ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

De部でサブ4なフルマラソンの軌跡 Vol3

time 2014/02/02


皆さんこんぬつわ、De部のFounder&CEO、主将の羅王です。人生観を変えた初フルマラソンから2ヶ月半。先日、ついに2回目のフルマラソンにてサブ4(4時間切り)を達成しました。一番速いわけではなかったけれど、もしかしたら一番重いサブ4ランナーかもしれないので、87kgのか弱い男児の感動と感謝の軌跡を記しておきたいと思います。
 
※主な登場人物
 
元帥:ランの師匠。ミケランジェロの白いダビデ像を黒に塗り直して、ハイシャイン仕上げにしたような御仁。税理士、IT、トライアスロンのスペシャリスト。人格者だが、自分よりフルマラソンを速く走る人間はキライ。ランクラブのメンバーをしきりに本業のトライアスロンに誘っているが、人格者なのに断られ続けている。極低周波ボイスなので、あまり遠くの人に話しかけるのは得意ではない。
 
熊:De部の共同経営者であり、ライバル。De部副主将なのに、自分よりはるかに小柄で細いヤツを風避けにしてハーフマラソンを走ろうとする。この例でお分かりの通り、たまに全く意味のない不合理なことに神経を費やして、勝手に疲れるクセがある。マスコット&マッチョの合わせ技で’マスコッチョ’を目指している。行動の原動力は全て嫉妬。
 
ザッキー煮:スリム部のライバル。ハーフ1時間30分前半、フルも10回の出場を誇るランクラブ最速の男。ただし速すぎて、元帥閣下からは不興を買っている。まだ若く、会計士というあまり営業力を必要としない仕事をしているためか接待観念に薄く、あさってのタイムをたたき出してランクラブからたたき出される日も近いと俺は見ている。
 
 
【あらすじ】
とにもかくにも膝を痛めた俺。恐らくはリタイヤの確率60%以上。それぐらい痛い中でも、しかし俺は、諦めることを諦めて、レースに全力で臨むことにした。
 
 
 

【寝坊してしまった、しまった!】

 
前回のレースで元帥閣下にキツくキツく言われていることがあった。
 
『朝はレースの5時間前に起きて、4時間前には食事をして、私の自宅の方に敬愛と忠誠のお祈りをし、そしてレース1時間前まで餅を7つ食べるように。マラソンは食べるスポーツであって、そして兵站のスポーツです。』
 
レースは10時半開始だが、勝田という茨城県の奥の方まで行かないといけないので、8時には上野駅を発たねばならない。起床は5時半、食事は6時半、これが相場だ。
 
しかし起きたら7時過ぎ。荷物をある程度昨夜のうちに準備しておいたとはいえ、これでは元帥閣下のご自宅方面へのお祈りの時間もない。
 
厳禁と言われる香辛料たっぷりのカレーを2分でかきこみ、うっかり餅を一つも携帯することなく、色々と忘れ物をしながら無理やり出発した。
 
初フルだった湘南国際の時には完璧だった準備が、今回は散々だ。だが、この程度は想定内。というか俺にとっては『ある問題』以外はぶっちゃけ全て想定内。
 
寝坊しようが忘れ物をしようが、はっきり言ってどうということもないのである。そんなのは所詮はクリリンに切られたベジータの尻尾である。また生えれば無問題なのだ。
 
それはなぜか?
 
そう、俺は『アナリスト』だからだ。
 
 
 

【前門の虎、中門の龍、そして肛門の狼】

通常、マラソンランナーが直面する問題は、ただ一つである。そう、レースそのものだ。
 
42.195kmは本当にきつい。
 
肌感覚だが、特に初のフルマラソンでは、最初の10kmを2回走ると20kmに到達し、それまでの倍はツライのが30kmまでであり、それまでのさらに倍はツライのが40kmまでであり、それら40kmまでのツラさの総量を、残りの2.195kmのツラさの総量が上回るのが、フルマラソンのスゴイところだ。
 
習ってきた方程式がなんの役にも立たない。これはレースという前門の虎だ。
 
 
 
ただ、De部の場合は、そこに『体重』というハンデが加わる。
 
1kgあたり3分タイムが変わると言われるほど、長距離を走り続けるマラソンにとって、体重というのは大事な要素だ。かつ膝や大腿への負担もハンパではないため、筋繊維の破壊が異常なスピードで行われることになる。
 
補給が要となる所以だ。過体重選手のほとんどが、42.195kmを走りきることが出来ないのは、上記のように幾何級数的に負荷が増していくことに、身体が耐え切れないからだ。
 
De部の多くは、この中門の龍と戦うことになる。俺の膝もコイツに悩まされている。
 
 
 
そして俺の場合は、そこにさらに肛門の狼との戦いが待っている。
 
アナリストな俺は、要するにお尻が緩いのだ。いや、正確に言えば緩いのはお腹なのだが、この際どっちでもいい。とにかく緩いのだ。
 
これは正直キツイ。フォワードは点を取るのが仕事だが、そいつにミッドフィルダーもディフェンスもキーパーもやらせるようなものだ。レース中に前を向けと言われても、なかなか難しい。いつもリスクが気になってしまうのである。
 
 
 
ただ、今回の俺は違う。アナリストとして、過去の敗因をきちんと分析してきた。前回の湘南国際マラソンで、第一次~第三次OPP(おなかPP)大戦を経て、大惨事は免れることが出来た。その経験を活かし、今回は噛まずに飲めるサプリメントタイプを、服用限度を超えて服用してドーピング状態にすることで、乗り切ることに決めた。
 
そして不安が重なっていた膝には、テーピングをぐるぐる巻きにして、さらにはロキソニンを投下して乗り切ることにした。
 
 
今回のレースのポイントは、前門の虎、中門の龍、肛門の狼だ。そしてコイツらをやっつけるための大上段に位置する戦略が、
 

『テーピングとドーピング』

 
だ。
 
もはや実力もへったくれもあったもんじゃない。勝てばいいのかと言われれば、そうだと答えるしかない。しかし今の俺に出来ることはこれしかないのも事実。プライドを捨てて、飲んでいる腹痛対策の薬の箱も捨てて、俺は電車に乗り込んだ。
 
先に上野駅で待っていたザッキー煮は、今回サブ3.5(3時間半切り)を狙っているらしく、事実最も実力的にそれに近い男であるため、ある種の風格を漂わせながらレースに臨んでいた。が、俺は思った。
 
『マラソンは数値じゃねぇ。B/SでもP/Lでもねぇ。内蔵脂肪と皮下脂肪の積だ。絶対ギャフンと言わせてやる。俺より25kgも軽い身体に生まれたことを後悔させてやる』
 
いざというときはこの男にショルダーチャージをしてでも、勝つことを心に決めた俺だった。マラソンでショルダーチャージが禁止されていることは、小学校で習わなかった俺は、沸々と湧いてきた闘争心を、抑えきれなくなりつつあった。
 
 
~続く~
 
 
世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただけたことを感謝します。
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。