきと僕は考える。帰納的にも演繹的にも考える力を有し、目の前のこと以外にも視野を置ける大人が、子どもに負ける道理はない。多くの場合に子どもの成長が早く見えるのは、子どもたちが「それ」しかやってないからであって、単純に時間を集中的に使っているから、と考えた方が良い。
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積立投資の世界では、時間が経てば立つほど資産が二次曲線的に逓増していく。それは、時間とともに元本が大きくなっていくからだ。
元本100万円の人が5%の利率で運用しても5万円しか増えないが、元本1000万円の人が5%で運用すれば50万円の利益になる。投資の成功の必須条件に「時間」が挙げられるのは、そういう意味がある。元本が時間とともに大きくなれば、その勢いが資産の増加スピードに乗ってくるのである。
翻って、大人は子どもと異なり、それまでの人生で培った膨大な「元本」を所有している。有形財産の場合もあれば無形財産もあるけれど、その巨大な元本に少しの刺激を与えてあげれば、すぐに資産は大きくなる。はずである。
そういう大きな元本をどの大人も持っているはずなのに、「成長は子どもの専売特許」然とした論調を持つ大人が多いことに、僕は違和感を覚える。
てか、お前ら怠慢じゃない?といつも思う。
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子どもの成長は確かに早い。カラダの成長も心の成長も、びっくりするぐらい早い。
しかし、僕たち大人も、本来ならば決して彼らに成長スピードで劣るとは限らない。もしそう思えないんだとしたら、ただやるべきことをやってないだけであり、やれることしかやってないからだと思うんだけど、みなさんどうですかね?
元本は大人の方がはるかに大きいんだし。
成長は子どもの専売特許ではなく、また大人から見て他人事にすべきものだとも思わない。人生の序盤でしか成長できないなんて、おらそんな人生いやだー。
てわけで僕は1号機も2号機もライバルだと思って日々生きているわけであります。子どもと互角に張り合っていると言われる所以はこういうとこにあるわけ。
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