ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

「U.S.A」はただのダサかっこいい曲と見せかけて、実はこれからの日本の方向性を示唆している。 #1420

time 2018/12/01


 

DA PUMP公式HPより拝借)

とっくに消えたと思ってたDA PAMPが音楽シーンに帰ってきた。しかも、大人である僕にアクセスするより先に、9歳児と3歳児の耳を捉えるというステルス戦略を伴い、以前よりFamilyにFamiliarな状態で再び目の前に現れた。

今や1週間に8回ぐらいは「かーもんべいべーあめいか!」と3歳児が家で叫びながら片足で踊っている始末で、僕もついつい動画を見てしまう。

少し調べてみたら、初期メンバーが1人も残っていない中で、唯一の国民的アイドルと言ってもよいISSAが一人で頑張って襷を繋いできたようで、ちょっと感慨深い。メンバーが飲酒運転で逮捕されたり、DVで離婚したり、本業に集中できなかったISSA、頑張ったね。

 

さて、そんな「U.S.A」だが、1号機2号機の影響とはいえ、何百回も聞いていたら、その印象的なメロディよりもむしろ歌詞が気になってきた。これだけ耳に残る歌ではあるが、その分歌詞がまともに入ってこない。歌詞を検索しつつ、改めてちゃんと聞いてみた。

そしたらなんと、日本の現状分析から今後の日本の行くべき道筋までが示されている、オリコン云々で終わらせるにはあまりに惜しい含蓄深い歌、いや政策提言であることが分かった。

「ダサかっこいい」と言われるこの曲だが、リズミカルで耳障りの良い外見とは異なり、コリンパウエル級の政策顧問が付いているとしか思えない緻密な世界情勢分析をDA PAMPがしていることが分かる。

世間が見過ごしがちなインサイト溢れる歌詞の内容を、少し覗いてみたい。(知らなかったけど、歌そのものは1992年に海外で発売された曲のカバーみたいどす。)

***

U.S.A

オールドムービー観たシネマ(シネマ シネマ)

U.S.A

リーゼントヘア真似した(真似した 真似した)

ISSAは沖縄出身の今年40歳。いわゆる青春期には、音楽に疎い僕ですらクイーンやディープパープル、マイケルジャクソン、サイモン&ガーファンクルなどに触れる機会があったが、ダンスと音楽に生きていたISSAがアメリカ文化により深く魅かれたであろうことは想像に難くない。

「風と共に去りぬ」、「ローマの休日」、「ニュー・シネマ・パラダイス」を観て、それがアメリカ発かどうかはもはやどうでもよく、「アメリカすげー!」となっていたと思われる。リーゼントはエルビス・プレスリーを真似たのだろうか。あの頃はまだまだアメリカ絶頂期で、海外モノは猫も杓子もアメリカ発だと僕は思い込んでいた。

 

U.S.A

FM聞いてた渚(渚 渚)

U.S.A

リズムが衝撃だった(だった だった)

ISSAは沖縄出身であり、都心に住む僕からは想像もできないぐらい、米軍がほど近い存在としてそこにある。そして、米軍といえばFEN(Far East Network)=米軍基地のラジオがあり、そこから流れてくる音楽を聞いて衝撃を受けたというのはありそうな話。

幼少期からのアメリカとの関わり、そして憧れを述べることで、ここから始まるストレートな要求のぶっ込みに対する予防線を張っている。いわゆる、「布石」というやつだ。そしてここから、本題にいよいよ踏み込んでいく。

 

数十年でリレーションシップ だいぶ変化したようだ

さすがISSA、万物は諸行無常でないことを知っている。長らく日本の屋台骨を支えてきた日米関係にしてもしかり。

アメリカにおんぶに抱っこだった戦後、アメリカに追いつけ追い越せで猛追した高度経済成長期、その後のバブル崩壊、そして9.11やリーマンショック、まさかのトランプの大統領就任。

日本とアメリカの関係も、そしてアメリカと世界の関係も、この数十年で大きく変わり、あの頃とは前提を異にしている。特に、すでに世界の一強、超大国ではなくなったアメリカは、日本の面倒を何から何まで見る余裕はない。トランプの就任、そして「アメリカファースト」の姿勢はそのアメリカの状況が顕在化した結果と言ってもよく、彼我の関係をもう一度考えねばならない時期にきている。

ということをISSAは言っている。

 

だけれど僕らは地球人

同じ星(ふね)の旅人さ

このフレーズには恐れ入った。近視眼的に見れば日米関係は当初の目的であった対共産主義の封じ込めにはすでに成功しており、これからのアメリカは中国流、インド流の資本主義と戦っていかねばならない。

そういった視点で見れば、日米関係の大幅な見直しについて、特に国防と経済協力云々をトランプ大統領が言ってくるのは必然であり日本も何らかの形で「アメリカファースト」に合わせなければならないのだろうかという懸念が出てくる。ちなみに現在5兆円で済んでいる国防費は、米軍基地を撤去されてしまったら数倍に跳ね上がる予定。

その視野狭窄になりがちな今後の方向性を、改めてより大きな視点で考えて力を合わせようぜ!と言っているのがISSA。考えるべきは国単位の安全保障や経済協力ではなく、「テラ=地球」単位だよと。「銀河英雄伝説」や「スターウォーズ」に精通しているとしか思えない、視野の広さ。

これはふん詰まったときによく中国共産党が使う方法で、国内をuniteするために、日本を仮想敵国にしたりする。民族いっぱいいるけど「中国」として立ちむかおうや!と。それを地球単位の範囲まで広げたISSA、傑物だ。

そしてここから、熱烈なアメリカへのラブコールが始まる。

 

C’mon,baby アメリカ

ドリームの見方をinspired

C’mon,baby アメリカ

交差するルーツ タイムズスクエア

アメリカよ!もう一度こっちを向いてくれ!

アメリカよ!俺たちの方を見てくれ!

とラブコールに継ぐラブコール。王様気質のトランプ大統領の機嫌を意識していることは言うまでもない。

 

誰もが夢を叶えることができるアメリカンドリームは、学歴や性別で人生の線路が規定されがちな日本に生まれた自分にとって、衝撃的なものだった。夢を見ることの大切さを改めて教えてくれたアメリカの大きさ。

そして、人種のるつぼがごとく様々な人種が交錯するアメリカの多様性へのリスペクトを、タイムズスクエアという中心地を舞台に示す。ISSAが首相だったらトランプ大統領は大喜びするだろに。

 

C’mon,baby アメリカ

憧れてたティーンネイジャーが

C’mon,baby アメリカ

競合してく ジパングで

アメリカに擦り寄るだけではなく、アメリカへの健全なる挑戦状とも受けとれるのがここのフレーズ。

彼我の物理的な距離やレベルの差がどの分野においても激しかった青春時代。アメリカと日本の映画には大きな差があるように思えたし、音楽もそう、ファッションもそう、スポーツ全般もそのように思えた。その頃にティーンがアメリカを絶対視することは、そう難しいことではなかったと思う。なぜなら僕もその一人。

 

しかし、アメリカが唯一の超大国でなくなったのと同時に、アメリカが遠い国でもなくなったのが現在。野球が一番わかりやすいが、いまや大リーガーはたくさんいる。そして、大リーグを目指して研鑽を積む野球選手はさらにその数倍もいる。彼らはいずれも大リーグ=アメリカをただの憧れとせず、自分が活躍するフィールドとして捉えているこれは少し前(野茂とかの頃)の日本野球界には見られなかった現象だ。

アメリカから見たらまだ極東の国ジパングかもしれないけど、俺たちは野球でも音楽でも、きちんとアメリカさんを見据えているよ、というプライドを込めた一言。

さすがISSA、国際人。

 

なお、個人的なヒットは、2番の歌詞に出てくる、

C’mon,baby アメリカ

どっちかの夜は昼間

当たり前のことを当たり前のままにせず、改めて定義づけることで、その言葉の意味の重要性が染み込んでくることがある。本文はまさにそれ。どっちかの夜は昼間。てことはこっちが昼間ならあっちは夜。すごい。当たり前体操。

 

まとめると、日米関係はいままでのままではいられないが、世界情勢を元に考えれば新たな段階に入ったのでもう一回仲良くしていきましょう、新境地をともに築いていきましょう、という、非常に政治的に明確なメッセージが含まれているのが本曲だということがわかった。

以上のことを頭に入れて、もう一度聞いてみてほしい。その稀有な知的バランスにくりびつになるから。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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