ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

サッカーでホームチームが有利な意外な理由。環境を整えることの重要性。 #1377

time 2018/10/09


 

先日、高校サッカー部のOB会があって、久々にサッカーをしてきた。

北は北千住から、南は南千住からOBが集まり、大学生から60歳代までが同じフィールドでサッカーをすることになった。1試合あたり15分のミニゲームでありながら、フルコートでやるので38歳には結構キツイ。

しかも、遅れて行ったらおじさんたちはとっくに飲み会に移動しており若者しか残っておらず、僕以外は全員大学生と20代。カッツォ!(イタリア語で「Shit!」の意味)

結果は、ピチピチの大学生チーム相手になんと1得点!現役当時より25kgほどボリュームアップしたムチムチのミートテックぼでぃだが、まだ機能的にはそこまで死んでないということが証明された。

久々にサッカー熱がバリ上がったので、そういえばと思って昔から気になっていたサッカー界七不思議の一つについて調べてみた。

お題は、

なぜサッカーではホームチームの勝率が高いのか?

であります。実は、ずーっとテツandトモばりに疑問だったので。

***

プロのサッカーの世界では、ホームゲームとアウェイゲームで勝率の違いが顕著になると言われている。(他のスポーツでもどうやら同じらしいけど、めんどくさいのでサッカーの話だけ。)

ホームでは勝ちを狙いにいく、もしくは勝って当たり前。アウェイでは引き分けで勝ち点狙い、もしくは勝ったらグレート!こんな戦略を聞いたことが、一度はあるだろうと思う。

この戦略はあのバルセロナやレアル・マドリードでも同様で、弱小チームに比べればアウェイゲームでの勝率は高いものの、やはりホームゲームでの盤石感に比べれば歴然とした差がある。

 

バルセロナがチャンピオンズリーグのアウェイゲームでどれぐらいの勝率を誇るか、の面白いデータがあったので紹介したい。いずれも「名将」と呼ばれるバルセロナの監督たちだ。(チャンピオンズリーグは欧州チャンピオンを決めるトーナメントであり、各リーグから上位チームだけが参戦できる。ホーム&アウェイの2試合の結果で勝ち抜きが決まるトーナメント)

ルイス・エンリケ監督:57.14%

ファン・ハール監督:55%

フランク・ライカールト監督:47.61%

ペップ・グアルディオラ監督:44%

ヨハン・クライフ監督:31.2%

繰り返すけれど、いずれも名将であり、いずれの時期もバルセロナは強かった。にも関わらず、アウェイゲームではそんなに勝てていない。個人的には、最強と思われたペップ時代も大してアウェイで勝てていないのが意外だった。

***

僕は常々疑問だった。なんでサッカーチームはホームだと強くて、アウェイだと弱いのか?

この疑問に対する答えは、各所でまことしやかに語られている。

曰く、

▼ホームでは観客の応援によって、選手の力が引き出される。アウェイではその逆になる。

▼アウェイゲームは長距離の移動が伴うので、疲労のないホームチームが有利になる。

▼ホームチームは自分たちの好きなように、あるいは相手の強みを消すべく芝を刈ることができる。

▼アウェイチームのロッカーはショボく作られており、リラックスできない。

▼みんなが「ホームは勝つもの、アウェイは厄介なもの」と思い込んでいて、それがデファクトだから。

 

僕にはどれもしっくりこなかった。確かに応援は重要だと思うが、トッププロたちは応援の有無ぐらいで実力が変わるような人たちではない。メッシはメッシであり、CR7はCR7である。

移動は確かに厄介かもしれないが、その疲労を想定した移動をプロチームならばするだろうと思う。芝の刈り方は、前後半でフィールドが入れ替われば双方にとって同じ影響を及ぼすことになる。

ロッカー?うーん、どうでもよくない?ホーム信仰はありえそうだけど、そんなのに左右されるのかトッププロほどの人たちがそんなもん打ち砕かなくてどうするの?

そんなこんなでいまいちしっくりくる答えがなかったのだけれど、勢いに任せて検索していたら、これはと思う考え方にぶち当たった。そしてその答えは、とても意外で、しかし納得のいくものだった。

***

シカゴ大学ビジネススクール教授のトビアス・J・モスコウィッツらが、サッカー、アメフト、野球、アイスホッケー、バスケットボールなどの試合データを過去数十年に渡って緻密に調べた。その調査によると、ホームチームの勝率が高い理由として、上記のいずれも適当ではないということが分かった。

では何がホームの有利さに寄与していたかというと、

審判のホームびいきのジャッジ

だったのだという。じぇじぇじぇ!!!

 

考えてみればこれは意外ではあったが、極めて妥当な回答だと思える結果でもあった。

たとえばサッカーでは得点に一番繋がりやすいのは、なんと言ってもPK。このPKにつながるファウルの判定がホームチームには甘く、アウェイチームには辛くなされるのだとしたら、それは当然勝率に直結する。

それ以外にもイエローカードやレッドカード、アディショナルタイム、スローインやフリーキック、コーナーキックの判定など、各所でホームに有利な笛が吹かれたら、そりゃバルセロナやレアル・マドリードでもアウェイで勝つことは難しい。

なるほどなるほど、そんなからくりだったのね、と得心した。

 

ただ、審判というのは公平にジャッジするからその任を与えられているのであって、そんなあからさまなホームびいきをするだろうかという疑問は残る。

「中東の笛」レベルに分かりやすい偏った判定は欧州や日本では考えづらく、そもそもそういうことが起こらないように各審判たちはアスリート並みに訓練されている。

一体、なぜそういうことが起こるのだろうか?というのが、一つの疑問となる。

***

公平なジャッジを心がけているはず(たぶん、いや絶対。そう信じたい。)のに、結果としてホームチームに有利な裁定を下している。これはなぜ起こるのか?

その答えは、

「集団への同調圧力」

であるというのが今のところの正しい見方であるように思われる。

 

審判も人間であり、その意思決定基準はほとんどの客観的事実と、少しの主観によって構成されている。そしてトッププロの試合は高速かつ複雑なプロセスが随時同時進行しており、そのなかで一瞬の隙を突いて行われるファウルを正確にジャッジせねばならない。そしてそれは誰にとっても至難の技である。

客観的事実はこうだけど、最後は主観でこう、と意思決定しようとしたときに、目の前に「集団」、すなわちホームチームの圧倒的多数の応援団が現れる。そしてその圧力は、おそらくは日本のそれと比べ物にならない。

日本語に訳したことがないのでわからないが、一度レアル・マドリード対ローマを現地で観戦した身からすると、たぶんこんな感じの怒号が飛んでいるものと思われる。

 

「今のどう見てもPKだろがゴルァ!!!」

「どこ見てんじゃ審判、てめぶっ殺すぞぉぉぉお!」

「お前マジで帰り道気をつけろよぉぉぉお!」

「退場だ、退場!絶対退場させろぉぉおぉおぉ!」

 

繰り返すけれど、審判も人間であり、数万人の観客の意見と怒号に逆らって、主観の入り込む余地のない客観的なジャッジを下せるかというと、それは相当怪しい。ネイマールのように足がかかってなくてもダイブする天才もいた日には、もはや頭の中はカオスだろうと思う。

加えて、日本ではありえなさそうな身の危険も、現実的に考えなければいけないという実情もあるだろう。欧州や南米でサッカーに熱狂している観客の相当数は、精神的な住所が暴力にほど近い。

結果として、意図もしてないしそんなことを望んでもいないのだろうけれど、ホームチームに有利なジャッジはそれと分からぬように積み重ねられることとなる。ちなみに観客があまり荒れない日本では、ホームチームが欧州ほど有利ではないという結果も出ている。

***

この話は僕たち一般人にも深い示唆を与えてくれる。

「集団への同調圧力」は、一流の判断能力を持つ審判の意思決定をすら、歪めてしまう。話としては格好良いが、半沢直樹のように組織の方向性に真っ向から逆らうことは、普通の人間にはとても難しい。

「倍返しだ!」とか叫びながら常務に土下座させるなんて、サラリーマン金太郎以外には無理だろう。島耕作でも無理である。日大の某選手のように、間違っていたとしてもやってしまう、というのが普通の人間だろうと思う。

戦時中に非戦を唱えることは自殺行為であったし、サブプライム問題の発覚直前にアメリカ金融市場の危機を叫んでいた人たちは、「アホなの?」と言われていたと思われる。

要は、人間なんてそんなものだということだ。「集団への同調圧力」に屈しないことは、そこまで簡単なことではない。一流の人間ですら、「集団への同調圧力」にはめったに勝てない。

 

だったら、逆にすればいい。

というのが僕の発想である。「集団への同調圧力」は、自分がなりたい自分になるための推進力として活用すれば良い。といっても、難しい話ではない。みんな、実は自然とやっていることである。

会計士になりたいのであれば、「会計士?なにそれ美味しいの?」という友人たちと一緒にいるのではなく、会計士を目指すことを第一義とする友人たちと付き合うようにすれば良い。

ウルトラマラソンを走りたいのであれば、10kmしか走ったことのない人たちと一緒にやっても意味はない。「100km?ああ、先週も走りましたわ。そういえば先月も」とか言っちゃってる頭のおかしそうな人たちと一緒にいれば、必ず走れる。

トップセールスになりたいのであれば、やはり他のトップセールスと一緒にいるべきである。他が大して売れない人間ばかりで、自分だけが気を吐く、というのが、そう簡単な話ではないことは誰にでもわかるだろう。売れない人間はだいたいネガティ部の正規部員であり、話しているだけで生気を吸い取られる。人造人間19号みたいだ。

 

「集団への同調圧力」は、自分でコントロールできる。正確に言えば、子供にはできないが大人にならできる。子供は親も友達もほぼ選べないし、それを覆す能力もない。

一方、自分が持っているリソース、すなわちお金と時間と労力を使って、周りにどんな人間を置くかをコントロールすることが、大人になった今ならばできる。

つまり、自ら能動的に環境をコントロールすることによって、「集団への同調圧力」も、自分の支配下に置くことができるのである。もっと言えば、それが「大人」であるということだと僕は思う。

自分が何になりたいのか?どうなりたいのか?

それによって、自分が活用すべき「集団への同調圧力」もまた、変わってくる。ちなみに僕は世紀末覇者になりたいので、周りには修羅ばかりを置くようにしています。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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