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「みんなで筋肉体操」と「スラムダンク」と「チームラボ」は似ているという話。「儚さマーケティング」について② #1358

time 2018/09/20


 

昨日、「みんなで筋肉体操」と「スラムダンク」と「チームラボ」が似ているという話をマーケティングにかこつけて書こうとしたら、まさかの

「みんなで筋肉体操」の番組説明

で終わってしまったので続き。NHKの回し者ではありません。

「みんなで筋肉体操」と「スラムダンク」と「チームラボ」は似ているという話。「儚さマーケティング」について① #1357

「みんなで筋肉体操」は怒涛の勢いで8月の最終週を彩ってくれた。23時50分からたった5分だけ放送されたその番組は、視聴者の頭の中にハテナだけを浮かばせて、そしてあっという間に放送終了となった。

マイケル・ジャクソンが来日したときのような盛り上がりと、そして圧倒的なその後の静寂。寂しさのあまり、筋トレを己への十字架とした人間も多かったのではないだろうか。

さて、そんな「みんなで筋肉体操」だが、絶頂期で突然終わるこの手法には、既視感を覚えた人もいたのではと思う。

そう、少年ジャンプ黄金期を支えたあの名作、

「スラムダンク」

の終わり方と、ウリ四つなのだ。

***

「スラムダンク」は、上述した通り、少年ジャンプの黄金時代、そして僕たち80年代生まれ前後の世代(75年〜85ねぐらいまで)の青春を名実ともに支えた、一大傑作である。

あの頃の少年ジャンプは凄かった。僕たちの思考や行動の全てを支配していたと言ってもいい。

おそらく当時の友人のほとんどは「ドラゴンボール」を読んで「かめはめ波」の練習を数百回はしていただろうし、「幽遊白書」を読んでは気に入らないセン公(当時は嫌いな先生をこう読んでいた汗。「公」とか言って敬ってるくせに。)の後頭部に「霊丸」を打ち込もうと努力していた。

「ダイの大冒険」を読んでは傘を逆手に持って「アバンストラッシュ」を放ち、誰彼構わず斬りにいっていたし、ちょっと前の人たちは「北斗の拳」を読んでたせいで人には生まれたときから秘孔があるのだと信じていた。もちろん「キン肉マン」も読んでいたから友人に「パロスペシャル」や「キン肉バスター」をかけるのは日常茶飯事の光景だった。



そんな中でも、ひときわ等身大で、ひときわ感情移入を喚起したのが「スラムダンク」だった。ゆうて他の漫画はほとんどが「スーパーヒーローによるスーパーヒーローのためのスーパーヒーローな物語」だったのに対して、一応「普通の高校生」たちによる大逆転物語だったのが「スラムダンク」。

「キャプテン翼」に出てくるような非現実的なスキルを持った超人も現れず、一応は努力の範疇で素晴らしい場所にたどり着けるという設定。当時中学生だった僕たちからすれば、少しだけお兄さんな高校生たちが展開する全国への旅は、全ジャンプ読者を熱狂させた。

ゴリや丸ゴリは圧倒的な大人に見えたし、流川や仙道、沢北はひたすらかっこよかった。桜木花道はあらゆる「初心者」の希望の光だった。

そして、サッカー部だった僕は「スラムダンク」に出てくる1on1(1対1でゴールを奪い合うこと)にハマり、朝も昼も放課後もサッカーそっちのけで1on1に明け暮れる日々が続いた。きっと相当数の生徒たちは、「なぜ生まれた頃から家にバスケットリングがないんだ!」と憤ったことと思う。

僕も少しだけ親を恨んだ。

 

そして時を経て、「スラムダンク」はビジネスパーソンとして卓越を目指す者、組織に生きる者のバイブルとして、改めて注目を得るに至った。他の漫画が子供時代のバイブルに過ぎなかったのと異なり、「スラムダンク」だけは大人が今読んでも学ぶものがたくさんある、という仕上がりになっている。

(余談だが、僕は「ドラゴンボール」からも大人が学ぶものはあると思っている。あの漫画でもっとも重要なポイントは、「インフレには気をつけよう」という教訓である。当初は50や100の違いでキャラの強さに違いを作り出していた「戦闘力」であるが、途中から強さがインフレし過ぎて数値の根拠などどうでもよくなり、ある地点からは理由もなくキャラが何倍も強くなるなどの異変が横行した。

最後は数十億とか数兆とか、全くよくわからない戦闘力になってしまっていた。ちなみに悟空の師匠である亀仙人の戦闘力は137。同じ空間にいてはいけないレベル。余談が本論になりそうなのでおしまい。)

***

その「スラムダンク」だが、なぜ少年ジャンプ史上最高の名作の誉が高いのかと言えば、素晴らしいストーリー構成や熱くさせるドラマ、もちろん絵のうまさや当時は珍しかったバスケに焦点を当てたことなど色々あるが、ポイントはやはりその

芸術的なまでの終わり方

にあったように思う。

 

万年1回戦負けであった弱小チームの湘北高校が、すったもんだの末に、長年の夢であった全国大会に出場。決勝トーナメントで県内の大ボス(海南大附属)には破れたものの、大ボス補(陵南)を僅差で破り、感動の全国大会出場を決めた。

ところが全国には、県内では絶対王者である海南大附属すらも蹴散らす超ボス(山王工業)がおり、全国を何連覇もしていた。絶対に勝てない戦いと言われたその戦いに、死力から何から全て出し尽くして湘北高校は勝利。

絶対王者である山王工業の監督が敗北後に生徒たちに伝えたセリフ、「這い上がろう。『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる」はあまりにも有名。

 

「このまま全国制覇かー!?」と全国民に期待させたところで、なんと山王工業よりはるかに格下であるはずの次戦のチームに、うそのようなボロ負け。「全てを出し尽くした湘北に、もはや戦う力は残されていなかった」との締めくくりだった。キャプテン翼のようにはいかなかった。全国民が涙した。

そして、突然の終わり。以後、続編が描かれることもなかった。(ほんのちょっと「あれから十日後」という続編が1話だけ描かれているが、それだけ。)

 

絶頂期における、突然の終わり

それが、あの時は不満タラタラだったけれど、結果的には「スラムダンク」を不朽の名作のレベルに押し上げる要因となった。

明らかに着地をミスった「ドラゴンボール」や、読者を混乱させることが趣味なのかと思うぐらいいまいちなテレマークを打ってくる「幽遊白書」と「HUNTER×HUNTER」(同じ作者)と比べると、マイケル・ジョーダンばりに潔い。

それでもマイケル・ジョーダンは結局我慢ができずにカムバックしてきたが、「スラムダンク」は二度と戻ってくることはなかった。

「スラムダンク」があそこまで熱狂の対象となり、そして今まだ伝説的な存在である理由は、結局のところ、その

「儚さ」

にあったように思う。

 

少年ジャンプに彗星のごとく現れ、たった6年間だけとんでもない風速の嵐を巻き起こし、そして突然いなくなった。花火にも似たその「儚さ」で、だからこそ「スラムダンク」は僕たちの心から離れなくなった。

だんだん僕の言いたいことが伝わりはじめてきただろうか?

「みんなで筋肉体操」にもあって、「スラムダンク」にもあったもの。そう、それは、

「儚さ」

である。

そしてそれは、「チームラボ」にもあるという話を次回はしたい。

※日本男児で「スラムダンク」、そして今なら「キングダム」を読んでない人は非国民ですので、大至急漫画喫茶に向かい、金曜夜から土日にかけて合宿をしてください。話はそれからです。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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