ドラクエのように戦えば戦うほど経験値が蓄積され、ある閾値を超えた瞬間に
「テレレレッテッテッテー、羅王はレベルが上がった」
とどこからかナレーションで通知してくれれば、自分のレベルが上がったことは客観的に分かるのだけれど、現実はなかなかそうはいかない。
 
上がったかな?と思ったらまた同じことをやっちゃったりしてるし、俺って何にも変わらんなーと思ってたら、振り返ればあそこでレベル上がってたな、なんてこともある。
ボーリングで点数がすぐに分かった方がやる気が出るのと同じで、自分の現在地はできるだけ分かった方が良い。確かに自分のレベルが上がったと確信できる瞬間はどこなのか、について、過去の経験の中から一つ仮説を思いついたのでシェアしておきたい。
名付けて、"On Off and Beyond理論"
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"On Off and Beyond"というブログ
もともとの着想は、ブログを始めた8年ぐらい前から継続的かつ断続的に読んでいる、このブログ。
On Off and Beyond
渡辺千賀さんというシリコンバレー在住の方が書いてるブログで、あちらのTech周りの記事が中心になっている。溢れる教養と世界最先端の情報、ほのかに漂う大人の色香が魅力で、たまにしかアップされないのだけれど、ほぼ毎回読んでいる。
三菱商事→マッキンゼー→ネオテニーっていう職歴。すげー。
 
本人曰く、"On"は仕事のこと、"Off"はプライベートのこと、"Beyond"は何なのかは秘密、とのことなので結局タイトルがどんな意味なのかはさっぱり分からない。
まぁ僕とはほぼ関係のない業界だし、書いてある内容はあまり理解できないことは間違いないが、しかしシリコンバレーでブームになっていることのいくつかは、実際に数年後に世界や日本の常識になっているかもしれない。
どドメスティック人間でありながらも、世界の匂いを嗅ぐにはちょうど良い。あまり難しいことも書いてないし。いつか会ってみたいですな。
・・・と、このブログを何気なく読んでたら、普段僕が意識していること、留意せねばと毎回思っていることが、このタイトルに凝縮されていたのであります。はっと気づいたときには膝打ったでこれ。
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2018年に断捨離したもの:ジム
話変わるが、2018年は色々なものを断捨離した。
元々物欲がそうあるわけでもなく(あるのは食欲と睡眠欲と世界平和欲)、私服もまともなものを持っていないため、どうしても捨てられないものがそうたくさんあるわけではない。
それでも部屋はいつも雑然としており、捨てようとするとあっという間にいくつものゴミ袋がいっぱいになる。
 
細かいところでいうとNetflix(Amazon Primeで十分)、携帯キャリア(格安にしたら失敗したので後に戻すことに)、いくつもの定額サービスなどを解約した。チリも積もればなんとやらだし、船が動いていればフジツボはいつの間にか船底にこびりついてるものだ。
大きなので言うと、ゴールドジムを解約した。月額2万円弱という価格は安いわけではなかったものの、泣く子も黙るゴールドジムであるという点、また手ぶらでオーケーなオールインクルーシブプランだったため、結構重宝していた。
がしかし、今年色々考えた末、一旦断捨離を決行。
生活の一部としてカウントしていたため、大きな反動があるかと思いきや、全くなかった。元々そんなにハードに筋トレをする部類の人間でもないし、食事制限をがっつりやってるわけでもない。
尊敬する経営者の方から、「筋トレは家でするものっしょ」という話を聞いたため、見習ってみようと思ったのが発端で、やってみたらはるかに快適だったというのが理由。
 
兼ねてから問題意識は少しあった。毎月2万という価格もさることながら、往復1時間にジムにいる時間をシャワーなど含め2時間とすると、ゆうに3時間は使っている。
これが自宅で筋トレをするならば、15分でシャワーまで含めた終わる。正味10分の筋トレとは言っても、間を開けずに腕立てやアブローラーをやれば、結構辛い。ジムでだらだらと人の動きを見ながらそれっぽくやっている1時間と、そう変わらないのじゃないかと思われた。
もちろん、本格的な機器は家には1つもない。でも、筋トレYoutuberを見る限り自重でも十分にカラダを強くすることはできるし、僕の場合はマラソンやトライアスロンもやっているということで、トレーニングの時間の合理化は必要な要素だった。
 
結論から言うとこれは大正解。ジムに行ったときほどの高揚感もなければ、周りを見てオーっとなることもない。ただひたすら家で隙間時間に筋トレをするだけ。
やるときもあれば、サボッてしまうときもある。でも今の所、肩を脱臼したまま少しずつ筋トレの習慣はついてきている。ゴールドジムの常連からすれば笑ってしまうような筋トレかもしれないが、少しずつカラダは昔に戻りつつある。
もう少ししたら、90kg10%を目指す資格ぐらいは手に入るだろう。
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1に"On"、2に"Off"、3に"Beyond"
成長したい、変わりたい。そんなときは、まずは"On"が必要というのはみんな体感的に知っている。
勉強ができるようになりたければ、塾に行く。料理を学びたければ、料理教室へ。カラダを変えたければ?そう、ライザップ。僕が期間中に2kg太ったとされている、フィットネス界のキングオブキング。
ちなみにライザップの会社自体は買収に次ぐ買収で肥大化し、ダイエットを迫られているようなのは公然の秘密。ともあれ、自分のそれまでの生活に何かしらにお金と時間を費やして"On"することが大事である。
事例が一番わかりやすいので、ここではライザップを例に取らせていただく。
 
ライザップを"On"している最中には、色々なことを学ぶことができる。
ライザップでは、トレーニングの正しいフォーム、追い込み方、栄養の摂取や断捨離の仕方、痩せる食事と太る食事などのフィットネスに直結した内容もさることながら、副次的産物として、毎週トレーニングを2回入れるためのタイムマネジメントや、顧客のコミットメントの引き出し方や継続のさせ方などについても学ぶことができた。
あ、そうそう。ブランド価値を活かして、他と品質がほぼ変わらない物を法外な値で売りつけるための手法も学んだような気がする。コース以外に何万もサプリとプロテインに払ったけど、あれはなんだったんだ。
 
次に必要なのは"Off"だ。
ライザップを卒業すると、ほとんどの人がリバウンドする。
ライザップ入会初日から徹底的な食事制限が課されるため、そりゃそうだろという感じではある。今流行りの糖質制限ではなく、脂質も苛烈にカットするため、痩せはするけど、長くその食生活を続けることは難しい。世の中には、サラダチキンを嬉々として食べられる人ばかりではない。
トレーナーにおんぶにだっこで、全ての意思決定まで含めて任せきりにしていた人は、トレーナーとの契約が切れると途端に自分に甘くなる。誰だって、自分との約束より、他人との約束の方が守りやすい。
 
じゃあボディメイクされた状態を続けたければ、ライザップを続けるのか?というと、それも難しい。2ヶ月で数十万かかるのがライザップであり、その後の延長プログラムも他を圧倒するほど高い。セレブじゃなければ無理ゲーである。
となると、ライザップなしでも食事をコントロールすること、ライザップなしでもトレーニングを怠らないことの2点が重要になる。要するにセルフコントロールだ。言い古された言葉だけれど、これが全て。ライザップを"Off"しても大丈夫な生活習慣を形作ることができればカラダは変わるし、それができなければ僕のようになる。
 
"On”をして能力を高めたりノウハウを仕入れるのが1段階目だとすると、"Off"をするのが2段階目。ライザップから離れる。
そして、ライザップに行かずとも食事制限とトレーニングを継続して、カラダを上質な状態に保てるようになれば、晴れてその先へ、すなわち"Beyond"へと進化することができる。
この流れって、ライザップに限らず生活全般に言えることなんじゃないだろうかと思う。
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あれやこれも"On Off and Beyond"
ライザップだとその価格体系もあって、非常にわかりやすい話にはなっているのだけれど、こと生活の他の局面だとどうだろうか?というのは、一考に値すると僕は思う。
たとえば、トレーニングやレースが嵩んでくると、マッサージや整体がありがたい存在になる。これはこれで、怪我をしたときや疲労が溜まっているときには重宝する。
でも待てよ、と思うのである。準備運動をしっかりしたり、アフターケアをしっかりしたり、ストレッチをちゃんとすれば、それって要らなくないか?と。少なくとも、業界の超一流プレイヤーでない限りは、そんなん要らんだろ、そもそもそんなに過酷なトレーニングしとらんやろ、と思ったりする。
 
「皇潤」や「青汁」、「薬用養命酒」を長年飲み続けているというおじいちゃんおばあちゃん。確かにカラダに良いのかもしれないけれど、それよりもウォーキングや筋トレをしっかりやった方が、健康にはよほどいいんじゃないの?と思う。
健康系のドリンクやサプリは"On"するのはとても簡単だけれど、"Off"することはなんか気が引ける。ないと不健康な気がしてきてしまうけれど、多くの場合、それはまやかし。ウォーキングと筋トレをした方が、はるかにより健康な"Beyond”に行きやすい。
 
前職で海外表彰に10年連続入賞して思ったのが、表彰制度は大事だということである。当たり前かもしれないけれど、男の子である以上は、そういうのって大事。
だけどもだっけっど。表彰制度がないと頑張れないのって、なんかダサいのじゃないかと最近思うようになってきた。表彰制度が"On"されている間はめっちゃ頑張っていたが、それが"Off"された今(転職と起業をしたため)は頑張れない、というのでは、それは本当の仕事ではない。
表彰制度があろうがなかろうが、常に全力で走っている。そんな漢としての"Beyond"にたどり着きたいと今は思っている。
 
同様の理屈で、ゴールドジムをやめ、今はやオフィスで筋トレをしている。
肩の脱臼をしたままの筋トレということでペースは芳しくないけれど、少なくとも「筋トレはジムで」という固定概念からはだいぶ解放されたように思う。
家でマチョメンになることも全然可能だし、ジムじゃないとそうなれないというのは、ボディビルなどの競技者レベルを目指す場合に限るということは、もっと知られて然るべき。
ということで、「ジム通いしてます」という人に「やめたら?」というのが日課になっている今日この頃。やめさせられた人、すいません。
 
あと追記。まずは"On"すること。ここをサボってる人多すぎ。ケチらないこと。ここにケチなやつはそもそも経験値もノウハウも積めない。
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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!
我が生涯に一片の悔いなし!!!
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