ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

パパカレーを作って改めて気付かされた、「最高速度」と「巡航速度」の違い #1486

time 2019/02/09


 

今日はパパカレーを作った。(左が辛口、右が子ども用甘口)

こういっては何だが、仕事も家事も大して出来ない僕にしては、カレーだけはそれなり以上の偏差値を叩き出せるはずだと自負している。少なくともマラソン大会で食べるカレーよりは美味しいし、ココイチはもとより、下手するといくつかのカレー専門店と肩を並べるんじゃないかと自分で勘違いしてしまうぐらい、結構良い味をしている。

珍獣たちも美味いうまいうまいと言って食べてくれる。以前よりカレーは気が向いたときに作っていたが、ある時からパパカレーなる料理を僕の看板メニューにしようと思い立ち、それ以来、月2回ぐらいのペースで作るようにしている。「ある時」とは、子育てに関する記事を読んでいたときのことだった。その記事には、

父親に関することで、子どもの記憶に一生残るのは”父親の手料理”である。

と書いてあった。なんたるパパ活ライフハック!!!こりゃ作りまくるしかない!看板メニューを設定するしかない!2018年最大の発見の一つであったと言っても過言ではない。「パパが作ってくれたカレーってすごく美味しかったよね」と、死んだあとでも言われたい!

 

それまでも、いつか「パパ嫌い」とか、「お世話になりました」とか言われたときのために、娘に媚びに媚びて生きてきた。ディズニーランドには生後まもないうちから生きまくり、頑張って海外表彰も勝ち取ってハワイの海を見せてやったりもした。

もちろん、「愛してるよ」とか「生まれてきてくれてありがとう」と毎日のようにピロートークしていたし、誕生日がなくても「すみっこぐらし」のグッズを見つけるたびに買ってあげてたりした。ちなみに僕が会社で使っているペンケースとコップは「すみっこぐらし」だ。

しかし、父親の手料理とは盲点だった。いや、大事だとは思ってはいたけれど、まさか一番記憶に残るものだとは。。。それ以来、僕は娘たちの歓心を買うためだけにカレーを作り続けてきた。といっても大した回数ではないのだけれど、太政大臣が仕事やEXILEのライブでいない日はせっせと作るようにしていた。

***

浴びせられた衝撃的な言葉

1号機も2号機もパパに気を使ってか、毎回「めっちゃおいしい!」と言って食べてくれるのは先ほど述べた通り。しかし全体的に家事のスキルが低いあだずに対し、知恵のついてきた1号機はぐさっとくる言葉を吐いてくる。

「こないだパパのつくっためだやまき、まずかったよね」

そうなのだ。目玉焼きが下手くそなのだ。真っ黒に焦げ、変な匂いのする目玉焼きしか今の所作れない。高度なスキルを要求される卵焼きではなく、誰でも焼けるはずの目玉焼きがだ。くそ、痛いところを突いてきやがる。さすがは「何してんの?」と聞くと、「人間生活ぅ〜」と答えてくる小学生。よく見てやがる。あと、そもそもカレーと鍋と焼きそばと焼肉ぐらいしか作れない。

 

それより衝撃的な言葉を吐いてきたのが、太政大臣。僕が作った渾身のカレーを一口食べて、ふ、まぁまぁやるじゃない、みたいな顔をしたあとに、会心の一撃を放ってきた。

「ご飯1回作るのに1時間かけられるっていいわね・・・。」

これは僕にとって衝撃的な一言だった。戦っている土俵が違ったのだ。

(ドラゴンボールより)

 

たまにしか作らない僕にとっての料理は、ただひたすらクオリティを追求するものだった。たまにしか作らないがゆえに、美味しいと言ってもらいたい。パパの料理の記憶を娘たちに刻み付けたい。なんなら、ちょっとイクメンの気分を味わいたい。

そして、そこに時間の概念はない。娘たちとゆっくり手をつなぎながらスーパーで買い物をし、カネに糸目をつけず欲しい食材を買いあさり(といってもひき肉を買いまくるとかだけど)、テレビを見ててもらいながら水中メガネをかけてたまねぎを切り、カレーを作り上げていく。

その工程に、ざっくり1時間ほどはかかる。買い物も入れれば1時間半から2時間はかかっているだろうか。そして、平日を中心に家事の大半を受け持っていただいている太政大臣に、その時間はない。仕事帰りに買い物を10分、ごはんを作るのに20分から30分、せいぜいそんなところだろう。

 

「ごはんを作る」という行為自体は一緒でも、僕が追求しているのはクオリティであり、太政大臣が追求しているのはROT(Return on Time)。繰り広げている競技の種類が実は全く違うということだった。

また、僕が作るのはカレー1品であり、太政大臣殿が作っているのは栄養バランスを考えた3−4品。それを毎日毎日繰り返している。1品で1時間かかる僕と、30分で3−4品作る太政大臣。戦闘力は6倍から8倍も違うことになる。ナメック星で全力を出した時のベジータさんと、マックス力の半分も出せば悟空を宇宙のチリにできてしまうフリーザ様ぐらいレベルが違う。

僕は、生まれて恐ろしさと絶望に涙を流した。

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最高速度と巡航速度

この話は、人生全般にも当てはまる話である。

僕がカレー作りで追求したのはクオリティであり、それはすなわち「最高速度」のことだ。自分の持っている全力を出し、100%の力で以って物事に当たる。残心する必要はなく、出し尽くして終わり。これはこれで勝負所では必要になる考え方である。

多くの男性はプロポーズの時にこの最高速度を出すのだろうし、これぞというデカイ案件のプレゼンのときも最高速度を出さねばならない。ここで決める!というときはもれなく最高速度を惜しげも無く出せば良い。後のことなど考える必要はない。

どれだけ時間をかけても良いし、どれだけお金をかけても良いし、どれだけ思いを込めても、どれだけ渾身の力を費やしても良い。それが「最高速度」である。

 

一方、太政大臣が日々追求しているのは「巡航速度」である。

子どもの将来を考えれば栄養バランスを気にする必要があるからコンビニ飯は原則選択肢に入らない。(入る人もいるかもだけどうちでは入らない。)しかし仕事をしている以上、お迎えから寝かしつけまでのなかでご飯作りに割ける時間はない。畢竟、毎日できることレベルで速さと質の両面のトレードオフを気にしながら追求することになる。

普段の仕事でも同じで、たとえば営業の人間が事務仕事や経費精算に命をかけてもしょうがない。自分が勝負所に力を出せるように、なるべく疲弊しない形でこれらの業務を進める必要がある。飲み会に全力を注いでいたはずの人間が、社会人になってしばらくして終電で帰るようになるのは、飲み会で出すべき力を最高速度から巡航速度にシフトさせたからだ。

毎日毎日繰り返すためにはいかに時間をかけないか、労力をかけないか、お金をかけないかを追求すべきであり、それらリソースとのトレードオフのなかで最大限の成果を求めるのが、「巡航速度」である。

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メッシは「最高速度」に振り切っている

この話はバルセロナFCでプレーする世界最高のサッカー選手、リオネル・メッシを見ていると非常にわかりやすい。

FCバルセロナ

 

メッシの「巡航速度」は実はめちゃくちゃ遅い。ディフェンスはほとんどしないは、90分の試合中のほとんどを歩いているわ、ある試合でダッシュしたのはたったの100mだったという説もある。サッカー選手にあるまじき、と言っても過言ではないほど、走らない。

その代わり!誰もが知っている通り、メッシを世界最高の選手足り得るプレイヤーに押し上げているのは、その得点力である。通算400ゴールという途方も無い記録を打ち立て、クリスティアーノ・ロナウドならともかく、ネイマールでは無理な記録だ。

 

その得点のほとんどを、30代に走ってからのメッシはショート・スプリントで得ている。ここぞという瞬間だけ「最高速度」を出し、ほんの数歩で相手を置き去りにしてボールをゴールに収める。20代の頃は50mぐらいドリブルして相手をきりきり舞いさせながらゴールを奪う、という芸当もしょっちゅうしていたが、フィジカルのピークを過ぎたあとは必要なところで必要な力を出すというスタイルにシフトした。

これにより怪我をすることが少なくなり、長く活躍することができている。超一流の座にかれこれ15年近く居座ることが出来ており世界最高どころか歴代最高の選手だと言っても過言ではない。たぶん、メッシを超える選手はもう出てこないのじゃないだろうか。

カレーひとつに「最高速度」を出している僕とは、雲泥の差どころか超人とミジンコの違いだなと、いつも思う。いや、ミジンコにすら失礼か。。。

ちなみにこのブログは完全に「巡航速度」で書いているので、クオリティを追求できてない点はご容赦のほど。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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