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退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

大規模な悲劇を引き起こす、4つの「愚かな◯◯」について #1466

time 2019/01/20


 

遅ればせながら、歴史書としては異例の60万部超えを果たしている、百田尚樹氏著の「日本国紀」を読んでいる。本日は中身にはほとんど触れないけれど、読後の感想をば。

相変わらず歴史のエントリー本としては素晴らしい出来で、「日本人でよかった」、「日本人てすげぇ」、「日本人ハンパないって!」と思わせてくれる場面が数十に及ぶ。百田尚樹氏の他の著書に関しても、個人的にはとても好きな作品が多いのでぜひ読んでみてほしい。

 

今回読んだのがこちら。

 

自国の歴史に世界一興味がない日本国民の入門書。歴史を知ること、自己の系譜を知ることの重要性について考えさせられる。泣ける。ちなみにこれを機に調べたら、うちのひいひいじいちゃん?ぐらいの方は、なんと海軍少将ですた。

 

ご存知出光興産をモデルとした物語。こういうマッチョな漢たちのおかげで、今の僕たちがある。

 

数年前に流行ったSEALDsが言ってた通り、「隣国が攻めてきても俺が酒汲み交わせばめっちゃ仲良くなって説得できるっしょ!」と思ってる方はぜひこちらを読むべし。占領下で急造された憲法をありがたがり、軍を軍と認めず、他国の善意に期待して国防を運営することがいかに危ないことか、よく分かる。

 

囲碁ファン必見の書。仲邑菫さんが史上最年少プロ棋士に登録されるニュースと合わせて読むと、どれだけ囲碁界(将棋界も)が凄まじい世界かよく分かる。信長、秀吉、家康ともに囲碁を嗜んだと言われているが、個人的にはあの短気で名高い信長が囲碁をやっていた(しかも五段ぐらい?)という点に注目している。わざわざあの信長がやるほど具体的な効能がある競技だったということだろう。

 

少し角度を変えてこちら。悪名高い「自費出版」の闇を暴いている。とりあえず、「出版しませんか?」と言われて舞い上がったところに、続いて「お金がかかります」と言われたら、例外なく自費出版であり、詐欺に近いビジネスであることは知っておいて損はない。これからはそれなり以上の経験と知識を持つ有能シニアが狙い撃ちにされると思われる。

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大規模な悲劇を生む、4つの諸悪の根源

百田尚樹氏に関しては、毀誉褒貶が激しい。基本的に「日本最高&嫌中嫌韓」をスタンスとする方のため、「よくぞ言ってくれた!」という熱心な信者もいれば、「右翼だ!」という人たちもいる。そしてなぜか沖縄県の人たちを敵に回している。

僕自身の評価はと言うと、「よくわかんないけど歴史に関心持たせてくれてありがとー!」といったところである。歴史の性質上、勝者が全てを決める世界であり、本当の「史実」なんてものは発掘のしようがない。

それでも、日本人に希薄な「自国の歴史に興味を持つ意識」を喚起させたら日本一の著者だと思っているので、そういう意味での存在価値はこの上ないほどありがたい。

ただし現在「日本国紀」に関してはwikipediaコピペ疑惑や、史実と異なるなどの指摘もあり、本当のところはよくわからないので丸呑みは厳禁である。不思議なことにアマゾンで「日本国紀」の批判をしている人の多くが、どうやら本自体を買ってなさそうな勢力であることは全く腑に落ちないけども・・・。

 

そんな前提で読んだ本書ではあるが、とはいえやはり歴史に通底するルールのようなものはある気がしている。「南京大虐殺はあったのか」や「コミンテルンの陰謀はどこまで本当なのか」といった話には今もいくつものシナリオがあり、そのどれも又聞きレベルでしか確認できない僕には、真偽のほどを確かめる術はない。

がしかし、そういった個別具体の歴史の真偽は確認することができずとも、全体に流れる原理原則、方程式のようなものは見えてくる。今日はそれについて触れたい。

 

具体的には、それなり以上に大規模ないわゆる「悲劇」が起こるとき、次の4つの「愚かな◯◯」が原因となっていることが多い。犠牲者の数の上では戦争が一番分かりやすいが、下記4つがその惹起の直接の原因となっている。

1、「愚かな政治家」

2、「愚かな軍部」

3、「愚かなメディア」

4、「愚かな大衆」 

がそれである。愚か界のファンタスティック・フォーだ。

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もうあまり怖くないもの、いまだに怖いもの

「愚かな政治家」に関しては、現代日本ではあまり心配していない。国家を危機に導くような「愚かな政治家」の大半は独裁政治から生まれるものであり、今の日本で制度的にそれは許されていない。

安倍首相を「独裁だガー!」と非難する向きもあるが、独裁者というのは秘密警察や拷問とセットになって初めて輝くものであって、安倍さんが仮にホンモノの独裁者だとしたら、少なくともそう非難している人たちは今頃ウイグル地区よろしく強制収容所に入れられているはずだ。

あんなに優しい独裁者なんて、見たことがない。失言ばかりでstupidな政治家はたくさんいるが、国全体を危機に陥れるcrazyな政治家は権力を握りくくなっている。チャーチルが「民主主義は最悪だが、それ以外の政体よりはマシだ」と言ったのもうなづける。

 

「愚かな軍部」についてもあまり心配の必要はないと思っている。今の自衛隊は目隠しをされ、後ろ手に縛られて猿轡をはめられているSM状態なので、暴走のしようがない。

「シン・ゴジラ」でも明らかになったように、たとえ怪獣ゴジラが現れても、おいそれと部隊を派遣したり、ミサイルを打ち込んだりとかができないのが今の自衛隊である。ここだけは戦中の反省が生かされていて、軍(自衛隊は軍です)の統制が利いているが、あまりに束縛しすぎなのでこれはこれでかわいそう。

つまり、現状「愚かな軍部」が生まれる脅威はない。戦前のように、軍部が政治にも口を出し、軍事政権一歩手前まで行ったり気にくわない政治家を暗殺しまくるなんてことは、今の日本では考えられない。

 

「愚かなメディア」に関しては、残念ながら絶賛現役のままである。

直近で言えば、都内のとある高校で「教師が生徒を殴る」という事件が起きた。昨今のパワハラ、暴力根絶の論調から言えば間違いなくこの教師に鉄槌が降るべきところなのだけれど、どうもきな臭い。

▼殴られた側の生徒がそもそも服装のルールを守っていない。平時から授業妨害などの問題児。

▼それを注意した教師に対して、生徒が罵詈雑言の嵐で挑発。(映像は調べればいくらでも出てきます)

▼それをタイミングよく撮影している生徒がいて、「ツイッターで炎上させよう」と言っている。

▼生徒が殴られた瞬間に他からタイミングよく「観客」が止めに入る。

▼教師は普段から教育熱心で知られていた。

情報をまとめると、どうやら教師はハメられた側のようだった。殴ったのは良くないが、僕個人的には「こりゃ殴られるよお前」と生徒に言ってやりたいような内容だった。

 

この事件について、いくつかんメディア(主にテレビ)では、教師が生徒を殴りつける場面だけを切り取って放送していた。それに対して毎度おなじみの付加価値皆無な正義面した素人コメンテーターたちが、当然のことながら正義マウンティングの嵐。

最終結論がどうなるかは、まだわからないけれど、中国のウイグル地区蹂躙についてはほとんど報じないのに芸能人のどうでも良い不倫騒動ばかり流したり、中韓朝との安全保障に関わる論議については大して流さないのに視聴率の取れる羽賀研二に関しては繰り返し放送するのがメディアのやり方。

メディアが劣化したのか、昔からそうだったのかは定かではないが、戦前戦中戦後と悲劇を量産してきた責任のかなりの部分は、暴走したメディアにあると僕は思う。どっかから拾ってきた風刺画ながら、この写真がメディアがやってることのイメージとしてはとても近い。

高給をもらいながらクソ仕事をするのではなく、ノーブレス・オブリージュを意識して仕事をしてもらいたい。みんなテレビ東京を見習え!

 

最後の「愚かな大衆」については、僕たち一人一人の問題である。

「愚かなメディア」が煽る側ならば、「愚かな大衆」は安易にそれにノセられる側であり、どっちもどっちとしか言いようがない。むしろ、ほとんどの国民がメディアに関わらない仕事をしている現状を考えれば、メディアがどれだけ民度の低い発信をしていようが、それを真に受けない強さを一人一人が持つ必要がある。

が、上記の高校の事件に関して言うならば、メディアの偏向報道に加えて、なんと被害者加害者(教師と生徒、どっちが加害者でどっちが被害者なのかは論議の余地あり)の実名や住所、電話番号などがツイッターで公開されてしまっている。オーマイガッ。

晒された個人情報をリツイートしている人もたくさんいるし、コメント自体が生徒に負けない罵詈雑言で民度の低いものが多い。世界がつながるのは良いことだが、ツイッターの一番良くないところが出てしまっているし、残念ながら「愚かな大衆」はどうもSNSの中にはたくさんいるようだ。安全圏からナイフを投げる社会的リンチは、かくも恐ろしい。

 

いつの時代も、僕たち大衆が「まともな大衆」から「愚かな大衆」に転落した瞬間に大事件が発生している。

古来より世界一とされるその礼儀や気遣い、継続力やものづくり力も、なぜかある特定のタイミングで「愚かな大衆」に早変わりするのが日本国民の特徴。過去からの海外の文献には日本の誇るべき精神が称揚され続けているのに対し、時に一瞬で世界一残念な国民に成り下がってしまう。

戦前にはメディアにノセられて戦争万歳モードになり、戦後には一転して戦争唾棄モードになったあの頃の人たちは、申し訳ないけど「愚かな大衆」以外の何者でもなかったと思う。万歳三唱を受けて旅立ち、命からがら無事帰ってきて石を投げつけられた軍人のみなさんの苦労と無念は、いかほどだったことだろう。

 

この辺りは「中庸」を心がけるしかないと思うのだが、それはおそらく教育(と筋トレ)を通じてしかなし得ないものなのだろう。少なくとも自分に関してだけは、「愚かな大衆」にはならないように日々自己省察したいと思っている。まぁ個人としてはすでに愚かなのでこれ以上堕ちることはないだろうと思われ。

反応的な生き方をしないこと、現象と解釈を分けること、7つの習慣的に言えば、「刺激と反応の間にスペースを空ける」ことが、まずはその一歩だと思う。こないだ、久々に怒れる関西系ヤクザ手前サラリーマンにカラまれて危なく気功波の類を打って「きたねぇ花火だ」とかやってしまいそうになったんですけども・・・。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
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