知人の親しい人がブラック企業にお勤めということで、あだずが普段考えているブラック企業をブラックたる認定するためのポイントについて、シェアしときたいと思います。
一口にブラックと言っても、様々な切り口から見たブラックがあるはず。ここがブラックだったらアウトと思っていいですよ、というあだずなりの基準をご紹介します。法的な解釈云々ではなく、独断と偏見に塗れてます。
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1、労働時間が長くて、報酬が低い
これは多分誰でもそうだと思うであろうポイント。労働時間が長いだけ、報酬が低いだけ、とそれぞれが別個に存在してるだけならブラックとは言わないが、この二つが合わさったコンボだと、高い確率でブラックだと言える。
例えば、朝9時から働いて終電を超えるのが状態化していて、それで30歳を過ぎて年収が500万を超えていないようであれば、ブラック認定しても良いと思う。(首都圏の場合。地方はもう少し少なくても良いかも。)
外銀やコンサル、ドクターなどは労働時間は長いが、報われるだけの報酬をもらっているのでブラックとは思わない。何より、職を選べる人たちなのだから、敢えてそこで働いてるとするならば、別にそれはその人の自由で良い。長く働くことで培われる実力も、人生全体を考えれば価値あるものと思う。
 
2、経営者がブラック
経営者が狂っていると、もうその時点でその会社はダメだと認定して良い。別にチェックポイントをたくさんチェックする必要はなく、経営者という立場を抜いて考えたときに、「こいつ人としてマジで頭おかしいな」と思ったら、ブラック認定でよろし。これも感覚的には多くの人が理解してるはず。
中小企業の場合、無能な配偶者や親族を平気で役員に据え置いている経営者は結構いる。これはその時点で経済合理性を理解しない/できない経営者であると証明できるため、ブラック認定行きとなる。
また、社員をモノ扱いする、相当程度以上に大きな声で罵倒する、減ってると思うけどモノが飛ぶ、などは例外なく該当。
 
3、経営者はホワイトっぽいが、幹部がブラック
2に比べると少しわかりづらいが、これも立派なブラック企業の要素。直近の事例でいうと、現場に苛烈な営業を許していたスルガ銀行がこれに当たる。王族である経営陣は、執行役員以下の暴走を見て見ぬ振りをしていた。
経営者がホワイトっぽいことを言ってると会社自体を信じたく気持ちも湧いてきてしまうものの、人権蹂躙型の人間を黙ってマネージャーの位置に置いておき、暴力的なマネジメントを許しているというだけで、同罪とみなして良い。
たまに、その支社だけ、その部署だけがブラックという場合もあるので、その場合は転属でなんとかなる場合もある。
 
4、商品がブラック
価値のないものを社会に展開しているパターン。原価がやたら低く、値段だけは高い羽毛ぶとんをはじめとした、訪問販売系が主にこれに当てはまる。手数料しか考えない銀行や証券会社のノルマまみれの金融商品もこれにあたる。
数多ある商品の中で、「この商品はちょっとなー」、というのはどの会社にもある。しかし、会社から売るべき商品と言われていてノルマが課されているのがその「ちょっとなー」系だったら、ブラックだと見て良い。
顧客へのベネフィットや未来のことなど、つゆほども考えていない。僕がいた組織では、そういう押し売りを強いる風潮が十数年間でただの一度もなかった。そこは誇って良いと思うし、だから僕はこの仕事を続けている。
 
5、売り方がブラック 
会社は良い、商品も良い、しかし売り方がブラックというパターンもあり得る。たとえば、不動産の世界ではこの風潮が色濃く、買わせるべきではない収入の人に、買わせるべきではない不動産を売ってしまう、といった事例がたくさんある。
ある収入層の、収入に占める返済比率は確かに法令上は35%までだが、実際にそのギリギリの線で不動産を販売すると、多くの家計は赤字に転落する。売ってるモノのクオリティは高いかもしれないが、それは顧客の人生の幅を著しく狭める行為である。
 
6、社員の自爆の仕方がブラック 
ノルマ制の弊害。残念ながら、僕が属する保険業界にはこれが多い。僕はノルマのない会社にいるのでこのプレッシャーは皆無だけれど、周りに聞くとバカみたいな自爆をたくさんしている会社の人間がたくさんいた。
目標が高すぎるか能力が低過ぎて成果が出ないのは、致し方がない。しかし、その足りない分を社員に買わせるというのはどうも歪んでいる。実際は買えとは言わず、しかし暗黙の了解で社員が購入することで帳尻を合わせてる企業は、たくさんある。
郵便局の年賀ハガキが典型例。BtoCの企業に多い。
 
7、顧客の捉え方がブラック
「言霊」というのはわりと本当にある話だと思っていて、平時より使っている言葉が、その人の価値観を規定する。その意味では、顧客を「客」と呼んだり「あいつら」と呼んでる会社は、最初はそう思ってなくてもだんだんとそういう目で顧客を見るようになる。
社内的には立派な事業をしている風だが、対顧客に対する想いのない会社は、まずその呼び名からして歪んでいることが多い。
 
8、タクシーの運転手さん、掃除のおばさんに対する態度がブラック 
超個人的に大事にしているポイント。タクシーの運転手さん、掃除のおばさん、はたまた飲食店の店員さんに対する態度の悪い経営者や幹部がいる会社は、ほぼろくでもない。
うちの子には上記人たちには必ず挨拶をさせるようにしている。飲食店の店員さんも、「おいちかったです!ありがとうございましゅ!」と言われると毎回嬉しそうだ。
お金を払う側だからといって横柄な人間がはびこっている会社は、かなり危険。
 
9、辞め方がブラック
「あいつ、最近見なくない?」、「1ヶ月前に辞めたよ」といった感じで、誰がいつ辞めたのかさえまともに公表されない会社は、ブラックに近い。
成果が上がらなかったことをマネジメントやビジネスモデルに帰結させて考える風習が会社上層部になく、「あいつは向いてなかった」の一言で終わらせてまた退職者を量産する。
経営陣の無能は世の中でもっとも唾棄すべきものの一つと僕は信じているが、そういう会社は使い捨てで人が回っていく。
 
10、万里の長城がブラック 
会社の中の雰囲気は良いように思えるが、他の会社、人種と交わろうとすることを過度に規制する会社がある。これはほぼ間違いなく、他と比較されるととてもマズイ事情を社内に抱えているから経営陣がそう判断しているのであって、かなり濃いブラックの可能性が高い。
人間が歴史上過ちを犯してきたのは、ほぼ例外なく閉じた世界での常識が世の非常識となってしまうまでにズレが生じたとき。他部署や社外との付き合いを規制されたら、危ないと思った方が良い。
 
11、経営者の色がブラック
最後はネタのように思えるけど、体感的に間違ってない気がする。松崎しげる級とは言わないまでも、それなり以上に色黒な経営者がやってる会社は、どことなくブラックだったりする。
経営者の自己顕示欲が強く、社員は奴隷であり、報酬の差異がやたら大きく、経営者の半径10mは香水くさい。ほぼろくでもないこと確定なのだが、短期的な業績にだけは優れている場合が多い。
第5ボタンまで空いて金のネックレスしてたら完璧。
 
これら全てをきちんと避けられている企業が、「ホワイト」なのであります。数個ではなく、1個でも該当したら逃げるべし!
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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
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