ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

スリム部というライバルについて

time 2014/01/21


以前、俺が部長を務めるDe部について紹介した。入会希望者が殺到していたが、このエントリを境にあまりの入部条件の厳しさに、一気に希望者は激減してしまった。引き続き自らの体型と体脂肪率に自身のあるキミの入部をお待ちしている。
 
さて今日は、我々De部への対抗措置として間接的にその誕生を余儀なくされた勢力、スリム部について、紹介しておきたい。基本的にDe部から見た時の敵対勢力なので、著しく公正を欠いた描写になってしまうが、そこは勘弁されたい。『ヤツら』、もしくは『きゃつら』など、貴族出身の俺としては不適当な言葉を使ってしまうかもしれない。俺の家系は今は平民だが、そもそもはと言えば、『落ちぶれても元上流階級』なのだ。
 
 

◆De部へのアンチテーゼとしての誕生

80kgを越えて肥えた漢たちが、脂肪だの邪魔だのと蔑まれることに反発し、とあるきっかけでDe部を設立することとなり、ようやく市民権を得たときゃっきゃきゃっきゃいってるときに、物欲しそうにこっちを見ている『ヤツら』がいた。仕事や人種は違えど、『ヤツら』には共通項があった。言うなれば、『痩せて』いた。『スリム』だった。
 
男子が5人いてもその全員がタクシーに乗り込めるほど細い『ヤツら』は、果たして自分たち自身も組織をつくることを決意したようだった。何もしないと、De部の圧力に屈することになると思ったらしい。そうして、De部の設立とほぼ時を同じくして、そしてDe部へのアンチテーゼとして、スリム部が生まれた。
 
独裁制に対する民主共和制の誕生が歴史の必然だったように、共産社会主義に対する資本自由主義の誕生が歴史の必然だったように、重い塊だけが集まって乱れつつあった重力場に均衡をもたらすため、軽い塊が集まることもまた、歴史の必然だったように思われる。
 
ただ、言わせたもらうと、オードリーの春日に対する若林が、アンタッチャブルのザキヤマに対する柴田が、『じゃない方芸人』と揶揄されるのと同様に、スリム部もまた、De部に対しての『じゃない方部』に過ぎないということだけは付け加えておきたい。De部が集まることによって溢れた『De部じゃない』細身の男たちが、仕方なく万有引力の法則に従って集まっただけなのだ。
 
なお、スリム部はその設立経緯のせいか部長、副部長などの序列を設置せず、共和制を敷いている。『一番軽いヤツが偉い!』などと、生命を脅かしながら競うような愚はしないことにしたようだ。
 
 

◆スリム部の入部条件

敵対勢力だからよくわからないが、公表されている最大公約数的な条件を列挙すると、以下のようになる。
 
①体重50kg~65kgまで
②体脂肪率15%以下
③フルマラソンに申し込んでいること(目標タイム3時間半切り)
④自分と同じような体型の人間が5人集まっても問題なくタクシーに乗れること
⑤配偶者/彼女との体重差が10kg以下であること
 
ちなみに俺は、高校3年の一番運動している時、身長は今と同じで確か63kgだった。中一のときはもっとスリムで、153cm38kgのとてもかわいい男の子だった。今は87kgある。エスカレーターとエレベーターは大好きになった。
 
 

◆スリム部のメリット

所詮は二番煎じのスリム部だが、それはそれで入部することに意味も意義もあるように思える。例えば以下だ。
 
①食費がかからない
高度経済成長期において、サラリーマンの所得は10年で倍になった。レジャーも繰り上げ返済も、一生懸命働いてさえいれば所得が倍になったのだから、お茶の子さいさいだった。しかし今はそういう時代ではない。誰もが、限られた所得の中での生活を強いられる。そんななか、スリム部は皆、校庭の隅にある小屋の中のうさぎのように、毎日レタスやにんじんをかじっている。(と勝手に想像している)余ったお金を自己投資や家族のために使えるのは、大きなメリットになっているに違いない。(痩せの大食い除く)
 
②スリムなだけで評価される
De部は、飽食の時代の犠牲者が集まって設立された。個人が悪いわけでも、能力がないわけでもない。しかし、社会に肥えることを強いられた結果、De部というセーフハウスなくして、俺たちは生きていけなくなった。一方、飽食の時代だからこそ、スリム部はただスリムであるというだけで社会から評価される。これは実に羨ましい。漫然と生きている、ただそれだけで、『ストイックですね』、『35過ぎてその身体は羨ましいです。』などと褒められるのだ。痩せているだけで自分に厳しい印象を与えることは、信頼構築において戦術的ではなく極めて戦略的であると言える。戦う前から信頼されているのだ。
 
逆を考えればわかりやすい。De部を代表する選手の熊であれば、『僕ですか?あ、いや普段はそんなに食べないんですけど、なんていうかその、食べちゃうんですよ、ごはんのあとに、チョコ。それも、気づいたら嫁さんと話しながら食べてたら一袋なくなってるんですよね。なんか損した気分なので、もう一袋開けちゃうんです。』などと、自己コントロール不足を指摘されないために、De部になった原因は外圧や環境のせいだなどと説明をくどくどする必要があるが、そもそもその説明自体が極めて言い訳がましく、人としてユルい印象を与える。
 
③狙撃されにくい
小学生の昔、俺は住んでいたマンションの駐車場で遊んでいた。そしたら、何者かに2階あるいは3階からBB弾で狙撃されたことがある。きっと近所の悪ガキ大将なんだろうが、そのときの屈辱は忘れない。さて、人間は忘却の生き物である。今の平和は、先人たちがたゆまぬ努力をした結果の産物であることを忘れ、多くの人は自動販売機から出てくるコーラのごとく、当たり前のものとして捉えている。いつなんどき、世紀末の修羅の時代が来るか分からない。『ヒャーハハハ!』といってボーガンや銃を持った悪者が現れるかもしれない。そんなときに、スリムであることは、すなわち命を守ることにつながる。的が小さいからだ。また、ボーガンや銃以外にも、物理的な枠を超えてDe部は被弾することがある。例えば満員電車。スリム部は最後の一人として悠然と乗り込むことも可能だが、その最後の一人がDe部の人間だと、乗客のほとんどが舌打ちをする。謂れのない蔑みを受けることになるのだ。
 
④マラソンが速い
すっかり触れるのを忘れていたが、スリム部はフルマラソンを走る。そして、ひとたびちゃんと練習をすれば、極めて速いスピードで走ることができる。De部の俺たちとの平均体重差は約25kg。これは、1kgあたり3分差がつくと言われるフルマラソンにおいては、絶望的な差なように思える。(ちなみに初フルマラソンにおいて、De部対スリム部の対決は、De部の圧勝)勝負するにあたってハンデをくれといつも言ってるのだが、『いえ、それは経済合理性がありません』ときっぱり断ってくるあたり、極めて資本主義なヤツらだ。
 
⑤資源の集中投資ができる
人生は加齢との勝負である。特に男子の場合、これからは『ハゲ』、『デブ』、『クサイ』の加齢三重苦との戦いになる。このうち、スリム部は『デブ』を将来の目標設定から外すことができるため、『ハゲ』と『クサイ』対策だけすればよいことになる。資源を集中することで、競争力を強化できるのだ。また、間接的にはスリムであることによって皮脂が頭皮に問題を起こすこともなく『ハゲ』からより遠のくことができ、『デブ』=『クサイ』の魔の方程式からも逃れることができる。生きる上で良いことづくめなヤツらを、一度も羨望の目で見なかったかと言えば、それはウソになる。
 
 

◆スリム部のデメリット

悔しいからデメリットも列挙しておく
 
①抱き心地が悪い
男も女も、抱き心地は大事だ。何故プーさんやゴマちゃんのぬいぐるみがヒットしたかを考えてほしい。それは、抱き心地がすこぶる良いからだ。スリム部にはそれがない。フルマラソンの後に感動して抱きしめても、まるで爪楊枝にベアハッグをかけたようで、とてもつまらない。
 
②ゴールキーパーに向かない
カンポス並みの身体能力がない限り、ゴールキーパーに向かない。ゴールがスカスカだと相手に勇気を与えてしまう。以上。
 
③エアバッグ機能がない
熊はたぶん、車に轢かれてもある程度までなら無傷だと思う。しかしスリム部の面々は、むき出しのiPhoneのように、とかく衝撃に弱い。次藤くんにショルダーチャージされただけで悲鳴をあげた翼くんのように、すぐヒビが入ってしまう。
 
④フルマラソンのモテパが低い
モテパ、それは、何かに取り組むにあたって第一に考えるべき要素。フルマラソンに挑戦するのは結構なことだが、我々De部に比べると、彼らのフルマラソンにおけるモテパは著しく低い。
 
 
まとめると、いわば飽食の時代の犠牲者がDe部だとしたら、その犠牲者を嘲弄する存在がスリム部なのだ。肉肉しい俺たちが悪いのかもしれないが、憎々しいヤツらだ。
 
 
ま、色々言ったが、デブ全員の総意としては、

スリムって羨ましい

ということである。

 
世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただけたことを感謝します。
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!
 
 

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。