とあるNPOからの依頼で、年に5−6回程度実施している都立高校の授業ではこんな話をしていますよというシリーズ。45−50分の授業で話している内容を一部抜粋。
趣旨は「社長のなり方講座」ではあるが、半分ぐらいは生き方について話をしている。20年前に高校生だった頃の自分に対するメッセージでもある。あーやっておけば、こーやっておけばといつも思いながら話している。
第1回は、
「得意不得意はほぼ関係ない」
という話。高校生に話してるていでお送りします。
***
皆さんは、英語しゃべれますか?どうですか?
英語得意な人いますか?
あれ?いない?一人ぐらいいない?
じゃ苦手な人は?あ、結構いますね。
 
ここで一つ考えてみてほしいんですが、皆さんはなぜ英語を話せないんでしょうか?
英語のセンスがないから?苦手意識があるから?ぶっちゃけ頭が悪いから?
英語が苦手という人に聞くと、大体がこんな感じで返ってくるんですが、これは全部間違いです。
 
皆さんが英語が話せない理由、得意じゃない理由、それは、
アメリカに生まれなかったから
が正解です。アメリカに生まれてたら、ここにいる皆さんは全員、英語がペラッペラのはずです。授業の話も恋愛の話も全部、英語でできるはず。そこにストレスは全く感じないはずです。
スゴイと思いますか?思いませんよね。だって、アメリカに生まれたんだから、英語話せるのなんて当たり前です。皆さんが日本語ペラペラなのと一緒。
 
てことはですよ?皆さんが英語を話せないのは、アメリカに生まれなかったから、つまり、そういう環境になかったからです。親が英語を話し、先生も友達も英語を話してたら、そりゃ皆さんだって英語を話してるはずです。
得意とか不得意とかの話じゃなく、英語にそれだけの時間を割いてるというだけの話です。アメリカ人は、生まれてからこの方、英語しかしゃべってないんです。
 
だから皆さんが例えば、イチロー選手みたいに小さい頃から親にバッティグセンターに連れていってもらって、365日中360日をピッチングマシンの相手して、
140kmの球を小学生の頃から打ちまくってたら、メジャーリーグのトップになれたかどうかは分からないけど、甲子園ぐらいには出てるでしょうよ。
皆さんがスイスに生まれてたら、英語どころかフランス語もドイツ語もしゃべれるマルチリンガルになってる可能性は極めて高い。
でもそれって、その人の能力がどうとかセンスがどうとかじゃなくて、そういう環境が周りにあるだけなんです。
 
てことはね、ここで一つ考えてもらいたい。
皆さんが、「英語は苦手だなぁ」とか、「この科目はセンスないなぁ」と思ってるのは、果たしてほんとにそうなのか?ってことです。
本当に皆さんはそれに向いてなくて、センスがなくて、才能のかけらも存在しないのかってことです。
 
単純に英語漬けとか野球漬けとか、打ち込むための環境がないだけじゃないですか?
その教科なり物事に対して割く時間と労力が足りてないだけなんじゃないですか?
嫌いな科目、苦手な科目って、やってないだけじゃなかったりしませんか?
好きなものとか得意なものはそのまんま伸ばしていけば良いけど、自分で苦手とかセンスがないと思い込んでるものって、実際はそうじゃないことの方が多いんです。
ただ、やってないだけ。
 
僕はマリオカートが世田谷区2位でしたけど、めちゃくちゃやってましたもん。ぷょぷょは全国大会出ましたけど、友達の家で朝6時からスーパーファミコンやってましたもん。友達の家族が起きてくるより先に家に忍び込んで、3食食べて帰るぐらい、1日14時間やってましたもん。
高校生の時に、「ストリートファイターゼロ」っていうゲームが強過ぎて、ゲームセンターで3人組に絡まれたんですが、相手は警棒持った小学生でしたもん。たぶん日本で初めて小学生にシメられた高校生ですもん。
それぐらい、ゲームに力を注いでたから、得意だったし、強かったんです。
 
だからね、現時点で苦手意識があっても、センスないなと思っても、自分にとって必要だと思うならやってみてほしいんです。
やってればいつか好きにもなりますし、得意にもなります。大体、人から「英語できるの、すごいねー」って褒められたら、あとから英語好きになりますから。人間なんてそんなもの。最初からそれを好きである必要なんて、ないんです。
 
「ほぼ」といったのは、究極的には向き不向きもあるし、才能の有無もあるからです。でもそれは、世の中の上位0.0001%とか、そんなレベルの話であって、少なくとも例えば英語をペラペラにしゃべるのに、そんな才能は要りません。
僕を含めてほとんどの人は、才能やセンスの有無じゃなくて、努力したかしてないかだけ。時間を使ったか使ってないかだけ。才能もセンスも気にしなくて良いです。
 
最後に、才能がない、センスがないとはどういうことか、それだけきちんと明言しておきます。
散々、努力すればなんとかなるとか、環境があればなんとかなると言ってきましたが、ダメなものはダメ、という事例です。
ある38歳の男性が、可愛い娘さんたちのために真剣に描いた、「馬」の絵がこちらです。

 
「羊」の絵がこちらです。

ま、僕がこうなったのは、親のせいです。僕のせいではありません。
これだって、絵画教室に10年通わせてくれてたら、こうはならなかったはずです。
たぶん。
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