ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

白鳥の優雅さを支えているのは、見た目の立派さではなく、しっかりと安定した下半身である。 #1412

time 2018/11/17


 

写真の男性は、心友の「熊」である。ラーメン二郎で言えば、大肉ダブル、脂マシマシ。

もうすぐ出身地である広島動物園に帰るということで、追悼代わりに毎週土日の朝6時から、皇居で一緒に走っている。

写真の熊は、何やら荘厳な雰囲気を漂わせながら、東京駅でひとり、気を吐いている。天津飯の気功砲でも打とうとしてるのだろうか。太ったとはいえ、生来の凛々しい顔立ちを少し歪ませながら、インスタ映えする表情を見せている。

とても崇高なことをしているように見える。

***

少しだけカメラを引いてみてみよう。

ただ肩車をしてもらっているだけだった。。。

 

前日遅くまで飲み会をしていて、そしてこの日朝6時から皇居を10km走り、苛烈な筋トレをした熊の下半身は限界を迎えていた。

一歩歩くたびにふくらはぎを攣るほどのダメージを負った熊は、ついに東京駅手前で力尽きた。そして、某都銀の星である「トム」に90kgのカラダを肩車してもらうことになった。

トムは最近早朝皇居ランにjoinするようになった傑物で、趣味はアメリカ仕込みの筋トレ。唸りを上げる太い二の腕、はち切れんばかりの大胸筋をピクピクさせながら、得意の英語をちょいちょい挟んでくる。スペックだけで言えば、都内最上級の物件である。

 

そのトムが、ふくらはぎを攣って死にかけてた熊を助けた。そして無駄に発音の良い英語で語りかける。

“Shall we?”

「乗れよ、兄弟」とばかりに鍛え抜かれたカラダを差し出す。肩車なんて申し訳ないと少し逡巡した熊も、自分の足が限界に来ていることを鑑み、トムにまたがる。

“Hahhhhhhhh!”

トムがアメリカンな声を張り上げる。それもそのはず、90kgを超える熊の巨体は、そんじょそこらの人間には持ち上げられない。僕でも無理だろう。しかし、トムには鍛え抜かれた肉体がある。

数年前にはマッチ棒に過ぎなかったという肉体は、数年間の週4回のジム通いを経て、全人類上位1%の屈強さを手に入れた。熊のカラダが、少しずつ持ち上がっていく。。。

 

 

座ったまま立てないようだ。。。

当日参加してくれた奥方曰く、「あれは使い道のない筋肉なんです。」とのこと。納得。

ポンコツな2人の様子が、東京駅のおかげでインスタ映えする感じに仕上がったことが、唯一の救いだった。

***

今の時代において、インターネットが進化したことの功罪のうち、「罪」の部分に焦点を当てるとすれば、

見た目だけが立派なもの

が増えたことであると僕は思う。

 

ひと昔前に比べると、インターネットのおかげで情報の一次受付窓口が圧倒的に視覚中心となり、売る側としては必然的に中身云々の前に見た目の整備に気を使うことになる。

中身のない情報商材は、見た目のマーケティングだけは立派だったりするし、店内は凝ったカフェ風で綺麗だが不味い飲食店もたくさんある。

インスタの台頭もあり、「映えるわ〜!(バエルワ〜、と発音する)」と言えるレベルにビジュアルを整備することは、必要不可欠の要素となっている。

 

見た目が強化される裏で犠牲になってる気がするのは、中身。

たとえて言うなら、見た目は良いが味の悪い料理、フェイントはうまいが体力のないサッカー選手、写真は多用するがどう読んでも中身空っぽなアクセス狙いだけのブログ(←あだずの??)。

コメント能力のない芸能人が日々の記事を分析してる朝のテレビ番組など、見る気をなくすほどコメントのレベルが低い。朝の情報収集に仕方なく見てるけど。

視覚優位になったために目につくようになっただけかもしれないけれど、中身のないハリボテは世の中にたくさんあるし、今この瞬間もどんどん増えている。

***

一方、数は少ないが、ホンモノもやはりそこかしこに存在している。そういった人たち、モノは存在そのものがまるで白鳥のように優雅であり、見てるこちら側をうっとりさせてくれる。

以前は見た目だけが立派な人やモノと、ホンモノすなわち白鳥の区別がつかなかったけれど、最近はなんとなくその違いが分かるようになってきた気がするのは、亀の頭ではなく年の功だろうか。

 

ハリボテとホンモノの違い、鵺と白鳥の違いを分けるもの、それは、

しっかりと安定した下半身

である。

ボクサーが一番分かりやすい。下半身が鍛え上げられていると、あらゆるパンチを自由自在に打てるようになる。パンチの発射台は下半身であり、ここが弱いと腕だけで打つしょぼいパンチとなる。

また、打たれたときも膝がクッションとなり、ダメージを軽減してくれる。攻撃力も守備力も上げてくれるのが鍛えられた下半身であり、「はじめの一歩」を読むと、そのことがよく分かる。

 

ホンモノの白鳥さん諸氏も、よく言われている通り優雅な見た目とは裏腹に、水の中ではガチャガチャと足をぶん回している。

一見して優雅には見えるが、それは見た目だけから醸し出されるものではなく、ほぼ例外なく反復に反復を重ねた確かな技術と経験を元に、揺らがぬパフォーマンスを見せる人ばかりである。

見えている部分は氷山の一角に過ぎず、表出している5%以外の95%は地道な努力を続けている。業界は違えど、どの人もその道における下半身は非常にマッチョである。

下半身がしっかりしていない人は、一時的には良くとも、どこかでボロが出る。成果が長続きしないし、ハリボテ感が出てくる。

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翻って、写真の男性方は2人とも、表情だけは完璧である。努力を積み重ね、修羅場をくぐり続けてきたかに見える、趣のある表情をしている。

しかし実態はただの、

1、足を攣って動けない動物系芸人

2、魅せる以外の機能を持たない筋肉芸人

である。残念至極。修行しなおしてこい、と言いたい。

広島に帰る直前になってなお、僕に深いインサイトを与えてくれる熊。やはり心友である。

※毎週土日、朝6時から皇居ランやってます。ただし独断と偏見で休みが入ります。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。