ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

忙しい現代人だからこそ、「反応しない生き方」を身につけるべきだと思う。 #1484

time 2019/02/07


 

(出どころ不明)

現代人は忙しい。働き方改革や生産性向上が叫ばれているので仕事に費やす時間自体はバブル全盛期よりは減ってるかもしれないが、それはそれとして日々触れる情報の処理がとかく忙しい。

総務省の統計によると、1996年から2006年の10年間で、選択可能情報量(リーチできる情報量)は530倍になったと言われている。一方、その間に様々なツールを手に入れた人間の処理可能情報量は、たったの33倍にしかなっていない。統計が古いので、Facebookもインスタもなかった当時から10年以上経ってる今はさらに選択可能情報量は増えていると考えるべきであり、最低でも選択可能情報量は1996年の1000倍にはなってるはずである。

そりゃFB疲れもインスタ疲れもするわい。胃袋が大きくなってないのに食物摂取がめちゃ増えたみたいなもんだから。

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反応しすぎな現代人

触れられる情報量は爆上げすれど、情報処理能力自体はそこまで増えていない現代人はこんな環境下で何をしているかというと、断片的に情報を判断する以外の選択肢を持たない。一つ一つの情報に時間が十分に取れないので、流れてくる案件をパッパッと一部だけ見て判断し、取捨選択している。

当然と言えば当然だけど、ビュッフェの料理を全部一口ずつ食べて移動する、もしくは最悪料理を見るだけ、あるいは匂いだけ嗅いで次に行く、といったような感じになってしまっては、ビュッフェの醍醐味は全く分からない。それと同じである。

 

F1ドライバーが時速300kmで走りながら、路面の状況を見ながら、先ほどから降り始めた雨の具合を勘案しつつ、次のカーブを視野に入れて、後ろに迫るライバルを牽制する・・・なんて離れ業ができるのは、彼らが走りのプロフェッショナルだから。

僕だったら100kmで走っていてもいっぱいいっぱいなのに、目の前に広がる大きな水たまりを避けようとしたら飛び出してきた鹿を撥ねそうになってしまい、慌てて急ブレーキをしたら車輪がロックされてスリップ状態となってガードレールに激突して崖から転落・・なんて事になりかねない。

この場合、大して危なくはないのだから目の前の水たまりにそのまま突っ込むのが正解だったのだけれど、そんなことを言っても後の祭り。実力がないがゆえに種々のトラブルの萌芽に反応しまくった結果として、大惨事を招くことになる。

 

同じことは、情報の取り扱いに関しても言える。我々一般人は、情報の素人である。少なくとも、プロではない。その素人の横を、ものすごいスピードでものすごい量の情報が駆け抜けていく。それら全てを精査して判断する能力は、僕らにはない。というかそれが普通である。

にも関わらずそれら全てに反応してしまっていると、先の素人運転の事例がごとく、時に大事故が起こる。反応すべきでない事柄に反応したがゆえにさらに大きなリスクを背負いこむことになり、一旦事故ると被害が拡大していく。

自分が精通している業界の情報に関して喜怒哀楽や善悪のレッテル貼りを鮮明化するのは別に構わないが、そうではない、あるいはほとんど分からないことにまで衝動的に反応している人があまりにも多い。情報化社会とはそういうものなのかもしれないが、もう少しでんと構えるということを学んだ方が良いのではないだろうか。

勝つべきではない戦にうっかり勝ってしまい、それを以って「アメリカは弱い」と断じてしまった旧日本軍と何も変わらないのじゃないかとすら思う。

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児童相談所のアンケート問題

卑近な例で言えば、最近世間を賑わせている児相(児童相談所)の問題がまさにそれ。父親から虐待を受けていた女児が、死亡するという事件が起きてしまった。

児童相談所からの虐待の有無を確認するアンケートに対して女児が勇気を出して告発したら、そのことを記したアンケートをあろうことか児相が父親に差し戻すということから事態が悪化。最悪の結末を迎えることになった。

本件の詳細はたくさんニュースになっているので割愛するけれど、アンケートをうっかり(なのかどうかは分からないが)虐待親に渡してしまった児相のずさんな管理体制、もっと言えばその「神経」に批判が集まっている。

これに関しては僕も娘を持つ親として完全に同意であり、ニュースの第一報を見た限りでは世間の批判と全く同じことを感じた。虐待親はもちろんのこと、児相の対応も絶対に許せない。それが親としての第一感の意見である。

 

しかし!

こちらの記事を読んで、改めて今回の事件を見つめてみてほしい。少し違った様相に見えてくるのではないだろうか?当該事件を起こした児相個別の問題なのだろうか?担当者個人のポカがなく、この児相がしっかりした体制であれば、防げた事件なのだろうか?

「人間のできる仕事の範囲を超えている」当事者が語る”児童相談所”の実態

この手の話にありがちなように、圧倒的な人手不足のなかでPriority1を決めて膨大なケースを処理しなければならない現場の環境からすると、今回の事件はこの件じゃなかったとしても、防ぐのは難しかったと僕は思う。同じような事件もまた起きるはずだ。

個人個人やその児相の問題ではなく、業界全体の負の部分が一気に表出した形。それは遡れば、子供よりも高齢者を大事にする日本の政治全体の問題であり、責任を負うべきはいち営業所の人間に限った話ではない。

個人的な意見を言わせて貰えば、価値のない高給な仕事が蔓延している一方で、価値のあるこういう児相のような仕事が全く報われない、というのは、ビジネス的な解決が日の目を見ない以上、政治で解決するしかない。(ビジネスモデル的に児相で儲ける、というのはまずありえないし、カネを出す人が善意の寄付以外にいない)

あれだけ大騒ぎして導入したマイナンバーでさっさと全国民の資産と収入を把握し、一定以上の資産や収入を持つ高齢者の年金や医療費を全て子どもに回すぐらいの力技がないと、この問題は解決しない。いつまでも高齢者の票を気にして、次世代を後回しにしている場合ではない。

だったら僕らがやるべきは、子どもに関する諸々に予算を振り向ける政治家をきちんと選び出すことであって、利権政治家や地元へ便宜を図る政治家をさっさと追い出すことである。

・・・というのが事の真相であり、現実的な解なのではないかと思う。感情的に児相を批判しても、何も解決しないし、おそらくこの手の問題はまた起こる。

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メディアの仕事と僕たちの人生は別

メディアの仕事は、ある事件が起きたら事の顛末に関してできるだけ大きく騒ぎ立てることである。ゴーン事件しかり、嵐の引退しかり。少しでも火が付きそうならどんどん着火剤と木クズを放り込んで空気を送り込み、バシバシ炎を大きくしていく。

事の良し悪しではなくそれが彼らの仕事なので、この点に関しては全く問題ない。よくメディアが事件の当事者の記者会見などでバカな質問をして炎上する場面があったりするが、あれを批判しても意味がない。メディアは国民感情の代弁者でもあるので、ああいうバカな質問を国民に代わってやっているだけだ。なぜならそれが彼らの仕事だから。

事件の顛末が徐々に明るみになると、それに応じて燃やし方を変えていく。視聴率が全てではないと信じたいけれど、注目を浴びなければ仕事にならない彼らの仕事は、必然的に最新のニュースをいかに魅力的に見せるかにかかってくる。なんども言うがそれが仕事なので、別にどうこう言う話ではない。

 

が、同じことを僕たち一般人がやっていてはダメだと思う、というのが今日の結論。

ゴーン事件が典型であるように、一つの事件には変数がたくさんあり、それら全てが最初から明らかになっていることなどまずない。ニュースは”News”であり、どんどん新しい事実が明るみに出てくる。真実はたった一つでも、そこに至る道のりはいくらもある。それら全てをフォローして吟味することなど、まずもって不可能だ。

ゴーンが逮捕されてその強欲さに怒り、検察の強引な捜査手法に怒り、日産の利益を吸い上げようとするフランス政府の企みに怒り、国際金融のバグを使ってロンダリングをしようとする悪党に怒る。

事の真実が解明されるのはまだまだ先で、いちいちそれらの情報に反応していたら、ただ疲れるだけだと思うんだけどどうでしょうかねという話。

僕たちが人生で大事にしたいことはもっと別のことであり、そのためには

反応しない生き方

を体得しないとね、と思いますがいかに。朝の番組で加藤浩次やハリセンボンが各種不祥事に怒り散らしてるのは、それが仕事だから。新しい事実一つでガラッと論調を変えるのも彼らの仕事であり、そういう仕事をしているわけではない僕たちは自重すべきと思う。意味ないから。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。