子供に対し、「好きなことをやらせてあげたい」という親は多い。
個人的には、「好きなことが自分で分かるようになったらそれを選ぶだけの準備はしておいてあげたい」が正解であり、それまではある程度のレールを敷いておくべきだと考えている。
たとえば写真の2号機の七五三。イベント終盤に、重い着物を着続けて忍耐も限界に達した頃に撮った一枚。
どう見ても顔が引きつっており、(やってないけど)インスタ映えする写真を撮りたい親の期待に必死に応えてはいるが、ほぼ100%やりたくないことをやらされているのが見え見え。
 
飴をあげたらかろうじて機嫌が復活。

3歳児が好きなことと言えば、七五三ではなくアンパンマンミュージアムに行くことであり、ご飯ではなくアイスを食べることであり、ひらがなの勉強ではなくおかあさんといっしょを見ることである。
だから、好きなことを好きなようにやらせてあげようとすれば、とんでもない子供が出来上がることになるだろうと思われる。たとえば、とある家の子供が口を開けながら走っていて、ふと見たら口の中が真っ黒だった。全部虫歯。どんな教育を親がしてきたか、推して知るべしで、一種の恐怖を感じた。
うちの子だけはこうすまいと、ある意味で決意した稀有な出来事だった。
 
現代はSNSにしろゲームにしろ食べ物にしろ、それと分からぬ中毒症状を引き起こすのが抜群にうまい製品に溢れている。だから、人が好きなことを好きなようにしようと思うならば、相応以上の負債を背負う人生になること請け合いである。
それはお金という負債かもしれないし、知識不足という負債かもしれないし、勉強や運動をしてこなかった第2象限不足という負債かもしれないし、物理的にカラダを動かさず悪質なものばかり摂取している身体負債になるかもしれない。
ともかく、「好きなことを好きなように」と願って生きているはずが、様々なことが不自由になることに一直線な生活になることは間違いない。これは、ちょっとした恐怖であり、現代の辛辣なるパラドックスだと僕は思う。
 
七五三は親のエゴであるにしても、これからも1号機、2号機とも、しばらくは好きにやらせるつもりは毛頭ない。あるタイミングになって本当に人生を賭けてチャレンジしたいことが見つかったときに、そこにフルスロットルで迎えるよう、徹底的に鍛えあげるつもりである。
小さいうちに子供の好きにさせることは、害悪でしかないと思うですよ、専務。
パパきらい、と言われない限りは・・・。
あ、昨日言われた。。。
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