我が家のスーパースターである3歳になる2号機は、迫り来る困難を次々克服してるかと思いきや、ネギとナスがお嫌いらしい。僕に対してはあまりわがままを言わないのだけれど、ママにはわがまま放題らしく、あれやこれやと食卓に注文をつけるんだとか。
そんななか、先日の食卓には「レンコンの肉はさみ焼き(?)」なるものが出された。レンコンの隙間に肉が詰めてあり、全体をしょうゆと砂糖で甘辛く焼いた感じのやつだ。
これを、2号機はうまいうまいと言って食べていた。あとから発覚したところによると、この「レンコンの肉はさみ焼き」には、2号機の嫌いなネギとナスがこれでもかというほど、みじん切りにして入っていたようだ。
全く気づいていない2号機は、いつものように幸せそうな顔をしていた。いつもながらおめでたい。猫にもいぬにもなりたくはないけれど、2号機にはなってみたい。彼女はいつも、芯から幸せそうなオーラを出して全力で生きている。
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「嫌いなもの」、「苦手なもの」は大人にもある
さて今回の出来事、いつもながら2号機が絡むと、子供界のみならず大人のクオリティオブライフすらをも向上させるためのインサイトが出てくる出てくる。
「好きを仕事に」とか、「嫌いなことはやらなくていい」といった論調が過去最高益を叩き出している昨今ではあるが、世の中そう単純なものでもないと感じている。
 
たとえば僕は自分で作ったカレーを食べるのは大好きであるが(結構自信あり)、しかし作るのは楽しいからともかくとして、後片付けだけは全く好きになれない。毎度めんどくさいなぁと思いながながらやっている。
お客さんと話すのや研修を実施するのはめちゃくちゃ楽しい一方で、資料の準備やアポ取りはめんどくさくてしょうがない。AIがもう少し発達したら、ホチキス止めや印刷や電話を全部やってくれないかなぁ、なんて思ってる。
トライアスロンのレースは好きだけれど、レースが始まるまでのあのめんどくささたるや・・・。めんどくさいからこそ楽しい面もあるにはあるが、まぁ総じてめんどくさい。
 
こんな感じで、好きな物事だったとしても頭からしっぽまで愛せるということは非常に稀だ。
好きな部分に関しては最大級のパワーを発揮できる反動からか、嫌いな部分、めんどくさいと思ってる部分に取り組む際の集中力のなさ、パワーの低さ、効率の悪さには、我ながら呆れることがほとんどである。
このように、「嫌いなもの」も「苦手なもの」も、大人になってもちゃっかり存在している。「ピーマンも食べなさい!」とか言ってる当の大人が、「嫌いなもの」、「苦手なもの」だらけなのである。
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大人も使える秘技「みじん切り」と「はさみこみ」
2号機の件に話を戻すと、ネギもナスも最終的にはニコニコしながらそのまま食べられるようになってほしいとは思う。でも、そこに至るまでのプロセスで、「苦手だけどなんとか食べられちゃった」という段階を親として作ってあげるのは、とても大事なことなんだと今回気付かされた。
放っておいて本人が乗り越えるのを待つのもアリではあるが、それまでに本当に嫌いになってしまったら、元も子もない。大人になってもずーっと食べられないままになってしまう。
その前に、「あんた、気づいてないかもだけどいつの間にかネギとナスの壁を乗り越えてたのよ」と言ってあげられるぐらいのステップを用意してあげる。それが、今回奥方が見せた調理法だった。どの家でもやってることかもだけども。
 
大人も基本原理は一緒だと思う。
「嫌いなもの」も「苦手なもの」もあるのだから、それをそのまま食えというのはあまり賢い方法とは言えない。克服するまでに嫌いになってしまったら人生全体で見て厄介になるものもたくさんある。
例えば、一般的に第2象限(緊急ではないが、重要な事柄)は人生にとって有益であると考えられている。読書や健康管理やトレーニングや勉強やetc.。僕にとっては、文章を書き残すこともここに入る。
これらは、今すぐのなにがしにはつながらないことが多いが、しかし5年10年と積み重ねることによって、大きな差、ビジネスで言えば巨大なる参入障壁となる。つまりは本来ならば喜んでやるべき領域だ。
 
にも関わらず、この第2象限に関わる領域は総じてめんどくさい。
今すぐやらないとクビになるとか、今日中にやらないと叱責をされるとかではないから、どうしても後回しになる。ランニング一つとっても、走ってる最中はあんなに気持ち良いのに、わざわざ時間をとって走り始めることのめんどくささたるや・・・。
よほど意識をしていないと、気づいたら年単位で走ってない、数年間トレーニングしてない、もう何年も本なんて読んでない、なんてことになってしまう。これがネギやナス程度の話で済むのならまだ良いけれど、実際は人生の質の大きく影響してきてしまう。しかもよくない方に。
大人になっても嫌いと苦手を突き通してたら、しかるべきときに壁をぶち破れなくなってしまう。
 
これを克服するための武器が、3歳児御用達の「みじん切り」であり、「はさみこみ」となる。
嫌いな書類仕事は、隙間時間に5分とか10分とか細かく刻んで入れ込んでしまう。ジムにわざわざいくのはめんどくさいので、コピーや印刷をしている間に腕立てをしてしまう。オフィスでは奇異な目で見られるが、これが一番効率が良い。
経験上、嫌いなアポ取りはテンションが上がる仕事の合間にやってしまうと、はかどる。気分が乗らないときは、テンションが無駄に高い人間に挟まれていると、だんだん自分もそういう気分になってくる。
 
いつも思うのは、我々大人は子供に比べて大幅にロジカルシンキングが発達しているのだから、「嫌いなもの」や「苦手なもの」にも、ある程度はロジカルに立ち向かえるのじゃないだろうかということ。
自分の意に沿わない物事に対しての感情の反発は生理反応ゆえに抑えられずとも、それをどう解釈し、あるいは調理し、少なからぬ程度に自分のコントロール下に置いて状況を前に進めることができるか。大人になったんだから考えようよということである。
そのための一つの参考に、「みじん切り」や「はさみこみ」は自分の感情マネジメントの一つの手法として、普段から活用していきたい。ちなみにブログは筋トレをしたあとだとやたらはかどるんだけど、これも多分同じ。
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